100秒で理解するBun
はじめに
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Bunとは?
Bun とは、公式サイト によると、バンドル、テストランナー、Node.js 互換のパッケージマネージャーを備えた、スピードのために設計されたオールインワンの JavaScript ランタイム&ツールキット のことです。
Bun is an all-in-one JavaScript runtime & toolkit designed for speed, complete with a bundler, test runner, and Node.js-compatible package manager.
(日本語訳)Bunは、バンドル、テストランナー、Node.js互換のパッケージマネージャーを備えた、スピードのために設計されたオールインワンのJavaScriptランタイム&ツールキットです。
...と言っても、これだと難しくてよく分からないですよね。そこで、今回の記事では「Bunとは何なのか?」について、100 秒でざっくりと解説していきたいと思います。
Bunの特徴
Bun には、主に4つの特徴があります。一つずつ見ていきましょう。
特徴①
1つ目の特徴は、Bun が「JavaScript実行環境」であるということです。では、そもそも JavaScript実行環境とは何でしょうか?
JavaScript実行環境とは?
JavaScript実行環境とは、JavaScript を動かすために必要な環境のことです。
例えば、車を動かすためには、エンジンという部品が必要ですよね。それと同じで、JavaScript を動かすためにも、エンジンと呼ばれるソフトウェアが必要です。
このエンジンを始めをする、様々な機能を詰め込んだ環境のことを「JavaScript実行環境」と呼びます。
現在、この JavaScript実行環境には、いくつかの種類がありますが、ここに新しく加わったのが「Bun」という訳です。
特徴②
2つ目の特徴は、Bun には「便利な機能が沢山含まれている」ということです。代表的な機能としては、以下のようなものが挙げられます。
- パッケージマネージャー
- モジュールバンドラー
- テストランナー
つまり、Bun をインストールするだけで、パッケージ管理も、バンドルも、そしてテストも実行できるという訳です!
特徴③
3つ目の特徴は、「とにかく速い!」ということです。
他の JavaScript実行環境(Node.js や Deno など)が Chrome に搭載されている「V8」というエンジンを使っているのに対して、Bun は Safari に搭載されている「JavaScriptCore」というエンジンを使っています。
この JavaScriptCore というのは、V8 よりも高速でメモリ効率が高い傾向があり、これが Bun が速い理由の 1つです。
特徴④
4つ目の特徴は、「TypeScriptのサポートが手厚い」ということです。
例えば、Node.js 上で TypeScript を使う場合、自分で typescript
や ts-node
などのパッケージをインストールしたり、tsconfig.json
を作成する必要があります。
しかし、Bunを使えば、特に何の設定もせずに最初から利用できます。これは嬉しいですね!
おわりに
皆さんも是非 Bun を使ってみてください!
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