[webの基礎]Webブラウザ,Webサイトが表示される仕組み
Webブラウザとは
語源:直訳
browse: 閲覧 拾い読み
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Webブラウザは、ウェブページやウェブアプリケーションを閲覧するためのソフトウェア。
テレビ番組を見るためにテレビが必要なのと同じで、
Webサイトを見るためにはブラウザが必要。
一般的には、ユーザーがインターネットを通じてウェブページにアクセスし、
そのコンテンツを表示するために使用される。
■ Webブラウザの主な役割
- "ウェブページやウェブアプリケーションを閲覧するためのソフトウェア"と上記で説明を書いたが、
具体的にWebブラウザの主な役割は以下のものだ。
1. ウェブページの表示:
Webブラウザは、ユーザーがウェブページを閲覧するために使用される。
ウェブページに含まれるテキスト、画像、ビデオ、リンクなどの要素を解釈し、表示します。
2. HTTP通信:
Webブラウザは、HTTPプロトコルを使用してウェブサーバーと通信する。
ユーザーが特定のURLにアクセスすると、ブラウザはウェブサーバーに対してリクエストを送信し、
サーバーからのレスポンスを受け取る。
3. HTML解釈:
Webブラウザは、HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)を解釈してウェブページを構築する。
HTMLは、テキストや画像、リンクなどの要素を定義し、それらをブラウザ上で表示可能な形式に変換。
4. CSS解釈:
Webブラウザは、CSS(カスケーディングスタイルシート)を解釈してウェブページのスタイルやレイアウトを指定。CSSは、色、フォント、サイズ、配置などの要素を定義し、ウェブページの見た目をカスタマイズする。
5. JavaScript実行:
Webブラウザは、JavaScriptコードを解釈して実行する。
JavaScriptは、ウェブページの動的な機能や相互作用を実現するために使用される。
ブラウザはJavaScriptのコードを実行し、ウェブページに対する動的な変更やイベント処理を実現する。
6. セキュリティ保護:
Webブラウザは、セキュリティ上の脅威からユーザーを保護する役割も果たす。
例えば、マルウェアやフィッシング詐欺などの悪意のあるウェブページやリンクを警告したり、
セキュリティ対策を実施したりします。
■ web ブラウザの種類と特徴
- さまざまな種類のWebブラウザが存在し、
主要なものにはGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Safariなどがある。
これらのブラウザは、ユーザーインターフェースのデザインや機能の面で
異なる特徴を持っているが、基本的な機能としては、ウェブページの表示、
ブックマークの管理、検索エンジンの利用などが含まれます。
ブラウザ | 特徴・機能 |
---|---|
Google Chrome | - 高速でパフォーマンスが良い - シンプルなユーザーインターフェース - タブの管理と同期機能 - カスタマイズ可能な拡張機能のサポート - Googleアカウントとの連携による便利な機能の提供 - セキュリティ強化機能(サンドボックス、セーフブラウジングなど) |
Mozilla Firefox | - オープンソースでカスタマイズ性が高い - シンプルで使いやすいユーザーインターフェース - プライバシー重視の機能(トラッカー防止、プライベートブラウジングなど) - 拡張機能のサポート - タブの管理と同期機能 |
Microsoft Edge | - マイクロソフトによる開発 - 高速なブラウジングエンジン(Chromium)を採用 - シンプルでモダンなデザイン - マイクロソフト製品との連携機能(Office 365、Windows 10など) - クロスデバイス同期機能 - プライバシー機能の強化 |
Safari | - Apple製のブラウザ(MacおよびiOSデバイス専用) Windowsでは使用できない - ユーザーインターフェースの洗練性 - 高速なパフォーマンス - 低電力モードの省電力機能 - Appleデバイス間の連携機能(Handoff、共有タブなど) |
Opera | - 多機能なブラウザ - タブのグループ化機能 - 無制限のVPN機能(一部有料) - 広告ブロッカー機能 - スナップショットツールの統合 - カスタマイズ可能なユーザーインターフェース - モバイル版のネイティブ広告ブロッカー機能 |
Webサイトが表示される仕組み
以下のように動いている。
1. ユーザーがWebブラウザに特定のURL(Uniform Resource Locator)を入力。
Webブラウザは、URLを解析し、そのウェブサイトのホスト名を特定します。
2. ブラウザは、ホスト名をDNSサーバーに送信し、対応するIPアドレスを取得。
(このIPアドレスは、ウェブサイトがホストされているサーバーのアドレス!)
3. ブラウザは、取得したIPアドレスを使用しウェブサーバーに対してHTTPリクエストを送信。
4. ウェブサーバーは、受け取ったリクエストを解析し、要求されたコンテンツを取得。
5. ウェブサーバーは、取得したコンテンツをHTTPレスポンスとしてブラウザに返す。
6. ブラウザは、受け取ったレスポンスを解析し、HTMLをレンダリングしてウェブページを構築。
CSSとJavaScriptも同様に解釈され、スタイルや動的な機能が適用される。
7. ブラウザは、ウェブページのコンテンツを画面に表示。
これには、テキスト、画像、ビデオ、リンクなどが含まれる。
ここで出てきた用語の説明
■ DNS(Domain Name System)サーバー
DNS(Domain Name System)サーバーは、
インターネット上でドメイン名とIPアドレスの対応付けを行うサーバー。
- DNS(Domain Name System)とは:
ドメイン名とIPアドレスを対応づけるしくみのこと。
人間が理解しやすいドメイン名(例: example.com)をコンピュータが理解しやすいIPアドレス
(例: 192.0.2.1)に変換する役割を果たす。
■ ドメインとは
ドメインとは、わかりやすく言うと「インターネット上の住所」のこと。
URL(https://narita-airi.com/posts/)のうち「www.xserver.ne.jp」がドメインにあたる。
電子メールを送ったり、ホームページを見たりする時に相手がインターネット上のどこにいるかを
特定するためのもの。
※上記したDNSという仕組みをつかってドメイン名をIPアドレスに変換して通信が行われている。
補足:ドメインの構造
【ドメインの構造】
■ scheme (スキーム)
リソースにアクセスするためのプロトコルや手段を示すもの(通信方法示すもの)であり、
URLやURIの先頭部分に含まれる。
ex. HTTPやHTTPSなど。
■ ホスト名
「ホスト名」はURLの中でドメイン名の前にドット区切り(.)で表されている部分で、
「物理サーバの別名」として「サーバの役割や用途」を表す名前になっている。
ドメインを建物に例えるならホスト名は「部屋」。
ホスト(Host)とは、
ネットワーク上で他のコンピューターやデバイスに対してサービスを提供するコンピューターや
デバイスのことを指す。
ホストは、ネットワーク上で特定の役割や機能を持ち、他のデバイスやクライアントからの要求に応答する。
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