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【応用情報】令和7年度春期(午後:問6 データベース)第4回 - テーブル定義変更
今回も、令和7年度春期応用情報技術者試験の午後問6「データベース」 について解説します。
前回の続きとなっておりますので、まだご覧になられていない場合はまずこちらからどうぞ。
【応用情報】令和7年度春期(午後:問6 データベース)第1回 - ER図
【応用情報】令和7年度春期(午後:問6 データベース)第2回 - SQL(その1)
【応用情報】令和7年度春期(午後:問6 データベース)第3回 - SQL(その2)
この記事は、下記の方々を対象としております。
- 応用情報技術者試験を受験する、且つ午後にデータベースを選択する。
- データベーススペシャリスト試験を受験するが、応用情報レベルから復習したい。
- 開発エンジニアでデータモデリングやDB関連の設計を担当する、もしくは目指している。
試験問題の構成や難易度、SQLや設計のポイントを整理しました。
下記の内容を全4回に分けてご紹介しています。
- 第1回:設問1(ER図 - 複合主キー)
- 第2回:設問2(SQL - 結合と集計)
- 第3回:設問3(SQL - ソートと条件考察)
- 第4回:設問4(今回)(テーブル定義の変更)
設問4:テーブル定義の変更
※出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午後 問題冊子
対応した内容とは?
この設問は、下記の2点を意識することが重要です。
- 対象のテーブルが、どんなデータを持っているか?(構造、単位など)
- 指摘されたということは、あるべき姿が何なのか?現状は何がいけないのか?
Webキャンペーン実績表の修正
指摘内容は「実績を日時(日単位)で集計している」点に問題があるようです。
では、どの単位にするべきか?
それはSQLやER図では分からないので、問題文を確認します。
週次で集計すると記載されています。
つまり、日次から週次に修正すれば解決します。
模範解答は下記の通りです。
Webキャンペーン実績表の集計粒度を日次から週次に修正する。
まとめ:応用情報技術者試験午後問6のポイント
全4回で解説しましたが、最後にまとめです。
令和7年春期でのポイントは、下記の通りです。
- 複合主キーと外部キーを使ったリレーションの正しい設計
- COALESCE関数とテーブル同士の結合の関係
- 業務要件を考慮した集計関数の利用と類似項目の流用
- ソート順が指定されている場合、適切にSQLに記載されているか判断
- 仕様変更(テーブル定義変更)への対応
令和6年秋期(再帰的SQLやワイルドカード、インデックスなどの難問)より易しい印象ではありますが、
これから活躍するエンジニアにとって、実務に役立つと考えられる知識が幅広く出題された印象です。
では、今回は以上です。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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