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OutSystemsでメールを送信してみた

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OutSystemsではメールを送信することもできます。
この記事では、メール関連が未設定の状態から、とりあえず送信できる状態にするための手順をまとめます。

https://success.outsystems.com/ja-jp/documentation/11/building_apps/sending_emails_from_apps/

メールを送るには

OutSystemsでは、Server Actionsでメール送信専用のSend Email処理を呼び出すことでメールを送信できます。この際、画面作成時と同じように送信内容を記載したメールテンプレートを指定する必要があります。また、SMTPサーバーを用意する必要もあります。

メール文章の作成

メールを送信する際は、メールのテンプレートが必要です。
InterfaceEmailsEmailを追加します。

メールテンプレートの名前を入力してCreate Emailをクリックします。

左ペインからTextをドラッグして、メールの文章を入力します。

送信ロジックの作成

メールを送信するための処理を作成します。Server Actionsに作成する必要があります。

適当な名前でServer Actionsを作成し、左ペインからSend Emailをドラッグします。

送信するメールテンプレートを選択し、送信先などを指定します。

  • To: 送信先メールアドレス
  • From: 送信元メールアドレス
  • Email: メールテンプレート

ボタンのOn Clickイベントに設定したClient Actionから上記のServer Actionを呼び出すようにしておきます。

SMTPサーバーの設定

メールを送信するにはSMTPサーバーを用意する必要があります。
今回は利用されている方が多いと思われる、Gmailのサーバーを利用することにします。

Gmailのアプリパスワードを作成する

現在、GmailのSMTPサーバーは通常ではID/パスワードによる認証はできなくなっています。このため、アプリパスワードと呼ばれるアプリ(用途)ごとに専用のパスワードを発行します。

Google アカウントの管理ページを開き、左メニューから「セキュリティ」をクリックします。
その後「2段階認証プロセス」をクリックして、パスワードを再度入力して認証します。

画面下部にある「アプリ パスワード」をクリックします。

わかりやすい名称を入力後「作成」ボタンを押下します

パスワードが表示されるので、そのまま次のSMTPサーバーの設定に進みます。

OutSystemsにSMTPサーバーを設定する

OutSystemsのService CenterでSMTPサーバーを設定します。

上部メニューAdministration > Emailを開き設定します。

  • Authentication: Basic
  • SMTP Server: smtp.gmail.com
  • SMTP Port: 587
  • Username: 【Gmailのメールアドレス】
  • Password: 【上記で作成したアプリパスワード】
  • Default Sender Email: 【Gmailのメールアドレス】
  • Default Sender Name: 【送信元名称】

メールを送信する

画面上のボタンをクリックして、Server Actionからメールを送信します。
正常に受信できれば完了です。

メールのログ

メールに関するログは、Service Centerの上部メニューMonitoring > Emailsに表示されます。

まとめ

OutSystemsではメールも送信できます。
Server ActionSend Emailを用いるとメールを送信できます。送信内容はInterfaceにてEmailを用いて定義します。実際に送信する際はSMTPサーバーの情報を設定する必要があります。

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