Open5
テスト効率化
QAプラットフォーム
Playwright E2Eテストツール
pict
pict(Pairwise Independent Combinatorial Testing tool)
Microsoft社が開発したソフトウェアテストツール。
PICTは、複数のパラメータの組み合わせテストケースを、オールペア法(ペアワイズ法ともいう)を用いて自動生成します。
pictの使い方
参考
例1)基本の使い方
以下のようなモデルを作成します。
この例で言うと OS、Browser、resolution は パラメータ。(因子とも言う)
パラメータの右に「:」(コロン)を書く。
その右に値をカンマで区切って列挙します。(カンマで区切って列挙した値は水準とも言う)
sample.txt
#
# This is a sample model
#
OS: Mac, Windows, Linux, iOS, Android
Browser: Chrome, Edge, Firefox, Safari
resolution: 1280x720, 1920x1080, 2560x1440
作成したモデルを指定して、pictを実行します。
pict sample.txt
結果
OS Browser resolution
iOS Safari 1280x720
Mac Edge 1280x720
Android Firefox 1280x720
iOS Firefox 2560x1440
Linux Edge 1920x1080
Linux Chrome 1280x720
Android Safari 1920x1080
Android Chrome 2560x1440
Windows Firefox 1920x1080
Linux Firefox 2560x1440
Windows Edge 2560x1440
Mac Chrome 1920x1080
Mac Safari 2560x1440
iOS Edge 1920x1080
Linux Safari 1280x720
Android Edge 1280x720
Mac Firefox 1280x720
iOS Chrome 2560x1440
Windows Chrome 1280x720
Windows Safari 1280x720
例2)/o オプションを指定
/oオプション Order of combinations 組み合わせの順序
と説明がありますが、ちょっとわかりにくい。
# 各パラメータの全ての値を2つ組に網羅するテストケースを生成する
pict sample.txt
or
pict sample.txt /o:2
# 全ての値を網羅するテストケースを生成する
pict sample.txt /o:1
# 各パラメータの全ての値を3つ組に網羅するテストケースを生成する
pict sample.txt /o:3
例3)/r オプションを指定
# ランダム化されたテストケースを生成する
pict sample.txt /r
結果
実行に使用されたseed値がエラー出力ストリームに出力されます。
Used seed: 10306
次回、/r:seed値を指定すると、この時に実行したのと同じ結果が出力されます。
pict sample.txt /r:10306
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