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Bambu Lab P1Pのノズル修理

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背景

今までの3Dプリンターは、打ち出すためのノウハウが必要で、かつ、故障する確率が高く、開発環境で使うためには、常に2台以上稼働できる状態でないと不安でした。
しかし、Bambu Labと出会い、今までの3Dプリンターでためてきたノウハウは必要とせず、何も考えずにきれいに、そして速く打ち出すことができるようになりました。
いつも使っているのは、P1Pというものです。
https://jp.store.bambulab.com/products/p1p?variant=44811021025572
1年以上何も考えずに使ってきましたが、ついにBambu Labの不敗神話が崩れてしまいました。
初めて造形不良が発生したのです。
むしろ、ここまで使っていて、今まで造形不良が起きなかったのが不思議なくらいです。
普通に打ち出し完了したかと思ったら、最後までプリントされていませんでした。

見た感じ、途中からノズルから出てくるフィラメントが止まってしまっているようでした。
そこで、この原因を探り、直そうと思います。

分解

フィラメントが出てこなくなる現象として過去にあったものは、

  • フィラメントが内部で破断し、引っかかる
  • ちゃんとノズルの温度が上がらない
  • 送りのギアの問題(トルク不足やギアの摩耗)

などがありました。

外見はぱっと見問題なさそうなので、よくわかりません。
まずはノズル周りをばらしてみます。

フィラメントにアクセスしやすくするため前カバーを手で開けます。
開いた状態でノズルの温度を250度にしフィラメントを送ろうとしてみたところ、ギアが周ろうとしているけど周っていない感じでした。



ということで、ノズルの温度を下げてから、ノズルを固定しているボルト二本を外し、ノズルを外してみました。

やっぱり詰まっていました。
この部分で破断していました。

修理と動作確認

ということで、ノズルが外れている状態で改めてノズル温度を250度にし、詰まっているフィラメントを取り除きます。

温度が上がるとフィラメントが少し浮き出てきたので、プライヤーで引っこ抜きました。
一応ノズル周りをキッチンペーパーできれいにしたり、細い棒をノズルに入れたりして清掃しました。

一応この状態で、フィラメントがちゃんと溶けて出てくるか、確認してみました。

ちゃんと出てきました。
ということで、ノズル温度が下がってから、ノズルを取り付け元通りにしてプリントできるか試してみます。

無事に打ち出せました。
今まで本当によく頑張ってきたと思います。
今までの3Dプリンターと比べてよくできていると思いますが、やはり、造形不良が全く起きないわけではなさそうです。
なので、今後のために、いくつかスペアパーツを購入しておこうと思います。

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