Google Cloud 認定資格奮闘記 ~Generative AI Leader編~
この記事の続編になります。
Generative AI Leaderについて
Generative AI Leader(以下、GenAI Leader)は、今月公開された新しいGoogle Cloudの認定資格です。こちらの資格については公式で以下のように説明がされています。
A Generative AI Leader is a visionary professional with comprehensive knowledge of how generative AI (gen AI) can transform businesses. They have business-level knowledge of Google Cloud's gen AI offerings and understand how Google's AI-first approach can lead organizations toward innovative and responsible AI adoption. They influence gen AI-powered initiatives and identify opportunities across business functions and industries, using Google Cloud's enterprise-ready offerings to accelerate innovation.
要約すると、
- 生成AIをビジネスに活かすための知識を総合的に問う
- ビジネスレベルのGoogle Cloudの生成AI関連の内容についての理解とGoogleAIファーストアプローチに基づいて組織をイノベーティブな方向にディレクションするための知識を求められる
というところでしょうか。要は、生成AIを利用してビジネス価値を提供できる人材であるための基礎知識を習得するとともに、Google製品をいかに利用するかを身につけることができる資格だと言えます。
PDE受験後からの流れ
5月になりPDE受験が終わり一息ついていたところに生成AIに関する資格が提供され始めたということで、「これは受けねば!」と思い早速受けました!もちろん実務でも生成AIは使っていますし、今後の自分の活動の基礎を確認するためにもぜひ取っておきたいと思い、この度受験することにしました。
勉強方法ですが、今回は以下のようにしました。
- 公式ドキュメントに目をお通し、試験概要を確認する
- スキルブーストを通して、改めて生成AIの基礎知識とGoogle製品について確認する
- 公式提供の模擬試験をとく
- 使える範囲で実際に製品を使ってみる
- 試験ガイドおよび製品情報などに目をとおす
まずは公式ドキュメントに目を通すところから始めました。最近リリースされた資格ということもあり、まだまだ情報リソースが少なかったので、他の試験でも確認はしていたものの特に公式ドキュメントをベースに学習しました。
次に、公式から丁寧なスキルブーストが提供されていたので、一通り実施しました。生成AIやGoogle製品について改めて学習するとともに、要所で出題されるクイズを通して理解度を測りました。
一通り学習を終えた後に、公式提供の模擬試験をときました。もともとMLエンジニアとして活動していたこともあり、基本的な事項については問題がなかったものの、Google製品の使い方などはまだ不安があったため、この後の勉強をした後に再度模擬試験をときました(直前で解いた時は満点を取れておりました)。
その次に実際に製品を使ってみてユースケースなども想像しておりました。今回使っていたツールは以下になります。
- Google AI Studio
- NotebookLM
使っていて特に思ったのは、NotebookLMの便利さでした。こちらは別記事にして紹介しようと思いますが、資料を提供してそれに対して生成AIを適用することで必要な情報をまとめてくれるので、とても便利でした。NotebookLMは試験対策にも利用しており、スキルブーストや公式で提供してもらえるPDFファイルをNotebookLMに読み込ませて模擬問題やサービスに関する質問を作成してもらい、理解度を深められました。
最後は余った時間で試験ガイドや製品情報に目を通しました。各サービスについてとても丁寧にドキュメントを用意してくれているため、理解もすぐできますし実務にすぐに応用できる情報をたくさんキャッチアップできました。
受験結果
今回も一発合格できました。今まで受けた試験とは違い日本語版がまだないので英語での受験でしたが、普段MLエンジニアとして利用している英語レベルで十分対応できたかなと思います。非エンジニアの方にも推奨されている資格だと思いますが、英語力が皆無だと結構厳しい気もするので、ある程度英語に抵抗がない方が受験に対するハードルは低いかもしれません!
受けてみて思ったこと
他の認定資格にも思うことですが、知識だけに終わらず実務に必要な知識をたくさん身につけられると感じました。例えばGemmaをいつ採用すべきかとか、組織の知識を集約するためにどのようにAgentspaceを使うべきかなど、生成AI時代に不可欠なGoogle関連の知識を網羅できます。
まとめ
今回はGenerative AI Leaderを受験したのでその報告をさせていただきました。Google Cloudを利用して生成AIを導入したい方はまずはドキュメントに目を通してみて、ご興味があれば資格に挑戦してみていただければと思います!!
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