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RubyKaigi2022に参加してきました

2022/11/18に公開

はじめまして。株式会社iCAREに3ヶ月前に入社したanna(@ae__b_)です。

弊社iCAREはRubyKaigi 2022のRubyスポンサーとして協賛させていただきました。そしてありがたい事に、新入社員である私もスポンサーブースのスタッフとして参加してきました!

ざっくり私の自己紹介をします。
エンジニア歴は約3年半、未経験でSESの会社で1年ほど働いた後に転職しコールセンターで使用するCRMシステムの開発を2年ほど行いました。その後、iCAREに入社しています。
iCAREではRubyで開発していますが、私の言語経験はJava2年半くらいとC#が半年くらい。Ruby経験としては未経験でした。また、エンジニア経験の3年半のうち、2/3はコロナ禍のためオフラインイベントにはほぼ参加した事がありませんでした。そのため自分に理解ができるのか、どこまで楽しめるのか、そんな不安と共へ東京から会場へ向かったのでした。

あっという間の3日間

この3日間、どんなことをしていたか軽くご紹介します。
スポンサーブースでの活動としては、事前の企画と交代でのスポンサーブースでのスタッフです。来場されている方々にiCAREのご紹介をし、興味を持ってくれた方に覚えているためにDevパンフレットや名刺をお渡ししました。弊社ではRuby関連書籍が当たる抽選会を行なっており、この抽選会をキッカケに様々な方とお話しできたように思います。

しかしさすがのRubyKaigiに訪れるRubyistたち。関連書籍を既にお持ちの方がとても多かったです。
お恥ずかしながら私は1冊しか読んでないので帰ったら読もうと思いました...。

他社のお仕事のお話を聞けたり、弊社社員と意外な繋がりを持っている方がいたり、著名な方とお話ができたり。お昼ご飯も美味しいお弁当があって、16時頃に毎回違うおやつが出たりとお腹いっぱいになりました。
それからiCARE DEVチーム(@devteamicare)の中の人もやっていたので、面白い写真が撮れたら更新したりしていました。

実は先月のRails Girlsにもスタッフで参加しておりまして、その時に仲良くなった方と再会できて嬉しかったです。

そして、なんとなんと!Rubyのパパの松本さんとお写真を撮りました。
緊張して顔がひきつっています...。

ブースに遊びに来てくれた方、本当にありがとうございました!
前髪に金髪が入ってる女性が私です。ぜひ他のイベントでお会いしたらまた声かけてください!

それから空き時間はセッションを聴きにいってました。
セッションの間はほとんど人がブースに来ないので、たくさんセッションを聴きにいけたのはとてもありがたかったです。英語が全然聞き取れないので日本語のセッションだけ行きました。
各セッションで10分ほどの空き時間があり、その間に一緒にいた社内のメンバーで話しながら復習をしました。それにより難しい内容ながらもぼんやりと理解ができて良かったです。アウトプットするのは大事ですね。

プログラミング言語を高速化する

自分が聞いたセッションの多くは様々な機能についての高速化の話でした。個人的に新しい感覚だったのは、プログラミング言語そのものを高速化するという話。プログラミング言語のこのメソッドのが速い、遅いという話があれば言語自体の高速化を目指す事もあるよなぁ、と思いつつ考えた事もなかったです。「Rubyではメソッドが再定義されているか確認する特性があるため速度が上がらない」という事も初めて知りました。PythonやLuaと比較されている方が多く、Rubyをもっと知るためにこうした言語を学ぶのも面白そうです。

Rubyの型定義

それから次に印象的だったのは型定義の話です。TypeScriptやTypeProfを活用して型定義を行う事を推奨していました。自分が2年ほどJavaでの開発をしてからRubyを始めた関係で、型定義がない事にとても違和感を覚えていました。確かに記述する時は楽ちんなのですが、後からソースコードを追う時に何に使われている変数なのか、どう使われているのかという事を追うのがJavaよりも大変でした。しかしTypeProfとRuby3.0から追加されたRBSを使って簡単に型定義・静的解析ができるらしく、とても活用したいと感じました。

興味のあること

あとパケット解析の話も面白かったです。WiresharkにmRubyを組み込みディセクターを作ることでRubyのパケット解析をできるようにするというものです。そもそもパケット解析をしたことがないので実際に自分でもやってみたいと思いました。
最後にシンプルに面白かったのはTRICKです。プログラミングは楽しいものだし便利なものだし美しいもの。こういう感覚を忘れちゃいけないですね。

プログラミング言語は人が作っている

過去自分が触ってきたJavaもC#も、それからRubyも。使ってきたフレームワークも全て人が作っています。頭では理解していましたがそれは天才と呼ばれる人々が全く違う世界で作っていると思っており、どこか他人事でした。
しかし今回のRubyKaigiを通じ様々なセッションを聞いて、Ruby内部の開発を彼らが作ってくれている事、それらが苦労や努力の上にある事、そして自分と同じように楽しんでモノづくりしている事を強烈なほどに感じました。プログラミング言語を開発する事とアプリケーションを開発する事、もちろん技術と知識の差はあるけれど、そこに対して一線を置く必要はなくむしろもっと近い距離で考えていくべきなのだと、今はそう思っています。
そして自分がシステムを作るために使うプログラミング言語やフレームワークに感謝をし、自分自身も誰かに喜んでもらえるようにOSS活動にチャレンジしたいです。人無くしてアプリケーションはあらず、人無くしてプログラミング言語はあらず。どこの世界にも同じ人間がいる事を忘れずに、愛を持って接していきたいです。

iCAREという会社への思い

ちょっと話は変わるのですが、この3日間にブースで様々な方と交流して感じたことがあります。

気づけば入社して3ヶ月が経ちました。先日新入社員に向けて、iCAREに馴染むためにどうしたら良いか?という事について発表する機会を頂きました。iCAREには6つのCredoとValueがあります。

  • 自分にフタをしていないか?
  • 仲間に愛はあるか?
  • 家族に誇れるか?
  • スピードは上がらないか?
  • クオリティは上がらないか?
  • 視座は上がらないか?

発表する際に「入社してすぐの頃、iCAREのCredoとValueの6つすべてを体現できる人間にはなれないはなれないから、フタとスピードだけを選択し目指すことにした。仲間への愛はきっとこれから築いていくものだから」そう発表しました。
今回のRubyKaigiでは様々な方にiCAREとCarelyの魅力をたくさんの方にお伝えしてきました。Carelyの良さや学べる技術、iCARE社内の仲間の素敵なこと。それは何かテンプレートを作って話しているものではなく、自然と口をついて出た言葉でした。
いつの間にか、iCAREへの愛は築かれていたのだと実感した3日間でした。

最後に

エンジニアとしての価値観を変えられてしまうくらい、とても素敵な会議でした。
オーガナイザー、スピーカー、スタッフの皆様、ブースに足を運んでくださった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また次会う時までに成長した自分をお見せできるように、楽しみながら勉強していきたいと思います。

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