そもそもなぜ今、セキュリティ?
大学でセキュリティについて学習してきましたが、「なぜ、現代社会でセキュリティが求められるようになったのか」整理してみました。
セキュリティ、セキュリティと言われる時代
今は、2025年。
社会にインターネットが普及し始めたのが1995年頃、約30年が経過しました。
その間に、変わったもの。
それは、人々の生活そのものです。
- 買い物はスマホ。
- 連絡もスマホ。
- コミュニティもスマホ。
- 仕事はパソコンで、資料はクラウド。
いつでもどこでもアクセスできるようになりました。
これらの共通点は「インターネット」。
今では、インターネットが人々の生活の入り口となっています。
もし、その扉が開けっぱなしだったら、泥棒のような悪意ある侵入者が入り込める隙が生まれてしまいます。だからこそ、鍵をかけてしっかりと守る必要があるのです。
つまり、インターネットが暮らしのあらゆる場面と繋がることで、便利さと同時に危険も伴う存在となりました。そのため、「インターネットを通じて訪れる脅威も含めて、私たちの生活に関わる情報や端末、環境全体を守るための行動」 が求められるようになったのです。
流されない学びのために
大抵の技術書は、技術の説明から始まります。私たちは当たり前のように、そこから読み始めてしまいますが、その前に考えるべきことがあります。
それは、
「なぜ、今、その技術を学ぶ必要があるのか」
という問いです。
社会は、需要と供給で動いています。
現状を知り、課題を見つけることで、現在と未来に必要な技術を予測することができます。
そして、その必要性を理解して学習に取り組むことが継続的な学習意欲につながるのです。
周囲の雰囲気に流されてなんとなく始めてしまいがちですが、習得が難しい技術ほど、この認識は欠かせません。途中でくじけないために。
おわりに
本記事では、デジタル社会において、情報セキュリティが必要とされている背景について解説しました。
次回は、「情報セキュリティの基本概念と標準 - 7つの特性」について整理します。
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