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Claude Code Maxを全エンジニアに導入しました!

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みなさまこんにちは、こんばんは!
エアークローゼットCTOの辻です。

最近のAIコードエディタの進化は本当に目覚ましいですね!GitHub Copilot、Cursor、そして今回導入したClaude Code(Max Plan含む)など、次々と革新的なツールが登場しています。みなさまの会社でも導入を検討されているのではないでしょうか。

今回は、エアークローゼットで全エンジニアにClaude Max Planを導入した背景と、その決断に至った理由について共有させていただきたいと思います。ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

AIコードエディタがもたらす生産性格差の現実

実は、GitHub Copilotの研究データによると、AI活用によりコーディング速度が55%向上するという驚くべき結果が出ています。これは単なる数字ではありません。2時間41分かかっていたタスクが1時間11分で完了するということです。

さらに衝撃的なのは、今年に入ってからMicrosoftは大規模なレイオフを実施しており、ソフトウェアエンジニアが全職種の中で最も対象になっているとされており、もはやAIを活用する側にまわらなければソフトウェアエンジニアも生きていくことができなくなると考えられます。

企業にとってのAI投資の必要性

当たり前といえば当たり前なのですが、企業の競争力は人材の生産性に直結します。IDCの調査によると、AI投資1ドルあたりのROIは平均3.7倍に達しています。

日本企業の現状はどうでしょうか。メルカリ、LINEヤフー、サイバーエージェントなどの大手IT企業では既に全社的なAI活用が進んでいます。例えば:

  • メルカリ: 社内ChatGPT利用率が1年で230%成長、全エンジニアの100%活用を目標
  • LINEヤフー: GitHub Copilot導入で1人当たり1日1-2時間の削減
  • サイバーエージェント: エンジニアの6-7割がGitHub Copilot使用、感覚的に2割前後の改善

一方で、日本全体の生成AI利用率はわずか9.1%(米国46.3%、中国56.3%)と大きく遅れています。この差は今後さらに拡大する可能性があります。

AIが変える未来への備え

現在の市場動向を見ると、企業の経営陣は積極的にAI投資を推進しています。企業の取締役会はCEOにITワーカーをAIに置き換えるよう圧力をかけているという状況です。

これは脅威ではなく、機会として捉えるべきです。Anthropic CEOのダリオ・アモデイ氏は「AIは1-5年以内にホワイトカラー職の50%を置き換える可能性がある」と予測していますが、これは同時に、AI活用スキルを持つエンジニアの価値が急激に高まることを意味しています。

結論:今こそ投資すべき理由

エアークローゼットは創業以来、技術投資を重視してきました。今回のClaude Max Plan全社導入も、その延長線上にあります。

日本企業の生成AI活用は世界から大きく遅れています。しかし、逆に言えば今なら追いつける可能性があります。エアークローゼットでは、この機会を逃さず、全エンジニアがAIを活用できる環境を整備することで、グローバル競争力を維持・向上させていきたいと考えています。

昨今のAIコードエディタの発展はとてつもない勢いで進んでいますが、うまく活用できるかどうかでその生産性はとてつもなく差が出ます。もちろん対象とするシステムによってどの程度活用できるかの差はあれど、もはや活用しないという未来は存在しないと考えています。であれば早いタイミングで会社としてそこに絶対に投資すべきだと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
エアークローゼットのAI活用の取り組みについては、今後も随時共有させていただきますので、ぜひお楽しみに。

最後に

私がCTOをしている株式会社エアークローゼットでは、そんな生成AI時代を飲み込めるエンジニアを絶賛募集しています!
ユニークな採用サイト「エアクロクエスト」とか、アドベントカレンダーもあるのでぜひ見てみてくださいー。

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