IPアドレスをしる②cider
前回はIPアドレスについて詳しく解説しました。
今回はそこを理解した上で、CIDRについて理解できるようにやっていきます。
IP adressルール復習
- IPアドレスは8ビットで4つに区切り、合計32ビットの2進数で表されている. (IPv4)
=> よって、表現できる数字は「2の32乗」 = 4,294,967,296個までIPアドレスを割り振ることができる。 - IPadressの表記は、2進数の表示ではわかりにくいため、10進数へ変換されて4つの組(オクテット)に分けて表示される.
=> 2進数時、1オクテットは8ビットずつのため、10進数変換時は、
組ごとに持てる数字は「2の8乗」、つまり256個。
= IPアドレスの番号は0から始まるので、0~255までが各組の数字になる。
CIDR(Classless Inter-Domain Routing)って??
- IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分割するために使用される方法。
- ネットワーク:複数のコンピューターや機器が相互に接続されて、データ通信ができるように構成されたシステムのこと
- ホスト:ネットワーク上に接続されたコンピューターや機器のこと
- ネットワークアドレス部分はネットワークを識別するために使用され、ホストアドレス部分はネットワーク内のホストを識別するために使用される。
-
IPアドレスの末尾に「/数字」を追記して表現。
= この数字は「ネットマスク」と呼ばれ、ネットワークアドレス部に割り当てられるビット数を表現している。
CIDR表記の決定方法
1. ネットワーク部のビット数を決定する。
ネットワーク部のビット数は、割り当てるIPアドレスの数によって決定される。
= ネットワーク部のビット数が増えると、ネットワーク数は減り、ホスト数は増えます。
(逆を言うと、ネットワーク部のビット数が減ると、ネットワーク数は増え、ホスト数は減ります。)
2. CIDR表記のアドレス範囲を決定する。
CIDR表記では、ネットワーク部のビット数をスラッシュで表し、その後にIPアドレスを記述します。
ex. 192.168.0.0/24というCIDR表記では、
ネットワーク部が24ビット、つまり「192.168.0」部分であり、ホスト部が8ビット、
つまり最後の「.0」~「.255」の範囲になります。
3. サブネットマスクを決定する。
CIDR表記からサブネットマスクを求める場合は、ネットワーク部のビット数を1に、ホスト部のビット数を0にすることで、32ビットのサブネットマスクが求められます。
ex. 192.168.0.0/24の場合、ネットワーク部が24ビットであるため、サブネットマスクは
「11111111.11111111.11111111.00000000」になります。
4. IPアドレスを割り当てる。
CIDR表記で表されるアドレス範囲内に含まれるIPアドレスを割り当てます。
ex. 192.168.0.0/24の場合、192.168.0.1~192.168.0.254の範囲内のIPアドレスを割り当てることができます。
割り当てるIPアドレスの数や、ネットワークの構成に合わせて、適切なネットワーク部のビット数を選択することが重要!!!!
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