miseを使い始めた
今回はmiseを使い始めたので、インストール方法など自分の備忘録を兼ねてまとめてみようと思います。
miseとは?
まず、miseとは何かというと、公式GitHubから拝借すると
- asdfのように、nodeやPython、cmakeやterraform、その他数百もの開発ツールを管理する
- direnvのように、異なったプロジェクトディレクトリに関して環境変数を管理できる
- makeのように、ビルドやプロジェクトのテストのためにタスクを管理できる
要は開発環境を整えるツールなんだなという認識をしてます。最近ではPythonではuvなどが利用されていますが、そのような形でツールを簡単に慣例できるものだと思います。uvについては以下の記事でも紹介していますのでぜひ参照ください。
mise使ってみた
インストール
miseのインストールはいくつかやり方がありますが、私はmacbookでzshを使っているので以下の方法でインストールできました。
brew install mise
インストールした後にmise doctor
を実行してインストール後に何か問題があるかを調べるといいようです。実行すると場合によってはproblem found
と表示されるようなので、表示された場合は指示内容に従って対応します。
nodeをインストールしてみる
まずはmise
でインストールできるnode
のバージョンを取得してみます。以下のコマンドを実行するとインストール可能なnode
のバージョンを取得できます。
mise ls-remote node
実行すると以下のような結果が得られました。
0.1.14
0.1.15
0.1.16
0.1.17
0.1.18
0.1.19
0.1.20
0.1.21
0.1.22
0.1.23
0.1.24
0.1.25
0.1.26
0.1.27
... 途中省略
23.6.0
23.6.1
23.7.0
23.8.0
23.9.0
23.10.0
23.11.0
23.11.1
24.0.0
24.0.1
24.0.2
この結果から、インストール可能な最新のnode
は24.0.2であるとわかります。それでは今回は最新のバージョンをインストールしてみます。インストール方法は以下になります。
mise install node@24.0.2
インストールされたかを確認するために、mise
でインストールされたプラグイン一覧を表示してみます。コマンドはmise list
であり、私の環境での実行結果は以下になります。
Tool Version Source Requested
node 24.0.2
python 3.12.10
インストールしたnode
をグローバル環境で使えるようにする場合は以下のようにすることで実行可能です。
mise use --global node@24.0.2
また、ローカル環境だけに反映したい場合は以下のようにすることで対応できます。
mise use node@24.0.2
試しにこちらのコマンドを利用した上でnodeのバージョンを確認してみると、確かに変更されていることが確認できました。
❯ node -v
v24.0.2
なお、作業フォルダにはmise.toml
というファイルが生成されており、中にはnode
のバージョンが記載されていました。ローカルで作業する場合はこちらのファイルに情報を書くことでmiseが利用するバージョンの管理をするようです。
[tools]
node = "24.0.2"
まとめ
今回はmiseの簡単な使い方をキャッチアップしてみました。公式ドキュメントをみると多数の設定項目やコマンドが用意されているので、使いこなせるようにもっと調べてみたいと思います。
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