【セキュリティ】デジタルフォレンジックス:変だけど『忘れにくい』覚え方?!
今回は「デジタルフォレンジックス」をテーマに、証拠保全や調査分析という本質を押さえつつ、ちょっと変わっているけど忘れにくい覚え方をご紹介します。
情報処理技術者試験における出題状況
令和7年度春期の応用情報技術者試験の午後問題で「電磁的記録の証拠保全調査及び分析」というテーマに関する問題が出題されました。
問題文には「カタカナ12文字以内で調査方法の名称を答えよ」という指示があり、ここでの答えは「デジタルフォレンジックス」だと予想されます。
※出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午後 問題冊子
IPAの正式な模範解答が公表されるのはまだ先の話ですが、専門学校や出版社などから公開されている解答速報は、表記の揺れはあるものの上記の通りです。
また、他の試験区分でも確認することができます。
たとえば、情報セキュリティマネジメント試験です。
※出典:情報セキュリティマネジメント試験(SG)公開問題(令和5年度 科目A)
デジタルフォレンジックスの本質:証拠の保全・調査・分析
デジタルフォレンジックスの意味を理解する上で欠かせないキーワードは「証拠の保全」「調査」「分析」です。
簡単に言うと、デジタル機器やネットワーク上の電子データを証拠として保存し、調査・分析する技術や手法のことを指します。
試験問題でも「電磁的記録の証拠保全調査及び分析」と明記されているため、これらのキーワードを押さえておくことは合格のための基本です。
しかし、これらの言葉だけを暗記しても、試験当日にパッと出てこなかったり、混乱したりすることも考えられます。
そこで、今回紹介する「変だけど忘れにくい覚え方」が役に立ちます。
変だけど忘れにくい!デジタルフォレンジックスの覚え方
それでは本題の覚え方をご紹介します。
ここでは、あえて変なこじつけを使って記憶の定着を狙います。ここがポイントです。
まず、「デジタルフォレンジックス」という言葉の中の「フォレンジックス」に注目してください。
この単語は英語の「forensics(法医学、鑑識)」に由来しますが、「フォレンジックス」の音が「フォックス(Fox)」に似ていると感じませんか?
ここで、フォックスと聞いて思い浮かべるのは「狐(きつね)」です。
つまり、頭の中で「デジタルフォレンジックス=狐」とイメージしてしまうのです。
狐といえば「騙す」「化かす」というイメージもあります。
日本では昔話や言い伝えなどで「狐に化かされる」という言い回しがよく使われますよね。
そこで「デジタルフォレンジックスは、狐に騙されないための証拠」というフレーズで覚えます。
つまり「狐=フォレンジックス=騙そうとする存在」ですが、「証拠があれば騙されない」という意味合いを込めて、このイメージを記憶のアンカーにするわけです。
このように、少し奇妙だけど強烈なイメージを組み合わせることで、単なる文字列ではなくストーリーとして記憶に残りやすくなります。
覚え方のまとめと試験対策への活用
今回の覚え方をまとめると、以下のようになります。
- 「デジタルフォレンジックス」は「証拠の保全」「調査」「分析」を指す。
- 「フォレンジックス」を「狐(フォックス)」と結びつけてイメージする。
- 「狐に騙されないためには証拠が必要」というストーリーで記憶に残す。
この方法は、単純な暗記よりもイメージやストーリーを活用しているため、試験直前の思い出しやすさが格段にアップします。
情報処理技術者試験各種(ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報、応用情報、高度試験の午前Ⅰ)の対策にもなります。
もちろん、実務レベルで役立てるには意味や手法についての理解も必要なので、基礎知識の学習はしっかり行いましょう。
最後に:今後も思い付いたら
この記事は、私の個人YouTubeチャンネルの動画を基に作成しました。
もし興味がございましたら、こちらもご覧ください。
今後、他にも「変だけど忘れにくい覚え方」を思い付いたときには、随時シェアしていく予定です。
こういったユニークな覚え方を通じて、皆さんの資格試験対策を少しでもサポートできれば嬉しいです。
資格試験の勉強は地道な努力が必要ですが、時にはこうした遊び心ある覚え方がモチベーションを維持する助けにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
今回はここまでです。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m
Discussion