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AWS IAM Identity Center(旧AWS SSO)設定手順まとめ

に公開
2026/01/05

AWS で複数アカウントを運用する場合、IAM Identity Center(旧 AWS SSO)を使用することで、アカウント管理とセキュリティを効率化できます。本記事では、IAM Identity Center の設定手順をまとめています。

はじめに

従来は IAM ユーザーを作成し、アクセスキー・シークレットキーを使用して AWS にアクセスする方法が一般的でした。現在では、IAM Identity Center を使用する方法が推奨されています。特に複数の AWS アカウントを運用する場合、IAM Identity Center を使用することで管理が大幅に簡素化されます。

参考: AWS の開発環境を設定する方法


設定手順

IAM Identity Center の導入には、以下の順序で設定を進めます。初めて設定する場合でも、この手順に従うことで確実に設定できます。

1. root ユーザーで AWS マネジメントコンソールにログイン

前提条件

  • root ユーザーの認証情報が必要です
  • IAM Identity Center や AWS Organizations の有効化など、アカウント全体に関わる設定は root ユーザーで行う必要があります

手順

  1. root ユーザーで AWS マネジメントコンソールにログインします

2. AWS Organizations を有効化

目的

AWS Organizations を有効化することで、複数の AWS アカウントを統合管理できるようになります。

手順

  1. AWS マネジメントコンソールで AWS Organizations の画面を開きます
  2. 「組織を作成する」をクリックして有効化します

注意事項

  • すでに AWS Organizations を使用している場合は、この手順をスキップできます

3. IAM Identity Center を有効化

目的

IAM Identity Center を有効化することで、シングルサインオン(SSO)機能が利用できるようになります。

手順

  1. IAM Identity Center の画面を開きます
  2. 「有効にする」をクリックします

重要な注意事項

  • 有効化できるリージョンは 1 つだけです
  • 東京リージョン(ap-northeast-1)での有効化を推奨します
  • IAM Identity Center は一度有効化すると、他のリージョンでは使用できません

4. 許可セットを作成

目的

許可セットは、ユーザーやグループに付与する権限を定義するテンプレートです。許可セットを作成することで、複数の AWS アカウントに対して一貫した権限管理が可能になります。

手順

  1. 左メニューから「許可セット」を選択し、「許可セットを作成」をクリックします
  2. 「事前定義された許可セット」から「AdministratorAccess」を選択し、「次へ」をクリックします
  3. 許可セット名やセッション時間を設定し、「次へ」をクリックします
  4. 設定内容を確認し、「作成」をクリックします

5. IAM Identity Center のユーザーを作成

目的

IAM Identity Center でユーザーを作成することで、AWS へのサインインが可能になります。

手順

  1. 左メニューから「ユーザー」を選択し、「ユーザーを追加」をクリックします
  2. ユーザー情報(名前、メールアドレスなど)を入力し、「次へ」をクリックします
  3. グループ追加はスキップし、「次へ」をクリックします
  4. 設定内容を確認し、「ユーザーを追加」をクリックします
  5. 入力したメールアドレスに送信される検証リンクを開き、「Accept invitation」をクリックします
  6. パスワードを設定し、MFA(多要素認証)を登録します

注意事項

  • ユーザー作成後、メールアドレスに検証リンクが送信されます
  • セキュリティのため、MFA の登録を推奨します

6. グループを作成

目的

グループを作成することで、複数のユーザーに対して一括で権限を割り当てることができ、管理が効率化されます。

手順

  1. 左メニューから「グループ」を選択し、「グループを作成」をクリックします
  2. グループ名を入力し、必要に応じてユーザーを追加します
  3. 作成したグループを選択し、「AWS アカウント」タブから「アカウントを割り当てる」をクリックします

7. ユーザーやグループを AWS アカウントに割り当て

目的

ユーザーやグループを AWS アカウントに割り当てることで、IAM Identity Center 経由で AWS アカウントにアクセスできるようになります。

手順

  1. 左メニューから「AWS アカウント」を選択します
  2. 割り当てたい AWS アカウントを選択し、「ユーザーまたはグループを割り当て」をクリックします
  3. 割り当てるユーザーまたはグループを選択し、「次へ」をクリックします
  4. 許可セットを選択し、「次へ」をクリックします
  5. 設定内容を確認し、「送信」をクリックします

まとめ

IAM Identity Center を導入することで、以下のメリットが得られます:

  • 複数アカウントの一元管理: 複数の AWS アカウントに対するアクセス権限を一元的に管理できます
  • セキュリティの向上: MFA の強制やセッション管理により、セキュリティが強化されます
  • 運用効率の向上: ユーザーやグループ単位での権限管理により、運用が効率化されます

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