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APIについて、理解する①

2023/05/25に公開

APIとは

Application Programming Interfaceの略で、
ソフトウェアやアプリケーションの機能を外部から呼び出し、利用するためのプログラムの集合体。
つまり、APIはプログラマーがソフトウェアやアプリケーションを作成する際に使用される、
他のプログラムやサービスとのインターフェースを提供する技術

これをもっと簡単にいうなら、
プログラマーが作成するソフトウェアやアプリケーションと、
他のプログラムやサービスをつなぐための技術

APIでできることは?

  • 外部サービスの利用:
    外部サービスのAPIを使って、自分のサービスに機能を追加することができる。
    ex. Google Maps APIを使用して、自分のアプリケーションで地図を表示

  • データの取得:
    APIを使用して、外部のデータベースからデータを取得することができる。
    ex. Twitter APIを使用して、最新のツイートを取得する

  • データの送信:
    APIを使用して、外部のシステムにデータを送信することができる。
    ex. Slack APIを使用して、自動的にメッセージを送信するボットを作成

  • プログラムの連携
    APIを使用して、異なるプログラム間でデータをやりとりすることができる。
    ex. GitHub APIを使用して、自分のプロジェクトを他のプログラムと連携させる

  • カスタマイズ:
    APIを使用して、既存のプログラムやサービスをカスタマイズすることができる。
    ex. FacebookのAPIを使用して、自分のウェブサイトにFacebookの「いいね!」ボタンを追加

APIを使用するメリット・デメリットについて

以下は、メリット・デメリットの簡単な表です。

メリット デメリット
プログラム開発の効率化 セキュリティの問題
機能の拡張性 依存性の問題
コストの削減 パフォーマンスの問題
標準化 APIの変更

【メリット】
1. プログラム開発の効率化:
APIを使用することで、自分で実装する必要がある機能をAPIに任せることができるため、
自分で実装する必要があるコードの量が減り、開発の効率が向上する。
2. 機能の拡張性:
APIを使用することで、自分のアプリケーションに他のサービスや機能を追加することができ,
これにより、アプリケーションの機能性が向上し、ユーザーの体験(UX)をより良くすることができる。
3. コストの削減:
APIを使用することで、自分で開発する必要がある機能を外部から提供されるAPIに任せることができ,
開発コストを削減することができます。
4. 標準化
APIを使用することで、開発者は同じAPIを使用することで共通の機能を使用することができ,
開発者同士でコードの互換性を確保することができるため、コードの品質を向上することができる

【デメリット】
1. セキュリティの問題:
APIを使用することで、外部からの攻撃にさらされるリスクがある。
APIにはセキュリティ上の脆弱性がある場合がありそれを悪用される可能性がある。
2. 依存性の問題:
APIを使用することで、自分のアプリケーションがAPIに依存することになる。
もしAPIが変更や停止された場合、アプリケーションの機能性が失われる可能性がある。
3. パフォーマンスの問題:
APIを使用することで、通信の遅延や、APIが利用可能でない場合に
アプリケーションのパフォーマンスが低下することがある。
4. APIの変更:
APIを提供する企業やサービスがAPIを変更することがある。
そのため、APIを使用するアプリケーションも変更が必要になる場合がある。

APIの種類

以下は一般的なAPIの種類とそれぞれの例を含んだ表。

APIの種類 説明
Web API インターネット上で利用可能なデータやサービスにアクセスするためのAPI。主にHTTPプロトコルを使用し、ウェブサーバーとの通信を行う。 Google Maps API, Twitter API
RESTful API Representational State Transfer(表現状態転送)の原則に基づいて設計されたAPI。リソースを一意のURIで表現し、HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)を使用してリソースに対する操作を行う。 GitHub API, Amazon S3 API
SOAP API Simple Object Access Protocol(単純なオブジェクトアクセスプロトコル)を使用してXML形式でデータを送受信するAPI。主に企業間のシステム連携に使用される。 Salesforce API, PayPal API

上記の表は一般的なAPIの種類と例ですが、実際には他にもさまざまな種類のAPIが存在する。
それぞれのAPIは異なる目的や要件に応じて選択される。


今日はここまでで、次回、SOAP とREST の違いについて書きたいと思います!

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