Agent Grow Tech Notes
📖

Oracle Master 2019 Bronze~Silver~Gold オススメのルートは?

2024/09/18に公開

最初に

本記事は筆者の個人的な経験・主観に基づいた内容を含んでいる。
そのため全てを鵜呑みにせずご自身の経験・環境に応じて参考にして頂けると幸いである。

記事の概要

2023年にBronze~Goldまで取得してから未だに思う、これから受験する人に伝えたいことを語る。
尚、筆者は 『Gold』までで『Platinum』は取得していない。

対象者

Oracle Masterを受験したいが、下記のように思っている方々。

  • データベースに詳しくないけど、通用するのか不安。
  • Bronzeから始めるべき? いきなりSilverでも良い?
  • SilverだけDBAとSQLの2つがあるけど、どうすれば良い?

必須条件

エンジニア経験は問わないが、SQLに関して入門レベルの知識は必要と考えられる。
※事前にSELECT文だけでも勉強しておくことをオススメする。

推奨すること

Oracle認定資格は高額なため、金銭的な推奨事項がある。

  • 楽天市場を利用していること

バウチャーチケットの購入&楽天ポイントGETで、金銭的な負担を少しでも軽減できる。
狙い目は『毎月0か5の付く日』or『毎月18日』

筆者スキル

一応Goldまで取得したが、関連するスキルは下記の通りである。

  • DBAの経験は実質1年半程で、あまりコアな業務はしていない。
  • SQLは18年経験あり。

勉強方法

ここからはBronze~Goldをまとめての紹介となる。

どのくらい時間をかけた?

  • Bronze:30時間
  • Silver SQL:50時間
  • Silver DBA:50時間
  • Gold:100時間

教材は?

  • Bronze:黒本/Ping-t(有料)/白本(古いバージョン12c)
  • Silver SQL:黒本/Ping-t(無料)/Udemy(ブログ参照)
  • Silver DBA:黒本/Ping-t(SQLので良い)/Udemy(ブログ参照)
  • Gold:黒本のみ

今だから言えるが、Udemyと古い本は無くても良い。
黒本とPing-tだけで十分と考えられる。


また、基本的に古いバージョンの教材は使わない方が良い。
改訂された箇所を間違えて覚える危険があるからだ。
※筆者はBronzeで白本を使ったが、章末問題しか使わなかった。

進め方

今回はライブ配信での紹介のみとする。
アーカイブを残し、後日チャプタを付け必要な箇所から観られる状態にしておく。
https://youtube.com/live/mhGBOoV3tRo?feature=share
また、筆者の過去ブログ(下記リンク) も参照頂けると幸いである。
ただし、Bronzeについては一部の教材が古いのでその点はご注意を。

ここからが本題

実は今回の記事の本番はここからだ、エンジニア。

全部受験する必要はある?

基礎から順番に学ぶという観点では、普通に考えて下から1つずつになる。
だが、闇雲に全て受験せず、自分にあったルートを考えるべきだ。
なんと言っても受験料が高額だし、勉強に時間もかかるからだ。

ここでのポイントは2つある。

  • Bronzeは必要か?
  • SilverはSQLとDBAの両方とも必要か?

1つずつ見てみよう。

Bronzeは必要か?

筆者の考えは『不要
理由は下記の通りである。

  • スキルシートに書いても苦労に見合った評価をしてもらえない可能性がある。
  • Silverに思うほど活かせない可能性がある(SilverにはSQLがあるが、Bronzeには無い)

旧バージョンのBronze(12c以前)はSQLとDBAに分かれていたが、現在(2019)はDBAのみである。
そして、現在より若干難しかった(筆者は2020年に挫折した経験ありw)
これの影響か、評価が若干下がっているように思う(あくまで業界的な空気感だが)

また、筆者はBronzeの合格後あまり感覚を空けずにSilverに挑んだが、結局勉強し直した感覚が強い。
正直「初めからSilverで良かった」と何度も思っている。

SilverはSQLとDBAの両方とも必要か?

実は過去にショート動画を作っており、全てはこれに尽きる

https://youtube.com/shorts/YQPwUiEoMXA?feature=share

https://youtube.com/shorts/xXPK6PBYfRk?feature=share

・・・のだが、色々比べてみよう。

まず下記のいずれかに該当する場合は、必然的にDBAだ。

  • GoldやPlatinumも視野である。
  • インフラSEとしてのDBAを目指す、または既にやっている。
  • 開発SEだがインフラ、ミドルウェアも触れるようにしておきたい。

では、逆にSQLを受験した方が良い場合は何だろうか?
2つのケースが想定され、それぞれで言えることは下記の通りである。

SQLだけ受験する場合

  • 開発SEとしてSQLを使いこなせる証明がしたい。
  • インフラ分野に携わらないので、DBA知識が不要である。

SQL→DBAの順番に受験する場合

  • DBAに出るSQLの勉強時間を短縮したい。
  • 事前にSQLだけでもSilver試験の感覚を掴みたい。

と、色々書いてみたが最も重要な違いは下記の通り。

  • DBAは『Sliver SQL』の範囲のほとんど+DBAで構成されている。
  • Goldを受験するには『Silver DBA』に合格していなければならない。

筆者が良いと考えるルート

経験と上記の比較を踏まえ、下記2つのいずれかが良いのではないかと考える。

  • Silver DBA → Gold
  • Silver SQL → Silver DBA → Gold

上の方は言わずもがなである。
初めからSilver DBAで大丈夫ということ。

おそらく同じOracle認定資格の『Java SE資格』もそうではないだろうか?
Javaは筆者の周囲でも、いきなりSilverから受験する人が多い。

下の方は、お金や時間に余裕があったり、会社の資格手当次第ではオススメできる。
なんといっても、SQL受験の後にDBAの勉強をする場合、
その勉強量は体感的に半分程度で済むからだ。これは相当である(ソースは筆者)

最後に

以上が、筆者が合格後にもやもやと考えていたオススメのルートである。
これから受験する方々は、よろしければ参考にして頂きたい。
そして、自分にあったルートを見つけて効率よく合格できるように願っている。

ここまで読んで頂き『多謝!!』m(_ _)m

Agent Grow Tech Notes
Agent Grow Tech Notes

Discussion