sattoを活用してNotionタスク管理術をアップデートする
はじめに
本記事は、以前アップした記事をsattoを活用してツールをアップデートした記事です。
ソフトバンク発の生成AIエージェントsattoの公式エバンジェリストの私が作成した&オススメするタスク管理をsattoを活用することで、よりスマートなタスク追加のUXを実現することができたので、記事にまとめてみました。
⇩前回の記事はこちら
実際に約2ヶ月間、sattoを組み込んで使ってみた感想
正直、sattoがないと困る領域まで、私の業務プロセスに組み込まれています。(sattoがないとタスクの追加漏れが増えそう)
五月雨で来るタスクを脳死でコピペ&実行することでNotionDBでタスク管理することが可能になりました。
私がタスクの追加UXでsattoを活用し続けている理由は大きく4点あります。
- ショートカットで起動できること
- コピーできる場所ならどこでも起動できること
- コピーした内容をそのままAIに入れ、タスク名や期限などを自動で入力してくれること
- 2ではあるものの、追加前に内容の確認・修正ができること
↓Slackで上司から来た連絡をsatto経由でNotionに入れてます。(動画はデモです)
想定読者
- Macユーザー
- sattoユーザー
- sattoの活用例を知りたい方
- Notionでタスク管理を行なっている方&これから行いたい方
- タスク管理に悩んでいる方
sattoとは
- ユーザーが複雑なプロンプトを記述しなくても、直感的な操作でAIの力を活用できるよう設計されている生成AIエージェント。
- 特にGoogleのサービス(Gmail、Googleカレンダー、スプレッドシートなど)との相性がよく、比較的容易に連携が可能。
- それだけでなく、APIを通じてさまざまなSaaSサービスと連携可能で、複数のサービスを横断した処理も実行することが可能。
sattoによるsattoのためのsattoの説明
- 動画で生成された文章
ソフトバンクがリリースしたsattoという生成AIアプリは、ユーザーが簡単に創造的なコンテンツを生成できるアプリケーションです。具体的には、自然言語処理技術を駆使して、テキストや画像、音声など様々な形式のコンテンツを生成することができます。例えば、文章を自動生成したり、画像を加工したり、音声を合成したりする機能が含まれています。これにより、ビジネスや個人の創作活動を効率化し、アイディアを形にする手助けをします。
使ってみたい方は、こちらのウェイトリストより登録してみてください。
※まだsattoを使うことができない方は、ウェイトリストに登録してみてください!
ウェイトリストからある日突然、こんな感じのメールが来ます!
NotionとSwiftBarのタスク管理術と改善
ツールを使い続けた感想と出てきた課題
利用前後 | タスクの追加を忘れてしまう | タスクを見直す習慣がない |
---|---|---|
悩み (前) |
・さまざまなツール経由でタスクが振られる ・タスク管理表(Notion)を開いてなく、タスク追加することを忘れてしまう |
・タスクを見直す業務プロセスがなかった ・頭の中で完結させてしまってた ・管理するなら徹底的に管理したくて、継続できなかった |
感想 (後) |
・タスクの追加漏れが減った ・タスク追加UXがイマイチ ・ Zenityが起動が遅く、タスク追加し忘れてしまう |
・定期的にタスクを確認するようになった ・私にとってすぐタスクを表示できるUXは神だった |
sattoを使って改善したこと
現在、タスクの追加ではzenityを使ってタスクの追加ができるようにしていました。
しかし、それでは上記通り、タスク追加UXがイマイチであったため、今回はsattoを使ってタスク追加のUXを改善することにしました。
この改善でsattoに期待したこと
- より簡単にタスク追加できるようなUXを実現すること
- タスク管理に追加するために必要な情報(タスク名など)を簡単に取得できること
- 従来は、タスク名を自分で考えたり期限を自分で設定したりしていた(がちょっとめんどくさかった)
実際にsattoでスキルを作ってみる。
1. Notionの設定を行う
※詳細は、NotionとSwiftBarによるタスク管理のすゝめ #Notionの設定をご参照ください。
2. sattoを開く
- sattoのアプリを開く。
3. アプリノードを作成する
3-1. スキルを作成する
- 赤枠の
スキルを作成する
を押す
- スキル作成画面を開き、スキル名を入力する
ここでは、NotionDBにデータを連携する
をスキル名にする。
3-2. アプリノードを追加する
AIノードとチャット画面(出力)との間にアプリノードを追加する
-
アプリノードを選択する
-
アプリノードを追加後の画面
4. インプットのパラメータ設定
-
インプットノードからパラメータを設定していく。
-
初期値オプションは、
AIに考えさせる
を選択する
ラベル名 | パラメータの説明 |
---|---|
タスク名 | ・タスクの名称 |
優先度 | ・タスクの優先度を「高」「中」「低」の中から選択してください。 ・優先度の判断基準は、タスクの期日が近いかどうかです。 ・判断できない場合は、「高」にしてください。 |
期限 | ・余分な空白は入れないでください。 ・タスクの期日を{"yyyy-mm-dd"}にしてください。 ・わからない場合は本日の日付を設定してください。 ・iso8601の形式にしてください。 |
メモ | ・タスクの詳細や補足事項について簡潔にまとめてください。 ・この時担当者情報は不要です。 ・詳細・補足事項がない場合は、"特に無し"で設定してください。 |
-
インプットパラメータの設定例(優先度)
-
設定後の画面
5. AIノードの設定
ここのAIノードでは、インプットノードで設定した4項目をJSON形式で出力させるように命令していきます。
プロンプト
# 命令
{{タスク名}} {{優先度}} {{期限}} {{メモ}} を出力形式に合わせてJSON形式で出力してください。
# 出力形式
{
"parent":{
"database_id":"<NotionDBのID>"
},
"properties":{
"タスク名":{
"title":[{"text":{"content":"{{タスク名}}"}}]
},
"期限":{
"date":{"start":"{{期限}}"}
},
"優先度":{
"select":{"name":"{{優先度}}"}
},
"メモ":{
"rich_text":[{"text":{"content":"{{メモ}}"}}]
}
}
}
# 補足
- 出力形式以外を出力しないでください。
6. アプリノードのパラメータの設定を行う
-
メソッド
POST
を選択 -
リクエストURL
-
Header
{
"Authorization": "Bearer <Notion APIキー>",
"Content-Type": "application/json",
"Notion-Version": "2022-06-28"
}
- Body
- AIノードの出力結果を設定します。
- 設定後のイメージ
7. チャット画面(出力結果表示)を設定する
ここは任意の出力結果を設定でOK
今回は、下記2点を出力結果で表示するによう設定した
- タスク名の表示
- (一応、)アプリの実行ログの表示
8. スキルを実行してみる
-
全体テスト
-
実行結果
-
各ノードの右上にあるグルグルマークを押すと結果を表示できます
-
実行結果を見てみる
-
Notionも見てみる(無事連携できてますね!)
-
最後に
Notion×Swiftbarによるタスク管理をsattoを活用してアップデートしました。
ショートカット1つでsattoを起動でき、テキストコピーによってコンテキストを作成することで、タスクを依頼された時にすぐ追加できるUXがとても気に入っています。
ぜひsatto
もNotion×Swiftbar
も活用してみてください
困ったことがあればコメントまたはXのDMにメッセージいただければ対応可能です。
sattoの活用例は、Xの#satto_skillで閲覧することができます
もちろん、作ってみたらXにて#satto_skillで投稿も楽しみにしてます!
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