AIとは?
はじめまして、AIQ株式会社のカスタマーイノベーションサクセスに所属してますイナライダーです!
イナライダーとしてのAIQ Tech Blogへの記念すべき初投稿をお届けします!㊗
簡単に自己紹介しますと、私は2023年よりAIQに参画し1年と3ヶ月をビジネスサイド(主にカスタマーサクセス)で過ごしている人間になります。
前職は化学メーカーの営業という全くの異業種にいたので技術的な事は全く何も分からなかったのですが、縁あってAIの特許技術を持つAIQに入ったこともあり、折角なのでAIや関する事を学んでみたいなぁ〜と前々からなんとなく思っていました。
そんな中、我らが「まさぴょん」さんにお誘い頂き「AIQ Tech Blog」に参画したこともあり、是非ビジネスサイド視点を中心とした内容を発信していきたいと思います!
勉強しつつなのでまだまだ拙い文章ではありますが、温かい目で見守ってください🔥
今回の記事は「AIとは?」です!
AIとは?
現在はOpenAI社のサービス「ChatGPT」が広く世に広まり、何らかの形でAIを活用したサービスを仕事上で活用される方も日増しに増えているかと思います。
私達がなんとなく使っているAIとは「そもそも何なのか?」「信用していいのか」など、改めて考えると疑問に思うこともあります。今後さらなる発展が見込まれるAIの基本的な定義を、「AI初心者でもよくわかる世界一やさしいAI入門書」からご紹介します。💪
AIの定義について
AI(Artificial Intelligence)は簡単に言うと、「人間の知能をコンピューターで実現させる試みの総称です。人間の知能の部分を深堀りした場合、よくある分類として、AIは「人間的か」or「合理的か」、「思考する」or「行動する」の2つの軸で場合分けで定義されます。
「人間的か」「合理的か」
「人間的か」「合理的か」という軸において、現状では定義のしにくい「人間的」よりも「合理的」なシステムの開発が進められてきました。これは「何かの目標を最大限達成する為」にAIシステムを活用するということです。
例でいうとトロッコ問題があげられます。「多くの人を助けるためなら1人を犠牲にしてもよいのか」という倫理的ジレンマを考えるものです。
トロッコが進む線路の先に人が寝ており「①線路を切り替えず、多くの人がひかれる」「②線路を切り替え、1人だけひかれる」という2つのパターンがあり、倫理を気にしないのであれば「生き残る人数を最大化する」という目標を元に、②が選択されます。(自分の家族がその中にいたらと思うと恐ろしいですし、選択なんてできないと思います。。)
「人間的」というのは定義が非常に難しく、取り扱いのしやすい「合理的」なシステムの研究が進められてきた背景がありました。
「思考する」「行動する」
「思考する」「行動する」という軸において、難易度が高いのは「思考する」です。システムに落とし込むことや、システムが思考していることをチェックするのは大変な一方で、「行動する」というのは、システムの出力が正常に行われているかを確認すれば判断がつきます。
人間でいえば、ある人が悪い事を考えているかを確認するのは難しくとも、悪い事をしたかは確認できます。こういったことから、「AIとは合理的に行動するシステム」とみなして研究が進められてきました。
下記に、「合理的に行動するシステム」とはなにかを詳しく説明してきます。
「合理的に行動する」ってなに?
まずは「行動」ですが、行動のパターンは人間が決めてあげる必要があります。たとえば、じゃんけんをAIにさせるとして「グー」「チョキ」「パー」の3つの選択肢を与えてあげることで、この3つの中から1つを選択することができるようになります。2つではなく3つの選択肢を与えてあげることで、まともなじゃんけんになるということですね。
次に「合理的」についてですが「①ある目標を最大限達成するように行動すること」「②行動のみで判断すること」「③ある目的をどれぐらい達成したかはAI自身が持つ価値観に基づいて計算された点数によって決まること」の3つが大きく挙げられます。
③について深堀りすると、サッカーでいうところの「シュート・ドリブル・パスの選択肢の中から、ゴールに結びつきやすい行動を点数化し選択する」必要があり、その点数を計算する為にAI自身の価値観を上手く作る事がとても重要になる(AI開発の目的)ということになります。
(だんだん難しくなってきました🌟)
AIの目的は価値観を手に入れること
前提として「入力」「価値観」「点数」の関係は以下です。
1.入力(データ)を受け取る
2.受け取った入力を、自身の価値観に通す
3.価値観に基づき、各行動に点数をつける
4.最も点数が高い行動を起こす
上記「価値観」について深堀りをします。
AIが最終的に持つ価値観は1つだけなので、「あらゆる入力に対して、適切に行動の点数付けがされる価値観を獲得すること」がAIの目的になります。
適切な価値観を持つということについて、再度サッカーの例を使ってみると、
「距離が遠くても無理やりシュートする」のではなく、「距離が近く、ゴールの可能性が高いときだけ、しっかりとシュートしてくれる」というような、適切な行動を選択できる価値観ということになります。
このような価値観を作るには、「ルールベースAI」「機械学習AI」の大きく2通りの手法があります。
「AIがどうやって学んでいくのか」において、価値観の獲得方法に「ディープラーニング」の考え方などありますが、長くなってしまうのでまた別の機会に記載してみようと思います。
さいごに
今回は初めての記事として「AI初心者でもよくわかる世界一やさしいAI入門書」の一部をご紹介させて頂きました。次回は、もう普段の生活に関わるAIに関するトピックについて記載してみようと思います!✊
注意事項
この記事は、AIQ 株式会社の社員による個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。
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参考・引用
ごりやん,Kindle版,2022年
AI初心者でもよくわかる世界一やさしいAI入門書: AIの基本がどんどん身につく 大人の常識
AIQ 株式会社 に所属するエンジニアが技術情報をお届けします。 ※ AIQ 株式会社 社員による個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。 Wantedly: wantedly.com/companies/aiqlab
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