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AI Shift フロントエンドトーク 2024-04

2024/05/02に公開

こんにちは、AI Shiftフロントエンドエンジニアの栗崎(@KK_sep_TT)です。
AI Shiftでは週に1回フロントエンドトーク(フロントエンドに関する情報共有会)を行なっています。今月も様々なジャンルの技術に関する話題があったので共有したいと思います。

先月の内容はこちらです!
https://zenn.dev/aishift/articles/4d5164470612cf

Web、ネイティブ両対応のUIフレームワーク Tamagui

Web (React) と ネイティブ (React Native) の両方で動作する UI ライブラリです。
React を使う開発でWeb、ネイティブ両方の開発を行う場面で重宝しそうです。

https://www.figma.com/community/file/1326593766534421119

https://zenn.dev/kazukix/articles/4951b51ad8187a

signals がTC39プロポーザルに提出された

solid.js, qwik など、最近様々なライブラリで実装されているsignalsですが、JS標準に取り込まれるかもしれません。
この提案の背景として、

  1. リアクティブモデルをレンダリングビューから完全に切り離し、開発者が非UIコードを書き換えることなく異なるライブラリに乗り換えられるようにする
  2. 異なるライブラリで使用できる共有リアクティブモデルをJSで開発できるようにする

ということが書かれています。

アプリ開発者が直接signalsを触るというよりは、主にライブラリ開発者が使用することを想定しているそうです。

https://github.com/tc39/proposal-signals?tab=readme-ov-file

フロントエンドにおけるフィーチャーフラグ標準化のための「OpenFeature Web SDK v1」がリリース

OpenFeature プロジェクトを進めるCloud Native Computing Foundation」(CNCF)が新たにWebアプリケーションのフロントエンド側におけるフィーチャーフラグの標準化を目指すソフトウェア「OpenFeature Web SDK v1」をリリースしました。
低速なネットワークを考慮したキャッシング機能や、フラグ値が古くなったことをアプリケーションに通知するためのイベントやコールバックの仕組みが用意されており、フロントエンドに特化したものになっているそうです。

https://www.publickey1.jp/blog/24/openfeature_web_sdk_v1cncf.html

jsx が高速になるらしい

React 19 から refの予約語をpropsから削除する必要がなくなり、ほとんどのケースでpropsが変更される心配がなくなりました。そこでpropsのcloneの必要もなくなり高速化が実現しました。React 19 ではこの他にも様々な高速化があるので楽しみです。

https://github.com/facebook/react/pull/28768

https://speakerdeck.com/yossydev/fast-jsx-dont-clone-props-object-number-28768

Vercel(v0など自身のサービス)がエッジ(Vercel Edge Functions)でのSSRをやめた

Edgeがdatabaseから遠く、データ取得に時間がかかってしまったことが主な原因だそうです。
https://twitter.com/leeerob/status/1780705942734331983

FigmaからReact component を自動生成するサービス「QUEST AI」

拡張性の高いReactコンポーネントを素早く、簡単に生成できることが強みらしいです。
https://www.quest.ai/startups

Figma Code Connect

実際のコード上のコンポーネントとFigma上のデザイン・システムを接続することができます。
今はベータ版でReactとSwiftUIをサポートしています。
https://twitter.com/figma/status/1780269027912479046

React のルール

React を書く上で守るべきルールについてまとめてあります。特にコンポーネントとフックを純粋に保つためのルールが丁寧に書かれています。

https://ja.react.dev/reference/rules

Next.js 14.2 リリース

Turbopack の local でのパフォーマンス向上、build, cacheのパフォーマンス向上、hydration error message の改善などが含まれています。

https://nextjs.org/blog/next-14-2

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