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【Silver DBA】初期化パラメータについて

2024/03/14に公開

よく使われる初期化パラメータ

初期化パラメータ 動的変更(⚪︎×) 内容
CONTROL_FILES × 制御ファイル名。
DB_BLOCK_SIZE × ブロックサイズ。データベース作成後は変更不可。
DB_nK_CACHE_SIZE × 非標準ブロックサイズのデータベースバッファキャッシュのサイズ。
DB_DOMAIN × DB_NAMEに付与するドメイン名。
DB_NAME × データベース識別子。シングルデータベースの場合、インスタンスSIDと一致。
データベース作成後は原則変更しない。
LOG_BUFFER × ログバッファのサイズ。
MEMORY_MAX_TARGET × MEMORY_TARGETの最大サイズ。
OS_AUTHENT_PREFIX × 一般ユーザーのOS認証のユーザー名の接頭辞。
PROCESSES × Oracleで起動できる最大プロセス数。
SGA_MAX_SIZE × SGA_TARGETの上限サイズ。
UNDO_MANAGEMENT × 自動UNDO管理の使用/不使用。
DB_CACHE_SIZE ⚪︎ データベースバッファキャッシュのサイズ。
DB_RECOVERY_FILE_DEST ⚪︎ 高速リカバリ領域のディレクトリパス。
DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE ⚪︎ 高速リカバリ領域のサイズ。
DEFFERRED_SEGMENT_CREATION ⚪︎ 遅延セグメント作成の有効化。
DIAGNOSTIC_DEST ⚪︎ ADRベースのディレクトリパス。
DISPATCHERS ⚪︎ 共有サーバー接続のためのディスパッチャ構成。
JAVA_POOL_SIZE ⚪︎ Javaプールのサイズ。
LARGE_POOL_SIZE ⚪︎ ラージプールのサイズ。
LOCAL_LISTENER ⚪︎ 動的サービス登録を行うリスナーのアドレス情報。
MEMORY_TARGET ⚪︎ 総メモリー(SGA+PGA)のサイズ。
NLS_DATE_FORMAT ⚪︎ 日時データの書式モデル。
NLS_LANGUAGE ⚪︎ データベースのデフォルト言語。
NLS_TERRITORY ⚪︎ データベースの地域設定。
PGA_AGGREGATE_TARGET ⚪︎ PGAの使用サイズ。
RESUMABLE_TIMEOUT ⚪︎ 再開可能領域割り当ての待機秒数。
SHARED_POOL_SIZE ⚪︎ 共有プールのサイズ。
SGA_TARGET ⚪︎ SGAの使用サイズ。
UNDO_RETENTION ⚪︎ UNDO保存の下限値(秒)。
UNDO_TABLESPACE ⚪︎ UNDO表領域の名称。

初期化パラメータの変更

ALTER SYSTEM SET <パラメータ名> = <> [SCOPE = {MEMORY | SPFILE | BOTH}];

// セッションレベルの値の変更。SCOPEは指定不可。
ALTER SESSION SET <パラメータ名> = <>;

MEMORY
現在起動中のインスタンス内のみで変更。インスタンスを再起動すると変更は消える。
PFILE使用時は`MEMORY`以外は選択できない。

SPFILE
SPFILEの値を変更。インスタンスの再起動後に変更が反映。

BOTH
現在起動中のインスタンス内・SPFILEの両方で設定値を変更。SPFILE使用時のデフォルト。

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