Google Cloud 認定資格奮闘記 ~Associate Cloud Engineer編~
私は現職に入るまでに、業務でGoogle Cloud自体は利用してきました。サービスで言うと以下は使ったことがありました。
- Cloud Run
- Cloud Scheduler
- Cloud SQL
- Cloud Storage
- Cloud VPC
- Cloud IAM
しかし、そのこれらのサービスについても初歩的な使い方しか分からず、その他のサービスについては知識もほとんどない状態でした。そこでGoogle Cloudの認定試験を受験することをきっかけとして、どんどん使えるようになろうと考えております。自身はMLエンジニアではありますが、最近はクラウド上でMLシステムを構築することが主流になっていることも考慮し、クラウドつよつよMLエンジニアを目指しています。
その中でまずは入門としてAssociate Cloud Engineer(以下、ACE)をまず受験しましたので、その合格までの過程をまとめてみようと思います。
資格勉強を始めるまで
上記のように、いくつかのサービスは利用経験はあったものの、本当に初歩的な部分での使い方しか分からなかったので、もはや使ったことがないと言い聞かせて、0ベースで勉強しました。
まずベースの知識をインプットするために、こちらの書籍を購入して一通り基礎的なサービスのキャッチアップをしました。
この本はとてもまとまっていてわかりやすかったですが、一周しただけではやはり全然覚えられないですし、例えばDataflowとDataprocの違い、NoSQL系のサービスの違いなど覚えにくいものがあり、数えてはいませんが、何周もしました!(おそらく10周はした気がします)
業務の中で勉強
現職には2025/1から在籍しているのですが、ありがたいことに業務の中でCloud RunやFirestoreなどを使う機会に恵まれ、実践ベースで使い方を知っているサービスがいくつかありました。またwelcome studyとしていくつも課題を設定してもらっていたおかげで、完全に暗記で勝負すると言うわけではなくものによっては実践ベースの理解ができたことも合格につながったと思います。
本格的に資格に向けた勉強
ある程度知識が身についたと感じてきたので公式の模擬問題とUdemyの問題集をひたすら解いていました。公式問題は問題数が少ないですが、逆にその問題は全て合格できるように、何回か間隔を空けて受験しました。UdemyではACE用の問題集がいくつも展開されているのでセールの時にまとめ買いしてひたすら問題を解きました。
試験直前の実力評価
試験前日にももちろんUdemyの問題集とかを解いていましたが、正直正答率が平均しても80%を超えておらずかなり焦っていました。その中で、遅かった気はしますがいくつか意識することを自分の中で回答指針を設定しました。例えば以下ですね。
- IAM系の問題はユーザ個人に紐付ける旨の選択肢は基本答えにならない
- マネージドサービスとbashスクリプト見たいな比較があれば基本的にはマネージドサービスを優先する
- マーケットプレイスを利用するという回答があれば候補になりやすい
ただし、一概には言えないと思うので、あくまで参考程度に列挙です!
試験当日
試験当日はあえて勉強しませんでした。理由は特にないのですが、他の資格試験を受けるときも当日は勉強しない主義だったのでその習慣に従いました(笑)。
テストセンターで受験したのですが、流れもスムーズにでき、テスト完了までスムーズにできました。私はありがたいことに電車ですぐのところにテストセンターがあったのでセンターで受けましたが、家で受験する人は大変なんだろうなと感じました。
試験結果
結果はありがたいことに一発合格でした。正直直前までUdemyの正答率が伸びていなかったのでギリギリで受かった感は否めないですが、まずは一安心です。
試験勉強をして良かったと感じること
これが一番大きいのですが、クラウドガチ勢集団の中でしばらく過ごしていて、会話内容が全然分からずひたすら調べる日々でしたが、最近何を話しているか詳細は分からなくても概要は結構掴めるようになってきました。資格勉強を通して業務に直接活かせているととても実感してます。また、以前は何もかもわからなかった状態から今は漠然とでも何がわからないかがわかるようになってきたので、キャッチアップのペースが早くなってきていると実感してます。
難しかったこと
列挙し始めるとキリがないですが、特に試験問題を解いていて間違えまくった問題の傾向を上げておきます。
- Kubernetes周りの問題(そもそもKubernetes使ったことないので訳がわからなかった)
- gcloudコマンドの使い方(単純に覚えるのが大変だった)
- RDB、NoSQL系のサービスの違いや使い分けに戸惑うことがあった
- データ処理系のサービスの違いやユースケースの分け方が難しい
今も完全に理解できているかというと不安な部分もありますが、自分のわからないことを意識しながら勉強を進めると成果が出やすいと思います。もし同じような試験を受けられる場合は、まずは一通り勉強した後に模擬試験を受けて苦手傾向を掴むといいかもです!。
次の目標
直近の目標はProfessional Cloud Architectを受験予定です。個人的な上半期最終目標はProfessional Machine Learning Engineerの合格です。まだまだ道のりは長いですが、クラウドに強いMLエンジニアになるべく頑張っていきます。
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