Draw.ioでのブロック結線図の作成
draw.ioでhardwareのブロック結線図を書いてみた。初めて使うにあたって戸惑ったことまとめ。
使用ツール
draw.io offile no-installer v27.0.9
ファイルをxmlテキスト形式で保存することができ、外部ツールとの連携がやりやすい。
libraryと配置したshapeの関係
libraryからいろいろなshapeを配置して、結線して図を配置するのが基本。各shapeは元shapeのインスタンスとして保持されているのではなく、各shapeは独立したshapeデータとして保持されてそう。
少なくともxmlファイル上はそうで、libraryは特定の構造をもったshapeデータを作成するショートカットになっている感じ。
Polygonの作成
線で多角形を描いても、線で囲んだ内部を塗りつぶすことはできないよう。Polygonのshapeを作る必要がある。
Basicの8角形をクリックorドラッグして作成する。
選択してオレンジの点を移動させて頂点編集する。
頂点の数の増減
現状では頂点の位置はGUIで編集できるが、頂点数は以下の方法でしか編集できなさそう。
図形を右クリックしてEdit Styleを開く
するとテキスト形式でshapeの定義が出てくる
polyCordsの点の数を変更する
このように頂点数が変わる
polyCordsの座標はShape外形を(0,0),(1,1)とした座標になっている。
外形形状を変えたい場合は、まずshapeの全体サイズを合わせてから頂点位置を編集する必要がある。
頂点編集の禁止
shapeを選択して右側のタブのStyle->Property->Rotatableを外す
Rotateできなくなるだけでなく、頂点編集もできなくなる
Shapeへのテキストの追加
shapeをダブルクリックするとtextを入力できる
文字の配置やスタイルは右側タブのTextで設定する
コネクタ接続点の編集
shaoeを右クリックしてEdit Connection Pointsを開いて編集する。
マウスドラッグで複数点選択できる。
プロパティとの連動
shapeにつけたプロパティをテキストに反映できる機能がある。
右クリック、Edit Dataを選択
shapeにプロパティを追加する。ここでウィンドウの下のPlaceHoldersチェックボックスをいれておく。
テキストを%(プロパティ名)%にする
こんな感じに表示される
プロパティはContainer内のshapeにも引き継がれる。
接続点間の配線
shapeの持っているConnection Point間の結線のやり方。
Connection Point上にマウスオーバーするとConnection Pointがハイライトされる。
マウスの左ボタンを押したまま別のConnection PointまでドラッグするとConnection Point間が配線される。
交差配線の処理
標準では配線を交差させると下記のような表記になる。
交差配線と接続を見分けられるようにするには配線のStyleのLine JumpsをArcとかに設定する。
すると下記のような見た目になる。
子shapeの配置
shapeのStyle->Property->Containerをチェックすると、shapeが子shapeを保持できるようになる。
親shapeを移動した場合、子shapeもついてくる。
左上にexpand/collapseボタンが追加される。
他のshapeをドラッグして中にいれると子shapeとして扱えるようになる。
expand/collapseボタンを消す方法
ShapeのStyle->Property->Collapsibleのチェックを外すとこれを消すことができる。
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