New Relic Full-Stack Observability認定試験対策講座を受けて試験合格した話
この記事は
お疲れ様です。イオンスマートテクノロジーのCTO室SREチーム @hikkie13 (通称:ヒカルしか勝たん)です。
今回はNew Relic Full-Stack Observability認定試験の対策講座を受けて認定試験に合格した体験記です。
New Relic Full-Stack Observability認定試験とは
上記ページの説明では
New Relicプラットフォームのオブザーバビリティを知っていますか?
このテストで、Full-Stack Observabilityの知識をお試しください。
New Relicについての知識や知見が十分だと思ったら、テストにチャレンジしてみてください。
とかなり淡白な説明ですね。。
New RelicさんはNew Relic University(通称:NRU)というオブザーバビリティの教育プログラムを提供しています。
本試験はこのプログラムの中で、オブザーバビリティの基礎知識を問う試験の位置付けです。元々は英語での提供でしたが、2023の途中から日本語でも受験可能となりました。
New Relicさんはオブザーバビリティの民主化を謳っているだけあり、学習プログラムの拡充(特に日本語対応の速さ)やNRUGなどユーザコミュニティ運営への支援に力を入れていて素晴らしいです。
受験の動機
ここ1年業務で使い倒していたので、体系的な知識として整理しつつその力を証明したいと思ったことが一番の動機です。
ただ、New Relicの社員の方曰く「中の人でも落ちるくらいには難しい」と聞いていたので躊躇してました。(訳:ビビってた)
試験対策講座が開催
そんな中、2023/11/29にNew Relic Full-Stack Observability 認定試験対策講座が開催されるというではありませんか!
これはチャンスと思い、即決で参加申し込みをし、講座受講に至りました。
概要:
New Relicでは、New Relic の認定試験「Full-Stack Observability 認定試験」の試験対策ウェビナーを開催いたします。
「Full-Stack Observability 認定試験」は、New Relicの技術的な基礎知識を問う試験です(試験の詳細はこちらから)。
本ウェビナーでは、試験で出題される範囲はもちろん、オブザーバビリティやNew Relicの概要についても学ぶことができます。New Relicのエキスパートが、初歩から応用までご説明させて頂きますので、New Relicを使い始められたばかりの方も、既に習熟されている方も、ぜひご参加ください。
より理解できるように、以下のNRU講座を可能な限り事前に受けた方が良いとのことです。あらかじめ受講しておきましょう。
以下は推奨
講座受講〜受験
講座受講
当日はzoomにてウェビナー形式で実施されました。
講師はNew Relic実践入門 監視からオブザーバビリティへの変革の著者のお一人の方で、監視とオブザービリティの違いの説明から始まり、APM/Inrastructure/Synthetics/dashboard/alert/NRQLあたりの概要を2時間かけて講義頂きました。
ハンズオンはなく座学のみです。
試験対策講座ということもあり、試験に出てくる箇所を中心に概要を説明されている印象でした。
既にゴリゴリ使い倒している機能についてはサラッと流し聞くレベルで問題ないですが、自分が馴染みない機能については非常にわかりやすく説明頂けるので試験対策を目的としなくてもお勧めです。
受験
テストを受けようとすると以下の画面になります。
記載されていないところも含めてポイント・留意事項を以下にまとめます。
- 本テスト䛿最大5回まで受験可能。5回連続で不合格となった場合は、1ヶ月の待機期間が適用され、その間は受験不可能。待機期間終了後に再受験する場合は申請が必要。
- 合格基準は80点
- 時間制限は特になし
- ピアソンの試験のような環境ではなく、インターネット環境であれば受験可能。つまり、調べながらでもできる。
- どのくらいパターンがあるのかわかりませんが、自分の場合は28問出題されました。配点は不明。
- 問題の種類は以下です。
- 選択式(一択選ぶものもあれば複数選択肢を選ぶものもあり)
- 選択肢が10個くらいあるものもあり、辛いというか面倒くさい問題もある。
- 記入式の問題もあった。
- 用語だったため、日本語/英語のどちらで記載して良いのかよくわからなかった。
- ダッシュボードの状況をみて、問題点がどこにあるのかを特定する問題もあります(難易度は低い)
- NRQLについての問題もあり。
- 左列と右列の選択肢を正しく紐付ける問題もある
- 選択式(一択選ぶものもあれば複数選択肢を選ぶものもあり)
- 回答後に前の問題に戻ることはできません。
結果
1回目が79点という残念極まりない結果でしたが、2回目で合格しました(点数忘れた。スクショも忘れた)
※手元に残っていたのは1回目の結果スクショだけ。。ここに供養します。
合格すると、以下の画面に進み、後日認定証がメールで送られてきます🎉
感想
- 試験対策講座だけに、ここの内容からの出題がほとんどです。
- 認定証やバッヂが送られるものの、無料で受験可能な上、テスト専用の環境で受験するわけではないので、資格としては決して高く評価されるものではないと認識しています。
- しかし、この受験が無意味だとは全く思っていません。オブザーバビリティの基礎知識を得たという証明にはなるし、そのために行った学習そのものに意味のあるものだと思っています。
- New Relicにこれから触れる方、すでに使っているが広く体系的に理解したい方はNRUやこの対策講座を通して、試験合格を目指してみてはいかがでしょうか。
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