Salesforce Winter’26の新機能紹介
本記事では、Salesforce Winter’26の新機能を4つご紹介します。
Salesforceのバージョンアップについて
Winter’26の新機能をご紹介する前に、バージョンアップについてざっくり説明します。
Salesforceでは、年3回バージョンアップ(メジャーリリースと呼ぶこともあります)を実施しています。
毎年2月、6月、10月ごろに実施され、それぞれ以下のようにバージョンが変わります。
例)
2025年2月→Spring’25
2025年6月→Summer’25
2025年10月→Winter’26 ※Winterは翌年扱いです
※バージョンアップの詳細な日程は、Trustサイトをご確認ください
※もっと詳しくバージョンアップについて知りたい方はバージョンアップに備えましょうをご覧ください
今回ご紹介するWinter’26というのは、2025年10月にリリースされた機能となります。
Winter'26の新機能について
本題の、Winter'26新機能についてご紹介します。
Lightning ダッシュボードグラフの基準線を使用したデータの簡単な解釈
ダッシュボードグラフに基準線を追加できるようになりました。
たとえば目標商談数を基準線で設定することで、目標達成できたか一目で見やすくなります。
基準線は小数も設定可能です。基準線の色も自由に変更できます。

複数の列でのリストビューの並び替え (正式リリース)
リストビューの並び替え条件として、項目を5つまで指定できるようになりました。
たとえば商談のリストビューで、フェーズごとに完了予定日が直近の順番に並び替えることができます。
いままでは単一項目でしか並び替えができなかったため、フェーズ順 または 完了予定日順 のような並び替えしかできませんでした。


権限セットおよび権限セットグループの割り当て解除後の権限セットライセンスの削除
権限セットや権限セットグループの割り当てを解除すると、関連する権限セットライセンスの割り当ても自動的に解除されるようになりました。
権限セットは外したのに、権限セットライセンスを外し忘れて、新しいユーザーに権限セットを付与できないという経験を持つ方もいるのではないでしょうか?
今後、そういったお困りごとは減るかもしれません。
ただし、以下のタイミングでは権限セットライセンスは割り当て解除されません。
今まで通り、権限セットライセンスも割り当て解除しましょう。
・ユーザーアクセスポリシーを使用して更新する
・50件以上の権限セットや権限セットグループを一括割り当て解除する など
先行入力検索を使用したリストビュー設定の高速化
リストビューに表示する項目を探すとき、項目の最初の文字を入力すると、入力したアルファベットの項目に移動するようになりました。
以下の動画は「W」を入力したものです。

ただこちら、残念ながら項目の最初の文字が日本語の場合は移動しませんでした……。
いつか日本語の項目も検索できるようになる日が来るのを期待しましょう。
Salesforce Winter'26の新機能紹介は以上です。
冒頭でもお伝えした通り、Salesforceは年3回バージョンアップを実施しています。
便利な機能も増えていますので、皆さんも使ってみてください。
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