【アーキテクチャ】応用情報:令和6年秋期(午後:問4)設問3(1)サーバのスケールアップ/ダウン/アウト/イン
突然ですが
応用情報技術者試験について色々と記事を書いていますが、システムアーキテクチャを取り上げるのは今回が初めてです。
ただ、ご紹介する内容は午前対策や、もしかしたらクラウド系のベンダ資格にも繋がるものではないかと思いました。
問われると、意外と「あれ?」ってなることもあるかもしれません。
今回のサンプル
こちらの過去問を使い、解説をします。
※出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午後 問題冊子
問4:システムアーキテクチャ 設問3(1)
動画配信サービスを運用するにあたり、サーバの性能アップ・拡張が必要というシチュエーションです。
もう既に答えてしまっているのですが、設問の選択肢について確認すると共に、知識を定着していただければと思います。
解き方
では、まず空欄の近くの文章を読みながら、考えるべきポイントを見ていきます。
空欄f
サーバを手動で追加する[f]の対応を行う方針
サーバを『追加』するんだそうです。
いいですか?サーバ自体を追加ですよ?
空欄g
DBサーバの数を増やせないことから、DBサーバを[g]して対応を行う方針
こちらは、逆にサーバは追加できないです。
では、どうするのか?
ア:スケールアウト
結論、これが正解です。
サーバ自体を並列に増やして、負荷分散することによりパワーアップするようなイメージです。
『サーバを複数台、横に並べる』という方がイメージしやすいでしょうか?
イ:スケールアップ
これはサーバを増やすのではなく、サーバ自体をパワーアップさせます。
CPUが増えるなどのイメージです。
『自分自身が強くなる』と言ってもいいですね。
ウ:スケールイン
これは『ア:スケールアウト』の逆です。
サーバの台数を減らします。
「もう、稼働少なくなったから使わないよね?」と言って、不要なリソースを減らすのですね。
エ:スケールダウン
これは『イ:スケールアップ』の逆です。
強すぎな自分自身を弱くします(笑)
要するに
- 横向きに拡張/収縮:スケールアウト/スケールイン(←→/→←)
- 縦向きに強化/弱体化:スケールアップ/スケールダウン(↑/↓)
詳しくは、私が問題用紙に書き込んだ落書きを見てください(笑)
さいごに
システムアーキテクチャは、このように突如知識問題が出ます。
ただ、いつ何が出題されるのか予想が難しい分野でもあります。
そのため午後試験(システムアーキテクチャ)では、ここで学んだ知識は有効活用できないかもしれません。
しかし、冒頭にもご紹介の通りクラウド系の知識としては必須ですので、基礎知識として知っておく必要がある内容ではあります。
私の記事によって何かを覚えたり、思い出したりするきっかけになれると幸いです。
では、今回は以上です。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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