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【AI駆動開発xNext.js】最強ライブラリ25選を本職Webエンジニアが徹底解説!これを見れば全部OK

2024/12/31に公開

1. AI駆動開発とは?

「AI駆動開発」とは、AIがコードベースの多くを生成し、開発者はアーキテクチャの設計や要件定義、生成されたコードのレビューや微調整を行う開発手法です。具体的には以下のような作業がAI寄り、または開発者寄りにシフトします。

AIに任せる部分

  • コンポーネントの実装サンプルの生成
  • ルーティング、CRUD処理など定型的なコードの作成
  • テストコードの自動生成

開発者が行う部分

  • 全体設計やデータモデルの設計
  • UX / UIの選定や要件調整
  • 何をしたいのか、どうしたいのかの基準を定義するのは開発者でしかない
  • セキュリティ面・パフォーマンス面のレビュー
    • 現状の無難なllmで開発するコードにはパフォーマンスやセキュリティ面で問題があることは筆者もよく感じる
  • 実際に動かしながらの微修正
    • 将来的にはai agentに丸投げでできるようになるのが理想なところ

AIによってコードを書くスピードが大幅に上がる一方で、「どのライブラリを使うか」「どのような設計にするか」というディレクション部分は人間がしっかり舵を取る必要があります。

本記事では、その“舵取り”を行う際に知っておきたいNext.js×フロントエンド開発のおすすめライブラリをまとめました。


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2. AI駆動開発でフロントエンドに求められる要素

AIがフロントエンドのコードを書いてくれるとはいえ、開発者としては“使いやすいライブラリ”を選定してあげることが大切です。AIが生成したコードをメンテナンスしやすい構造に整えるかどうかは、ライブラリ選定と設定次第。具体的には以下のポイントを重視するとよいでしょう。

  1. ドキュメントが充実している
    AIがコードを生成するにあたっても、ドキュメントがしっかりしているとエラー対応や拡張がしやすい。

  2. シンプルなAPI
    コンポーネントやフックのAPIが複雑すぎると、AIが生成したコードの修正コストが高くなる。

  3. 拡張性が高い
    途中から「こういう機能が欲しい」となったときに柔軟に対応しやすいライブラリを選ぶ。

  4. メンテナンスがアクティブ
    オープンソースの場合、コミュニティが活発で更新が止まっていないかも重要。


  1. 必須レベルでおすすめのライブラリ 5選

3.1 Tailwind CSS

  • Next.jsでモダンフロントエンドを構築するならTailwind CSSはもはや定番。

初心者向け簡易解説

  • Tailwindはユーティリティクラス(.mt-4, .flex, .justify-center など)を組み合わせてデザインを作るアプローチ。CSSファイルをあまり書かなくても済むので、慣れるとめちゃくちゃ速いです。

AIとの相性が良い

  • AIがTailwindクラスを適切に提案してくれるので、デザインパターンの試作が圧倒的に早い。

メリット

  • デザインの一貫性が保ちやすい
  • シンプルにビルドができる(不要クラスをPurgeしてファイルを小さくするなど)
  • フレームワークとして大きなコミュニティがある

3.2 shadcn/ui

  • UIライブラリでは1択と言われるほど優秀
    shadcn/ui はTailwind CSS上で構築されたUIコンポーネントのコレクション。

ローカルにファイルが追加されるイメージ

  • npmパッケージではなく、実際のコンポーネントファイルが手元のプロジェクトにコピーされる方式。自由にソースを編集して自分好みにカスタマイズできます。

AIが生成したコードとも相性がいい

  • shadcn/uiのコンポーネント構造を一度AIに学習させると、コンポーネントのカスタマイズがスムーズ。UIをガッツリ作り込みたいならぜひ。

3.3 Framer Motion

  • 手軽なアニメーション実装
    ページ遷移や要素のフェードイン・スライドインなどを簡単に実装できます。

AIによるコード生成メリット

  • CSS ModulesやTailwindでもアニメーションは書けますが、複雑なアニメーションはFramer Motionを使う方が早い。AIが複数パターンのアニメーションを一括生成してくれるので微調整も楽。

基本的なアニメーションは導入するだけで完成度が上がる

  • ちょっとしたUI/UXの品質向上に重宝します。

3.4 lucide-react

  • 圧倒的に簡単なアイコンライブラリ
    デザインが整っていて、導入もとてもシンプル。

コントロールしやすい

  • カスタマイズしたい場合もPropsで制御ができるため、AIが補完もしやすい。

  • アイコンを使う場面が多いなら必須級。というかいつも入れてる


3.5 date-fns

  • 日付操作ライブラリ
    日付や時間を扱うときの定番。Moment.jsの軽量&モダン版とも言える存在。

シンプルでわかりやすい

  • format, addDays などのメソッドが豊富で、AIがサジェストもしやすい。

  • タイムゾーンやフォーマット管理にも便利


4. 準レギュラー級ライブラリ 2選

4.1 react-hook-form

  • フォーム構築の王道
    Controlled/Uncontrolledの切り替えがわかりやすく、React環境ではトップクラスのシェアを誇るフォーム管理ライブラリ。

Zodとの組み合わせでバリデーション強化

  • スキーマ駆動のバリデーションを取り入れればエラー対策が強力に。AIがZodスキーマを自動生成してくれるケースも多く、かなり快適に開発できます。

開発効率も高い

  • フォーム機能はバグが多くなりがちなので、ライブラリ導入で安全に開発できるのは大きなメリット。

4.2 daisyUI

  • Tailwind CSS用のUIフレームワーク
    shadcn/uiほどのカスタマイズ自由度はありませんが、「サクッとデザインされたUIを使いたい」という場面で便利。

AIにもやさしい

  • あらかじめ用意されているコンポーネントが豊富なので、AIに「daisyUIのコンポーネントでボタンを生成して」と伝えるだけで楽々。

  • カスタマイズ性はshadcn/uiに劣るが、圧倒的なお手軽感


5. 使うと便利なライブラリ 10選

5.1 react-share

  • SNSシェアボタンの実装が簡単
    ブログやニュースのコンテンツをシェアする場合、SNSのシェアボタンをサクサクっと作成できる。

アイコンも充実

  • よく使うFacebookやTwitter、LINEなどのアイコンをビルトインで提供してくれる。

  • 手間をかけずにシェア機能を実装したい時におすすめ
    https://www.npmjs.com/package/react-share


5.2 recharts

  • グラフ描画が超手軽
    Chart.jsなど他にも選択肢はありますが、RechartsはDeclarativeな書き方が直感的。

AIコード生成もしやすい

  • 「折れ線グラフ」「棒グラフ」などパターンを指定すればAIが適切なサンプルコードを出してくれます。

  • ダッシュボードなどを作りたい場合に◎
    https://recharts.org/en-US/


5.3 nextjs-progressbar

  • Next.jsのページ遷移時にプログレスバーを表示
    ページが切り替わるときにサクッと読み込みバーを表示してUXを向上。

数行で導入可能


5.4 zod

  • スキーマバリデーションライブラリ
    型安全にバリデーションを行うのに最適。

react-hook-formやReact Queryと組み合わせると最強

  • Zodスキーマに合わせてフォームバリデーションやAPIレスポンスの型チェックなどが一括管理できます。

  • AIが生成したスキーマのレビューをすると効率的
    https://github.com/colinhacks/zod


5.5 boring-avatars

  • ユーザーアバターのプレースホルダー生成
    オシャレなランダムイラスト風のアバターが作れる。

種類豊富で飽きない

  • 「似顔絵風」「幾何学模様風」などいくつかのスタイルが選択可能で、ユーザー登録周りがぱっと華やかに。
    https://boringavatars.com/

5.6 tiptap

  • リッチテキストエディタのツールキット
    ブログ投稿画面やコメント欄などで、BoldやItalicなどの装飾が行えるUIを簡単に構築できる。

拡張性が高い

  • プラグインでMarkdown対応やMentions機能なども足せるので、AIがコードを生成してくれやすい。
    https://tiptap.dev/

5.7 react-dropzone

  • ドラッグ&ドロップのファイルアップロードUI
    画像やPDFなどのアップロードをサクッと実装できる。

AI向けに明確なAPIがある


5.8 next-themes

  • ダークモード切り替えの実装が超簡単
    Next.jsでクライアントサイドのテーマ切り替えを管理できる。

Tailwind CSSのダークモードとも相性◎


5.9 usehooks-ts

  • 便利フック集
    useLocalStorage, useWindowSize, useOnClickOutside など、ちょっと便利なカスタムフックをまとめて提供。

AI補完でさらに効率UP

  • 「ローカルストレージに保存するカスタムフック」と言えばAIが useLocalStorage を利用するサンプルを即時生成。

  • ちょっとした所で使いやすい
    https://usehooks-ts.com/


5.10 react-intersection-observer

  • 要素が画面内に入ったタイミングを検出
    フェードイン・パララックスなど、スクロール連動演出をする際に便利。

AIがトリガーロジックを提案してくれる


6. さらにプラスアルファでおすすめの8選(合計25選)

ここまでで17のライブラリをご紹介しましたが、AI駆動開発で効率を高めるうえでぜひ押さえておきたいライブラリを8つ追加で紹介します。合わせて合計25選になります。

  • SWR
    データフェッチとキャッシングを簡単に行える。
    AIが非同期処理やキャッシュ管理を組み込むときにも便利。
    https://swr.vercel.app/ja

  • next-auth
    Next.jsに特化した認証ライブラリ。
    OAuthやEmail認証など多彩な認証方式を簡単に導入できる。
    https://next-auth.js.org/

  • next-seo / next-sitemap
    SEO対策やサイトマップの自動生成はWebサービスに必須。
    AIがメタタグやOGP設定を自動生成してくれる場合に相性が良い。
    場合によって(approuterなど)必要はない
    https://www.npmjs.com/package/next-sitemap
    https://github.com/garmeeh/next-seo

  • react-icons
    さまざまなアイコンパックを一元管理できる。
    lucide-react以外のアイコンも一括で扱いたいときに重宝する。
    https://react-icons.github.io/react-icons/

  • i18n (next-intl / next-translate など)
    多言語対応を行うときに役立つ。
    AIで翻訳テキストを自動生成するときも、ライブラリを使えばメンテしやすい。
    https://react.i18next.com/guides/quick-start

  • ESLint / Prettier
    コード整形とリントでコード品質を保つ。
    AIが生成したコードを統一されたスタイルに自動整形できるのは大きいメリット。
    https://prettier.io/
    https://eslint.org/

  • husky (Git Hooks)
    コミット前の自動フォーマットやテスト実行を仕組み化して品質を守る。
    AIが生成したコードが混在しても一定の品質で管理できる。
    https://typicode.github.io/husky/

  • Stylelint
    Tailwindを使っていても、独自のCSSを書く場合はある。
    CSSの整合性やミスを防ぐために導入しておくと安心。
    https://github.com/stylelint/stylelint


7. まとめ

AIアシスタントを活用した“AI駆動開発”の流れが進むにつれ、開発者は「最適なライブラリ選定と、AIが生成したコードの質の担保」を行うディレクション役としての重要度を増しています。

本記事で紹介したライブラリは、いずれもAIにコーディングを任せる際の相性が良く、生産性アップが期待できるものばかりです。

  • 基礎的なUIを作るならTailwind CSS + shadcn/uiで時短&拡張性◎
  • アニメーションやアイコンなど、視覚的演出にFramer Motion + lucide-react
  • 日付管理はdate-fns、フォーム管理はreact-hook-form + zodで鉄板
  • さらに状況に応じてreact-share, recharts, boring-avatarsなどを組み合わせれば、Webアプリ全体のUXがワンランクアップ

また、CursorなどのAIペアプログラミングツールを使うと、今回紹介したライブラリのセットアップや実装例をAIがまとめて生成してくれるので、とにかく開発が早くなります。気になる方はぜひ一度試してみてください。

もし、AIを使ったプロダクト開発の進め方やCursor活用術などをより詳しく知りたい場合は、ぜひXをフォローして次回の記事をお待ちください。より踏み込んだ徹底解説をお届けします!

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(おまけ)

世の中には有料テーマというあらかじめスタイリングした高品質なUIを提供してくれている人がたくさんいます。中でもTailwind Labs Inc.から提供されているテーマ(tailwind ui)はかなり高品質でおすすめできます。値段はライフタイムで、$299からとなっているので安くはありませんが、筆者も購入して必要に応じて使っています。

https://tailwindui.com/

基本のテンプレートをAIにカスタマイズさせて使うというのも今の時代の1つのやり方と言えるでしょう。

実際、現状のLLMでAIに丸投げしながら開発する上でスタイリングを課題として見ている方も多いので、テーマを使うというのも一つの道でしょう

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