イベントレポート!レバテック×イオン ~事業会社を支える開発組織のBizDevOps戦略~を開催しました
はじめに
こんにちは。イオンスマートテクノロジー株式会社(AST)でSREチームの林 aka もりはやです。
こちらはAEON Advent Calendar 2024のシリーズ2の11日目の記事です。
さて、先日2024-11-27に私たちASTとレバテックさんとのイベント「レバテック×イオン ~事業会社を支える開発組織のBizDevOps戦略~」が開催されましたのでレポートします。
なお、当日の臨場感を取り入れるためXの #levtech_aeon_bizdevopsからの引用を多めにしていますが、取り下げたい方は私までご連絡ください。
TL;DR
本記事を箇条書きでまとめると以下です。
- BizDevOpsは従来のDevOpsにBizを統合した考え方
- SREチームはSLI/SLOで組織を横断し、越境できる
- 逆コンウェイの戦略は足回りを固めてから
- SSOでBizDevOpsを加速しよう
- レバテックさんも人材豊富
背景
私たちASTのSREチームとレバテックさんはコミュニティイベントを通して個人的な繋がりがいくつかありました。
その中でも、レバテックの瀬尾さんがモチベーションが高く、Slackなどでイベント開催について話していました。
そんな折、一休×AEON 事業会社のサービスを支える基盤開発トークの懇親会にて対面で瀬尾さんと話す機会があり、一気に機運があがってイベント開催に至りました。
会場はレバテックさんがアクセス抜群の渋谷のオフィスを気前よく提供してくれました。
開始の挨拶は主催の瀬尾さんから
当日はありがたいことに、会場のキャパシティ35人に対し、32人に参加いただきました。(キャンセル反映後なため見事なキャパシティプランニング)
司会進行はレバテック瀬尾さんで、やわらかいトークで場を和ませつつ開始の運びとなりました。
事前の打ち合わせにて、ゆるやかで活気のある会にしたいとレバテックさんと話していたことから、イベントの開始時からアルコールも提供しつつ、乾杯の音頭でイベントをスタートしました。とくに瀬尾さんセレクトの「赤玉パンチ」は抜群の飲みやすさで後日に個人でも購入するほど。
セッショントップバッター「もう一度、事業を支えるシステムに。〜基幹システムの復活〜」
乾杯をしつつも硬さの残る会場の雰囲気の中で、トップバッターを飾ったのはレバテックさんより小堺 (@t_kosa)さんでした。
人を落ち着かせる穏やかなトークの@t_kosaさんは、いくつも印象的な投げかけを行ってくれましたが、とくに残ったのが”リプレイス”に関する考え方です。
「リプレースではなくモダナイズ」の表現は言葉遊びと捉えられるかもしれませんが、「リプレースは既存環境の他に新しい移行用の環境を用意する」一方で「モダナイズは稼働中のシステムを稼働させたまま段階的に変更を加えて最新化していく」との明確な定義を説明していただきました。
リプレースによってシステムがいくら新しくなっても事業価値に直接貢献しなければ意味がなくむしろコスト面でマイナスをあたえかねない、それならば稼働中のシステムを少しずつ改善していく方が建設的かつコストメリットも出しやすいというのは、ひとつの方針として納得のいくものでした。
ASTより我らが齋藤 光さんから「SREチームの越境」
つづいてはASTから齋藤 光さんより「SREチームの越境」をタイトルにセッションが行われました。
トークは「SREチームの越境(1) Embeddedアプローチ」と「SREチームの越境(2) だっしゅぼーどを眺める会」のふたつの軸で進み、とくに後者の「だっしゅぼーどを眺める会」には会場からも好意的な反応をいただけたようです。
私自身、ASTに入社して感動した取り組みのひとつとして「だっしゅぼーどを眺める会」を挙げていて、毎週ひらかれる場に参加しては新しい発見を得ることができています。
応募LTにはASTの久保さんがエントリー
セッション2つが終わった後は、応募LTの時間が設けてあり、エントリしていたASTのShoma Kubo (@bory_kb)が壇上に立ちました。
「BizとDevとOpsをつなぐ場作り 〜草の根活動の最初の一歩〜」のタイトルで久保さんが話した内容は、誰もがやろうと思えばできることですが、実際に行動することでチーム内外のコミュニケーションが加速する素晴らしい取り組みについてでした。
実績としてTeamsの活用メトリクスのグラフの提示もあり"草の根活動"後に明確にコミュニケーションが活発になっていることがわかりました。他チームの自分からみても素晴らしい成果です。
初登壇には見えない巧みなプレゼンテーションは厚澤 (@attsu_8)さんから
4番手はレバテックの厚澤 (@attsu_8)さんから「専門領域に特化したチームの挑戦:半年間の実践で見えた成果とシステム横断開発の壁」の登壇でした。
厚澤さん本人曰く「これが初登壇なので緊張しています」とのことでしたが、軽快で引き込まれるテンポのあるトークに適度なボディランゲージも駆使されていて大変見事な語り口でした。
自己紹介には好きなトップバリュも記載いただきまして、見事に会場の空気をものにしていました。
内容は戦略に合わせて組織を構成する”逆コンウェイの法則”活用時の大変さについてで、Take home messageとして「逆コンウェイの法則は魅力的だが、足元はしっかり固めよう!!!」でした。
大変さが身につまされた後で、QAの中で同僚のレバテックさん内からフォローが入っていたのも切れ味ある発表ならではだったのでしょう(ユーモアある空気でした)
懇親会まで後少し、最後はサクッと私からSSOの魅力を
魅力的なセッションに会場もあたたまり、後は懇親会だ!となる手前で私からも「BizDevOps加速のカギ: SSO整備とセルフサービス化で実現する開発組織の進化」の発表を行いました。
それまでの発表とは少し軸を変えて、技術的にSSOを導入することで共通のツールの展開が加速し、結果BizとDevOpsが近くなっていけるよね、との話でした。
個人的に嬉しかったのは以下のコメントで、単にSSO入れるだけと言っても考慮する点はあり、とくに課金体系の異なるSaaSごとに適切なグループ設計が必要な点を拾ってもらえたのは感無量でした。サンキュー”そーたろ。”さん!
懇親会は交流と刺激と楽しさで溢れる
こうして突入した懇親会では、ご参加いただいた方の大半と交流することができて大満足でした。
トレーディングカードゲームのイベントを支援する事業の方や、モチベーションあふれる謎の元CTO、鉄の精神をもつフリーランスのPM、レバテックの強いエンジニアのみなさんの他、あの”こにふぁー”さんとも話す機会をもらえたのは素晴らしい時間となりました。
こにふぁーさんをご存知ない方にはマイベストの以下の記事を紹介しておきます。
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎていき、最後に写真撮影をしてお開きとなりました。
こうして見直すとだいぶ”赤玉パンチ”が回っているようにみえるので、次回からは開始時とかに写真を撮ると良いかもしれません。(これはこれで、大変楽しそうではありますが)
おわりに
以上が「レバテック×イオン ~事業会社を支える開発組織のBizDevOps戦略~を開催しました」のイベントレポートでした。
手軽に参加できるオンラインイベントの良さを日々体験しつつも、時間とコストをかけて現地に足を運び交流ができるオフラインのイベントも大変良いなと感じる機会となりました。
レバテックさんも私たちイオングループもたくさんの人材がいますので、また別の切り口で集まる場が作れたらよいなと考えています。
それではみなさまEnjoy コミュニティイベント!
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