応用情報技術者試験まで『残り1ヵ月』をどう過ごすか?
記事の概要
受験日まで残り時間が少ない中での勉強方法をシェアする。
尚、念のためだが筆者は合格者であり、内容は実際の経験に基づいている。
対象者
応用情報技術者試験の受験予定者
必須条件
午前問題が『全く分からない』ということが無いレベル
本題:過ごし方について
時間の使い方
午前と午後の対策方法を考慮すると、2通りの考え方がある。
- 午前対策:スキマ時間(移動や昼休み)
- 午後対策:まとまった時間が2時間程度は欲しい(休日や平日の夜など)
まとまった時間に午前対策をやってしまうのは勿体ないと考える。
なぜなら、逆にスキマ時間では午後対策が難しいからだ(後述する本はスキマ時間でも読めるが、本格的な対策ではない;)
教材
何でも良いと思うが、オススメを紹介する。
『うかる!~』は、対象の分野が限定されてはいるが、セキュリティを除いた2つ以上が該当するなら持ってた方が良いと考えられる(筆者がそうだったから)
尚、この本は応用情報の合格後に高度試験を目指す人がそのまま持ってても損しないと思われる。
なぜなら、高度試験の過去問題を題材としている部分が多いからだ。
午前対策
下記の内容はYouTubeや 過去のブログ で紹介した内容そのままである。
- 9月(春は3月):3回前から過去10回分の範囲を 『分野別』 に、ストラテジ系からテクノロジ系に向かって解く(別途ブログと動画)
- 計算問題は真向から勝負しない(いっそのこと暗記する)
この動画で解説している内容である。
また、下記の内容を今回新たに記した。
- 10月(春は4月):通常の試験形式で普通に解く(直近10~12回分)
- 基本情報や高度試験から出たこともあるが気にしない(時間が無いのに、無理に他の過去問道場をやらないこと)
午後対策
午前と同様に過去問道場がメインとなる。
共通と分野別(主にテクノロジ系かストラテジ・マネジメント系かで)に分けて紹介する。
共通対策
- セキュリティ含めて6科目(5科目+予備1)に抑え、それ以上は増やさない。
- 手書きで書く練習(過去問道場だとPCで入力回答出来るので、手書きする機会が必要)
- 全体で60点以上を取れれば良いことを忘れない(100点満点を狙う試験ではない)
- お守りとして上記で紹介した本『うかる!~』を受験する科目のページを読んでおく。
要は、無理しないで取れる点(+バッファ)を取る対策をする。
情報セキュリティ
意外に『知ってるのに書けない』という事態が発生することもある。
- 過去問で見かける程度の漢字や単語は書けるようにしておく
これについて、ショート動画を幾つか用意した。
テクノロジ系(プログラミング/ネットワーク/データベース/システムアーキテクチャ)
ここが2つ以上得意な人は、かなり有利である。
だが、この記事を読むということは、恐らく得意ではない状況なのだろうと思われる;
もし1つでも得意であれば、満点を狙う勢いでひたすら過去問を解くのが良いと考えられる。
※筆者はデータベースだけは得意だったので、受験後の自己採点はほぼ満点(『唯一の』自慢w)
データベースもショート動画を用意している。
ストラテジ・マネジメント系(経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査)
記述式解答で部分点狙いが可能だが、そもそも読むのも書くのも時間がかかるので、やはり慣れが必要。
- 本文からの抜き出しを意識(★最も重要★)
- 設問と関係のある場所を早く見つける練習(時間無い時対策)
理由を問われているなら、本文からの抜き出しに 「~だから」 とかを付けるだけ程度に考える。
ちなみに問題用紙の1行は40文字あるかないかなので、文字数の参考にすると良い。
どっちに転ぶか分からない系(組込みシステム、情報システム開発)
筆者としては『1ヶ月前からの対策』という観点ではこの2つはオススメしない。
- 巷の噂では「組込みシステムが簡単」と聞くが、試験回によりバラツキがあり一概に簡単とは言えない。
- 情報システム開発は、UMLだったりアジャイルだったりリポジトリだったりと、試験回で扱うものが違うのでせっかく対策しても活かせないことが考えられる。
オススメしないとは言え、予備として対策するのは全然あり。
納得できる勉強量にならなかったら?
もし、勉強時間が不十分だったとしても受験会場には必ず行くべきである。
雰囲気や実際の時間配分を知るだけでも、次回以降(再受験や高度試験)の参考になる。
また、意外な気付きを得る場合もある。例えば『マークシートを塗るのが苦手』など(筆者がそうであるw)
余談(『応用情報』要る?要らない?)
応用情報についてネットでは『要る要らない論』があったりするが、気にしなくて良い。
実際、筆者は合格してから人生が変わった。
例えば、下記のようなことである。
- スキルシートの見栄え
- 現場での理解力向上(客先での打合せ等で実感)
- 高度試験への挑戦(応用情報合格後は午前Ⅰが2年間免除)
- ブログやYouTubeの題材
最後に
今回は、あくまでも試験まで残り1ヵ月であることを前提に述べた。
筆者の経験によるため偏った部分もあるが、1つの参考にして頂ければ幸いである。
また、この記事を動画にしているので、気が向いたらご視聴頂けると幸いである。
それでは、受験者の皆様の頑張りが成果に繋がるよう願いつつ、締めようと思う。
ここまで読んで頂き、多謝!!m(_ _)m
以上
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