SRE NEXT 2023に登壇しました
イオンスマートテクノロジーのCTO室SREチーム @hikkie13 です。
去る9月29日に、SRE NEXT 2023で登壇を行いました。
その内容について共有いたします。
SRE NEXT 2023とは
信頼性に関するプラクティスに深い関心を持つエンジニアのためのカンファレンスです。 同じくコミュニティベースのSRE勉強会である「SRE Lounge」のメンバーが中心となり運営・開催されます。
SRE NEXT 2023は「Interactivity」「Diversity」「Empathy」という3つの価値観を掲げ、「双方向性のある意見交換の場にすること」「スタートアップから大企業まで、幅広い業種・領域・フェーズでのSRE Practice の実践を集約すること」「ビジネスサイド含めSRE以外の職責も含めて裾野を広げること」を意識して運営していき、より多様なSREの実践が普及することを目指します。
発表前の心境とか
なぜ発表しようと思ったのか
各社固有の特殊な事情を抱えていたり、組織のフェーズが異なる中で「SREを実践しようとしているが何から始めたらいいかわからない」という状況は少なからずあるのかなと思っております。
どのような組織設計でSREを実践していくかという視点でも多くの型があり、だからこそ認識のズレが起きやすいです。
そのような中で、自分が試してきたことや失敗を共有することはこれからSREの実践を開始しようとする人たちの一助になるのではないかと考えた事がキッカケです。
そのため、ありのままの思考経路や成果、失敗を全部盛り込んで話したつもりです。
キラキラした素晴らしい事例はもちろん素晴らしいですが、こういった事例の再現性よりも失敗の再現性は高く、それを言える範囲で共有していく事は個人的にも面白いと思い、そういった内容でCfPを出しました。
採択された...!!!!
直前に開催されたSRE Lounge #15で言及されていましたが、CfP採択の倍率はなんと4.6倍だったそうです。なんでワイが採択されたんだ・・・っていう気持ちしかなかったです。
ちなみに、採択通知メールは迷惑メールに入っており採択されたことに気づいたのは数日後でした。。
まさかのイオングループから2社登壇
基調講演にイオンネクストのCTOである樽石さんも登壇されており、イオングループから同イベントに2人登壇することになりました。
発表内容「エンタープライズ企業でのSRE立ち上げ挑戦の際に意識した事と気付き、 現在地とこれから」
発表概要
イオンスマートテクノロジーは、イオンのデジタルシフト戦略を担う会社であり、
iAEONアプリによるお客様のお買い物体験向上と店舗DXを進めています。
プロダクトの特性から、従来当グループにあったベンダ依存の状態から内製化を進めている最中です。
しかし弊社もグループ内では出島のような立ち位置なものの、
設立当初は所謂JTCと揶揄されかねないエンタープライズ企業の側面が多々あり、そのような中で1年ほど前からSREチームを立ち上げSREの実践を進めております。
立ち上げ当時はDevOpsへの理解も浅く、他チームとの認識齟齬も多々ある状態でしたが、そのような状態から「何を考え、どんな壁にあたり、どのようにコミュニケーションをとりながら」SREの実践を進めてきたか現在地と展望を交えながらお話しさせていただきます。
発表スライド
スライド資料はこちらです。
Youtubeも以下のリンク経由で公開されています!
発表してみて
発表後、会場で何人か会話させて頂きましたが
複数の名だたるweb系企業の方から「わかりみが深い」という感想を頂いた事が意外でした。
今回の発表ではエンタープライズという大きな主語を使ってしまいましたが、業界・業態問わず実は各社抱えている問題なのかもしれないと感じました。
そして懇親会では、お互いのSREのお悩み相談をしている事が多かったと思います。
それだけ各社試行錯誤をしているという事でしょう。
(こういう座談会をしてみたい...!)
その他反応頂いたX/blogを抜粋して紹介させて頂きます。
他の皆様の登壇含めて、togetterでまとめられているのでぜひご覧ください!
運営の方々へ
あのような規模の配信/懇親会の準備は大変だったと思います。
全てのセッション発表も素晴らしく、このような素晴らしいイベントを運営頂き本当にありがとうございました。
おまけ:当日のアレコレ
定期的に映される猫がジワる
ワキヤコーヒーさん、美味しかったです!
終了後の屋上のテラスにて
イオンスマートテクノロジーは絶賛採用中です!
イオンスマートテクノロジーではエンジニアをはじめとした様々な職種を積極的に採用中です!
これからとてもおもしろいフェーズへ突入していくと思いますので興味のある方は是非カジュアル面談などで話を聞いてください!
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