JavaScriptで数値処理をする際に知っていると役立つハッピーセット🌟
こんにちは、AIQ株式会社のフロントエンドエンジニアのまさぴょんです!
今回は、JavaScriptで数値処理をする際に知っていると役立つハッピーセット🌟について、解説します。
数値の3桁ごとにカンマを付与する(カンマ区切り)
JavaScriptで数値の3桁ごとにカンマを付与する・カンマ区切りをするには、Number.toLocaleString()
を使用します。
これは、数値を文字列に変換し、指定したロケールに従って数値をフォーマットします。
例えば、toLocaleString()
に"ja-JP"
という引数を渡すと、日本語のフォーマットで3桁ごとにカンマを挿入することができます。
実行結果(返り値)は、String
型であることに注意してください。
const number4 = 1234567.89;
const formattedNumber = number4.toLocaleString("ja-JP");
console.log(formattedNumber); // 1,234,567.89
console.log(typeof formattedNumber); // string
レート(小数点)をパーセントに変換する方法
レート(小数点)表現をパーセント表現に変換するには、toLocaleString()
に"ja-JP"
と{style: "percent"}
を渡します。
/** 小数点(レート) */
const postRate = 0.3158;
/** パーセント表記(%) */
const percent = postRate.toLocaleString("ja-JP", {
style: "percent",
});
console.log(percent); // 32%
数値を小数点x桁まで、表示するようにする方法
例えば、JavaScriptで数値を小数点以下2桁まで表示するには、以下のようにtoFixed()
を使用します。
実行結果(返り値)は、String
型であることに注意してください。
const number5 = 123.456789;
const fixedNum = number5.toFixed(2);
console.log(fixedNum); // 123.46
console.log(typeof fixedNum); // string
数値が整数かどうかを判定する
Number.isInteger()
を使用することで、数値が整数かどうかを判定することができます。
console.log(Number.isInteger(10)); // true
console.log(Number.isInteger(10.5)); // false
console.log(Number.isInteger("10")); // false
数値の小数点を切り捨てる・切り上げる
小数点以下を切り捨てる場合には、Math.floor()
を使用します。
小数点以下を切り上げる場合には、Math.ceil()
を使用します。
console.log(Math.floor(1.95));
// Expected output: 1
console.log(Math.floor(1.05));
// Expected output: 1
console.log(Math.ceil(1.95));
// Expected output: 2
console.log(Math.ceil(1.05));
// Expected output: 2
小数点以下を四捨五入する
小数点以下を四捨五入する場合には、Math.round()
を使用します。
console.log(Math.round(3.141592)); // 3
2つの数値を比較したときに、小さい方の数値を返す
2つの数値を比較したときに、小さい方の数値を返す際には、Math.min()
が使えます。
// 2つの数値を比較したときに、小さい方の数値を返す
const min = Math.min(12, 25);
console.log(min); // 12
/**
* NOTE: 2つの数値を比較したときに、小さい方の数値を返す関数
* @param {number} a
* @param {number} b
* @return {number}
*/
function minCalc(a, b) {
return a < b ? a : b;
}
console.log(minCalc(12, 25)); // 12
2つの数値を比較したときに、大きい方の数値を返す
2つの数値を比較したときに、大きい方の数値を返す際には、Math.max()
が使えます。
// 2つの数値を比較したときに、大きい方の数値を返す
const max = Math.max(120, 222);
console.log(max); // 222
/**
* NOTE: 2つの数値を比較したときに、大きい方の数値を返す関数
* @param {number} a
* @param {number} b
* @return {number}
*/
function maxCalc(a, b) {
return a > b ? a : b;
}
console.log(maxCalc(120, 222)); // 222
乱数を作成する関数
今まで紹介してきた、組み込み関数とは、違いユーザー定義の関数になりますが、
よくある指定間の値の乱数を作成する関数は、次のような感じです。
/**
* NOTE: 2つの数値の間の乱数を返す関数
* @name makeRundom - 乱数生成
* @params {number} min - 最小値
* @params {number} max - 最大値
* @return {number} 乱数
*/
function makeRundom(min, max) {
return Math.floor(Math.random() * (max - min + 1)) + min;
}
数値の1桁目を切り捨てる関数
こちらは、数値の1桁目を切り捨てるユーザー定義の関数になります。
/**
* NOTE: 12, 15, 18 などの数値の1桁目を切り捨てる関数
* @name floor10 - 10の位で切り捨てる
* @params {number} num - 数値
* @return {number} 切り捨てられた数値
*/
function floor10(num) {
return Math.floor(num / 10) * 10;
}
console.log(floor10(1)); // 0
console.log(floor10(2)); // 0
console.log(floor10(8)); // 0
console.log(floor10(12)); // 10
console.log(floor10(15)); // 10
console.log(floor10(18)); // 10
console.log(floor10(22)); // 20
console.log(floor10(25)); // 20
まとめ
JavaScriptで数値処理をする際に知っていると役立つハッピーセット🌟について、ご紹介しました。
ぜひご活用ください。
(役にたつ数値処理を発見したら、随時更新していきたいと思います🙆♂️)
ちなみに、今回の記事は、以前に個人Blogで記載した内容をZenn用に、加筆修正したものになります。
注意事項
この記事は、AIQ 株式会社の社員による個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。
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参考・引用
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