HashiConf 2023 現地参加memo #Day0-1
イオンスマートテクノロジーのCTO室SREチーム @hikkie13 による、
2023/10/10-13に San Fransicsoで開催されているHashiConf 2023の参加メモです。
筆者の知識不足で解釈が間違っていたり、説明が薄いところはご容赦ください。
HashiConf 2023とは
現地参加は約1,200名とのこと。
Day0 - Registration/会場の様子
雰囲気だけでも伝わって頂ければ。
Day1 - 朝食
ビュッフェ形式での朝食が提供されていました。
Keynote(9:15-10:30)
HashiCorpのCo-Founder & CTOのArmon Dadgarによるkeynote。
HashiCorpがフォーカスするのはInfrastructure & security。
- securityのstackはvault,boundary,consul
- infrastructureのstackはnomad,terraform,Waypoint,Packer
Vault
HCP Vault SecretsがGAに!🎉
- 各cloudやSaaSで管理しているsecretsを同期することができる
HCP Vault Advanced Data ProtectionがGAに!🎉
- 外部シークレットの管理
- workflowの中でsecretをオーケストレーションする。
HCP Vault Radarが previewに!🎉
- secret情報をscanする。
- BluBracket買収の成果
詳細はこちらを参照。
Boundary
- v0.14でintegrated terminalが利用可能に。
Consul
- multiport service(BA)により管理をシンプルに。
- Locality-aware service mesh routing within a Consul datacenter:振り分け設定やDCの位置を考慮したルーティングが可能になる。レイテンシの改善やコスト削減につながる。
- HCP Consul Central:可観測性の向上やglobal APIリリース
詳細はこちらを参照
Nomad
- nodepool機能ができて、nodepoolの管理が可能に。
- 1.7でworkdload indentity integration withe third party(aws)が利用可能に。
Terraform
module testing
1.6でTest Framework機能ができて、module testが可能に。
AIでmodule testを生成する機能もある。
※現地では、AIというキーワードを出す度に笑いが生まれてました。「はいはい、またAIかよww」という感じなんですかね?
enhanced editor validation
VSC pluginでerrorメッセージをだいぶ詳しく書くように。
エラーの調査が簡単に・早くなるようになった。
Stacks
- config間の依存関係やconfigの重複を手動で管理する必要がなくなる。
- 大規模なシステムは、複数のTerraform モジュール、複数の環境をデプロイするために、それらの依存関係を理解し、各モジュールやワークスペースをデプロイしなければならない。
*そういった課題を解決するために、相互に依存する異なるシステムをグループ化するコンポーネントを使って、スタックにまとめてデプロイすることができます。このコンポーネントのセットを利用して各環境でパラメータを使用するで、複数環境を一貫して簡単にデプロイすることができる。
before/after
ephemeral workspaces
- CIやテストなど数時間だけ起動させたいケースがある。そういったケースに動的(ephemeral)なworkspaceを作る設定ができる
- 削除するスケジュールを設定すれば自動で削除するので、手動で削除する必要がない。
no-code modules
- HCLを学習することなしにcloud resourceをデプロイ可能に
- platform teamが no-code moduleをprivate registryに登録して、Dev Teamが利用するイメージ
全体的に、以下の記事に詳しいことが記載されている模様
HCP Waypoint
HCP Waypointの新ビジョンと新機能の紹介
開発者がアプリケーションを大規模に管理するためのgolden paternとworkflowを定義し、platform teamを支援する
- templatesのリリース
詳細はこちら https://www.hashicorp.com/blog/a-new-vision-for-hcp-waypoint
application Dev team、platform teamのロールでのlive demo
海外でdemoは盛り上がる!
Terraform and Packer Roadmap
stage1:Adopt(取り入れる)
stage2:Standrdize(標準化)
stage3:Scale(スケール)
の3つのステージがあり、ステージごとで有用な機能を紹介
stage1:Adopt
-
Enhanced editor validation
-
module testing framework
-
Cutom provider functions(preview)
-
config-driven remove(preview)
remove blockができる?
stage2:standardize
-
modules upgrades for no-code provisioning(beta)
別のセッションでこんな説明があった。
-
policy runtime version management(beta)
バージョンの衝突、予期せぬアップグレード、バグの影響を減らすポリシーの実行をより安定的かつ効率的に行うための管理
https://www.hashicorp.com/blog/terraform-cloud-now-supports-policy-runtime-version-management
stage3: scale
- HCP Packer Webhooks
Packerをパイプラインに組み込んで、ポリシーやコンプライアンスチェックを実施
https://www.hashicorp.com/blog/hcp-packer-now-supports-webhooks-and-streamlined-run-task-reviews - Ephemeral workspaces
- Staksを利用してconfig sprawlを防止
Field CTO Session
Hashi Corp社のFiled CTOであるJake Lundberg氏と自動化プラットフォームを中心としたPlatformチームとDevチームのコミュニケーション、組織文化、組織設計についてディスカッションさせて頂きました。(ありがたい!)
その他
module testのセッションで解説されたtestとは?
TerraformCloudを利用したセルフサービス化への道
最後に
イオンスマートテクノロジーでは絶賛エンジニアを採用中です!
Day2
Day2の記事はこちらです。
Discussion