[高校生が使ってわかった]一番最初に使うべき初心者むけLinuxDistro5選!in 2024
本記事の意図
私は中学二年生の時に、OSをwindows10からSparkyLinuxへと変えました。今思うと不思議なチョイスです。当時つかっていたパソコンのスペックはとても低く、どうにかして軽くしたいという気持ちから、軽量LinuxDistroであるSparkyLinuxを使い始めました。結果的にそれが私のLinuxライフの入口となったので感謝しています。
しかし、Linuxを使い始めた頃は何も理解できていない状況であり、アプリを入れるのにも一苦労でした。この経験からわかったことは、私のような初心者はおとなしく「有名でユーザー数の多いDistroを使うべきなのではないか。」ということです。
そこで、この記事では私が色々なLinuxDistroを触ってみてわかった「初心者による初心者が使いやすかったLinux紹介」を行います。
※用途は日常の作業とプログラミングを軸として考えています。
本編
#1:Pop!_OS
一番はじめに紹介するのはPop!_OSです。もし、あなたのパソコンがNvidiaのGPUを搭載しているのであれば、間違いなくこのDistroは良い選択肢になると思います。そして、私のメインPCはこのOSで動作しています。扱いやすくて見やすいオリジナルのデスクトップ環境「COSMIC」を保有しており、使い心地はwindowsを超えると思います(個人の感想)。ワンクリックでタイル型windowマネージャー風にもできるというのもポイントです。Ubuntuをベースにしているため、情報にも困りません。総合的に初心者が扱いやすい代物です。
メリット
- Ubuntuベースなのでネット検索をすれば初心者でもエラーに対応できる
- GPUサポートが嬉しい&楽
- デスクトップ環境「COSMIC」は使いやすい
- Laptopで使う場合でも使いやすいカスタマイズが施されている
- ゲームもできるよ
デメリット
- 既に完成されているのでカスタマイズをしたい人にはあまり向かない
- Linux界の中ではちょっと重いかもしれない(それでもwindowsよりは断然軽い)
- あまりに扱いやすいので「俺、Linux使ってるぜ」って言いにくい
#2 manjaro
ArchLinuxベースでも使いやすくてオススメできるのがこの「manjaro」です。ArchLinuxの軽さやシンプルさはそのままに、guiでインストールを実行可能なのはとても魅力的です。情報も多くあり、十分調べながら使うことができるOSだと思います。実はゲームも結構できます。manjaroを搭載したゲーミングミニPCも前に見かけました。そして、日本語をサポートしています。開発陣も「Arch Linuxを初心者むけに」を掲げているので私のような人でも使い始められました。
ささやき:PLASMA DESKTOPがおすすめです。
メリット
- 軽い
- ネットに情報が多い&ユーザーが多い
- 日本語サポート
- AURを利用できる
デメリット
- 多少ubuntuより難しい。
- 初心者は感じないと思うが「どうせならArchLinux使いたい」ってなる
#3 Debian
これぞ王道、無難、シンプルといった雰囲気を感じる元祖初心者向けDistroです。UbuntuのベースとなったDistroであり、様々なLinuxDistroはDebianをベースに作られています。なんだかんだ一番良い選択になりえます。ただし、僕はインストールのときにWi-Fiカードが認識されず有線LANを使わなければなりませんでした。他の人も同じ状況になるかもしれません。プロプライエタリのドライバをインストールする必要も出てくると思います。
メリット
- 長い歴史
- 多くの情報
- シンプルイズベスト
デメリット
- 特筆すべき特徴はない
- すでにDebianを強化したようなUbuntuなどが多々あるのでわざわざ選ぶ人が減っている気がする
#4 Parrot OS
私はParrot OSを推しています。このLinuxDistroは「ペネトレーションテスト(侵入テスト)」や「フォレンジック分析」向けに作られたハッカー向けOSです。それを初心者向けDistroとして推すのはなぜか。それは、このOSにはHome Editionもあるからです。開発者向けにも作られているOSのため、開発環境の立て方などを調べると情報は割とヒットします。mateデスクトップ環境もシンプルで使いやすいです。
メリット
- Debianベース
- 豊富なハッキングツール
- セキュリティが高い
- システムの全通信にTorを通すanonsurfというツールが入っている←面白い
デメリット
- 日本語で記事を書いている人は少ない
- Security Editionにはむやみに使っちゃいけないツールがある(サイバーセキュリティを勉強してから使いましょう)
#5 Fedora(Fedora Workstation)
Fedoraは例えると、渋くてかっこいいおじさんです。問題にぶつかったときにネットで検索すると、ヒットするのは洗練された情報たちです。それはFedoraがRHELに由来しているからです。Fedora プロジェクトは、Red Hat® Enterprise Linux のアップストリームのコミュニティ・ディストリビューションという位置づけです。初心者developperであっても、このDistroを選択することが良い結果になる可能性があります。実際に使って感じたのは、日本語のサポートのありがたみ、rpmの使いやすさ、環境構築の楽さなどです。
メリット
- Red Hatによるバックアップ
- Developper向けのサポートが強め
- Developper向けガイドがある:https://developer.fedoraproject.org
デメリット
- RHELの実験場という側面を持っているので安定版ではなく最新のベータ版を使うとセキュリティが弱くなったり不安定だったりする
- ubuntuよりかは癖がある
おまけ:初心者がArchLinuxを使ってみると...
ArchLinuxに挑戦してみるのは、私が紹介したDistroを使い始めて、CLI操作にもなれて、そろそろつまらなくなってきたな、自分でデスクトップ環境とか選びたいな、と感じ始めてからでも遅くはないはずです。ArchLinuxを使用することは勉強にもなるので是非、いつかは触れてみてください!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が少しでも貴方の参考になれば嬉しいです。私もまだまだ勉強中ですので、ハートやアカウントのフォローなどをくださるとモチベーション維持に繋がります。今後も応援よろしくお願いします。
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