🐣

Slackワークフローを使用したSalesforce連携

に公開

はじめに

Slackを社内のコミュニケーションツールとして活用している中、
「Salesforceとの連携はできないのか?」との声があると思います。
この記事では、Slackのワークフロー機能を使用したSalesforceのレコード作成方法の
実装手順、および注意点をまとめます。

この記事を読めば実現できること
[Slackワークフロー起動]→[レコード作成後にSlack通知]→[Salesforceレコード作成]
という連携が実現可能になります!

<構築完了の画像>


事前準備

Slack App Directory から「Salesforce」アプリを検索
ワークフローを作成したいSlack環境へ、下記アプリケーションのインストール
https://slack.com/marketplace-pages/salesforce


Slackワークフローの作成

Slackワークフローの起動条件の設定

Slackの自動化を開き、新しいワークフローを作成を選択

<ワークフロー作成画面への遷移>

開始方法:Slackのリンク内から開始
→Slackのチャンネル内から起動することが可能になります
実行内容:Salesforceレコードを作成する

<ワークフローの開始条件>

レコード作成フォームの作成

1.連携したいSalesforce環境へログイン(初回のみ)
Salesforceログインの流れ
このステップに使用されているSalesforceアカウントの編集を開く
アカウントを「連携する」ボタンを押し、Salesforceログインを行う

<Slack:Salesforce連携>

<Salesforceログイン>

2.「ステップを追加」をクリック。
3.ステップ一覧から 「Salesforce」>「レコードを作成」 を選択
4.Salesforceに接続済みであれば、対象オブジェクトを選べます

<Salesforceログイン後の画面>

例:
リード(Lead)
商談(Opportunity)など

入力フォームの作成(項目の追加)

Salesforceのオブジェクトにて作成済みの項目から、ワークフローで入力させたい内容を選びます。
└今回は商談レコードの作成を行います

<オブジェクトの選択>

レコード作成の確認と保存

1.項目マッピングを確認し、「完了」をクリック。
2.ワークフローにステップが追加されたことを確認。


Salesforceレコード作成通知

SlackワークフローでSalesforceにレコードを作成した後、ユーザーに確認メッセージをSlackに返信する方法を紹介します。

ワークフローステップの追加

「Salesforceレコードを作成」のステップの直後にある「+ステップを追加」を開く
クイックステップから「チャンネルへメッセージを送信する」を選択

<ワークフローステップの追加>

メッセージ送信先を指定

「チャンネルを選択する」にて以下を選択
•ワークフローが使用されたチャンネル
•特定のチャンネル(例:営業チームのチャンネル)

<チャンネル選択>

メッセージテンプレートの作成

送信したいメッセージのテンプレートを作成します。
フォームで入力された値を、ワークフロー内で変数として使うことが可能です。

<メッセージテンプレート>


ワークフローを使用したいチャンネルに公開

公開後は、Slack内のコマンドからワークフローを起動できます。

<特定のチャンネルにてコマンドコマンドで起動>

<コマンドで起動後、作成したフォームがポップアップで表示>


【検証】Slackワークフローを使用して、商談レコードを作成する

連携構築は完了したので、実際にSlackワークフロー使用して商談レコードを作成します。
1.Slackワークフローを起動し、登録したい商談情報を入力
2.送信し、実際の商談レコードをSalesforceで確認

<レコード情報の入力>

<送信完了後のSlackメッセージ>

<登録されたSalesforce商談レコード>

SlackからSalesforce商談レコードの作成ができました!


まとめ

Slack連携を行うSalesforceユーザーには、適切な権限を事前に付与しておく必要があります。
└商談で連携を行う場合、取引先の参照権限/レコード作成権限/項目の編集権限等

ワークフローの構築はノーコードなので開発者でなくても取り組みやすいです。
SlackとSalesforceを連携することで、日常の業務フローを効率化していきましょう!!

株式会社アクトビ

Discussion