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【覚醒しました】Github CopilotはAIエージェント機能を搭載することにより、格段に扱いやすく開発しやすくなったので解説します

2025/02/09に公開

GitHub Copilot エージェントモードは、VS Code(Insiders/アーリー版)向けに新しくリリースされた機能で、AIエージェントとしての働きをより強化したものです。

たとえば「API連携用のディレクトリとコードを自動生成して」「エラーが出たから修正して」といった要望を、行ったり来たりせず“エージェント”が自動判断してコマンドを投げ、修正を試みるといった流れが期待されます。

この機能は今話題のCursorやWindsurfといったAI開発エディターのキラーコンテンツ機能であり、このエージェントの性能自体がAI開発エディターを選ぶ理由になっているほどものすごいインパクトがあります。遂にGithub Copilotにも搭載されたということでこの記事を書くことにしました


前提・背景

これまでのGitHub Copilotとエージェントツール

初期版Copilotが登場して以来、コード補完の分野で一気に知名度が上がりました。
一方で、他のツールではCursorやWindSurf、さらにコミュニティ発であるClineやTRAEなど、さまざまな“AIエージェント系”が生まれています。

これらのサードパーティは、Copilotよりも大きなコンテキストを読めたり、ターミナルまで統合したりして、開発者が驚くようなスピードで開発を加速させてきました。
Copilotも徐々にChat機能や各種大規模言語モデルのサポートを拡張してきましたが、今回のエージェントモードでいよいよ「本家のAIエージェント」が正式にプレビューリリースされた、という流れです。

料金とライセンス

Copilotの料金は2025年2月時点で月額10ドル程度がベース。
企業や組織内で正式に「Copilotなら使ってよい」と認可されているケースも多く、別エージェントツールより導入ハードルが低いことがあります。
今回のエージェントモードも、追加料金なしでCopilot契約の範囲内で利用可能なのが大きなメリットです。


準備・セットアップ方法

VS Code Insidersのインストール

まずはVisual Studio Code Insidersをインストールする必要があります。
公式サイト(https://code.visualstudio.com/insiders/)からダウンロードできます。

通常版VS Codeと並行してインストールしても問題ありません。

GitHub Copilotプラグインの設定

  1. VS Code Insidersを開き、拡張機能にて “GitHub Copilot” をインストール
  2. 設定の歯車アイコン(左下) → 「設定」画面へ
  3. GitHub Copilot Enable Agent というオプションを検索
  4. チェックボックスをオンにする
    または、コマンドパレットで「GitHub Copilot: Toggle Agent Mode」等を探してオンにすることも可能です。

エージェントモードへの切り替え

VS Codeの右側などに「Copilot Edits」や「Chat」などのメニューが出ている場合があります。
そこから「Edit → Agent」と切り替えると、エージェントモードのUIが使用できるようになります。

注意
リリース直後は設定項目やUIが頻繁に変更される可能性があります。表示が異なる場合はバージョンアップや公式リリースノートを確認してください。


実際に使ってみた感想

とにかく“速い”

同じようなエージェントツールとしてClineやReclineを使っていた方はわかると思いますが、Copilotエージェントモードはレスポンスが速いと感じました。
特にエディット(Edit)モードでファイルを一括更新するときなど、体感的にCline等と比べて待ち時間が少ない場面が多い印象でした。

ファイル修正の反復

指示した内容を自動でファイルに反映したうえで、lintや型エラーがあれば再度修正して……といった “エージェントらしい”やり取り がスムーズになっています。
バグが残ったり不十分な修正でも、やり直しが簡単にできるので、連続的な改善がしやすい点は◎。

ターミナル連携はまだ改善の余地あり

「npm run dev」や「npm run all」のようなコマンドを勝手に提案・実行しようとするのは非常に便利です。
しかし他のポートですでに何かが立ち上がっているときに、「じゃあ強制終了しますね」と言ってくれるかどうかは、まだスクリプトや環境によるブレが大きい印象です。
CursorやWindSurfはポート衝突時の処理など割と上手くやってくれたりするので、今後Copilot側にももう少し賢いターミナル操作を期待したいところです。

他のファイル操作やURL参照

現在のWorkspace外のファイル編集や、外部URLをそのまま参照してコード生成するといった点は制限が多いです。
「このURLのAPIドキュメントを見て」というような操作はまだ難しく、コミュニティ製エージェントと比べると、サンドボックス的に閉じた環境でしか動かない感があります。
ただ、GitHub特有のリポジトリ内検索やプルリクとの連携は今後強化されるとのことなので、そこに期待したいです。


他のエージェント系ツールとの比較

  • Cursor
    • 全ての機能がここベースであり、最も評価されているAIエディタ
    • ここと比べると全体的に優れている点は見出しにくい。
      • Copilotは10ドルなのでそこは優位性になるかもしれない
  • Windsurf
    • AIエージェント自体の強さが半端ない
    • コンテキスト認識、ファイル検索などに優れた特徴がある
      • CopilotとWindsurfを比較してみると初心者はWindsurfの方が慣れやすい感じもするし、エージェント比較をすればCopilotはこれからという評価になるだろう

CursorやWindSurfは「Sランク」と評されがちなほど機能・完成度が高い一方、Copilotは「公式ならではの信頼感と導入のしやすさ」があります。
今回のエージェントモードによって、“ちょっとした自転車”だったものが“原付”くらいにパワーアップした印象で、通常のCopilotチャットを使っていた頃より断然便利になりました。

業務利用上のメリット

  • 多くの企業で「Copilotなら公式にOK」とされているケースが多い
  • 個別の追加課金なしで使える
  • GitHubエコシステム(PR、リポジトリ分析)との将来的な統合に期待が持てる

今後の期待

  • 外部データへのアクセス拡張
    → APIドキュメントやリポジトリ外ファイルをもっと自由に参照できるようになると、さらに便利になるはず。

  • ターミナル操作のインテリジェンス強化
    → ポートやエラー時のハンドリングを自動化してほしい.

  • GitHubリポジトリとの深い連携
    → IssueやPull RequestをAIエージェントが自律的に扱う「Project Padawan」のような機能が、2025年中にもリリース予定と公式で告知.
    → GitHub ActionsやCI/CDログの解析などとの相乗効果に期待.

  • 複数のモデルサポートの充実
    → GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet など、モデルを自由に選択できる形が進めば、ユーザーによってはさらに性能を引き出せる.


まとめ

GitHub Copilot エージェントモードは、プレビューながらかなり完成度が高く、実務でも使えるレベルに到達しています.
「VS Code + Copilotチャット」から一歩進んで「ファイルをまたいだ編集」や「ターミナルコマンド実行」「エラーの自己修正」をスムーズに行えるようになり、開発効率がかなり向上しました.

他のエージェントツール(Cursor、WindSurfなど)にはまだ及ばない部分もありますが、本家GitHub Copilotとしての安定性・将来性・組織導入ハードルの低さは大きな強みです.

現状のTier評価としては「Aランク」に十分入るクオリティ. 既にCopilotを使っている開発者なら、VS Code Insidersを導入してエージェントモードを試してみる価値は大いにあるでしょう。(Clineなどですごい!と感じた方はCopilotも試す価値は十分あるでしょう)

今後さらにアップデートされていくはずなので、「業務でCopilotが許可されているから、そのまま強化したい」「他ツールへ乗り換えはちょっとハードルが高い」という方は、ぜひチェックしてみてください.
これまで以上に “サクサク動くAIアシスタント” が手元にある安心感を得られるはずです.

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