Claude CodeをWindows上で使う方法
はじめに
AnthropicからリリースされたClaude CodeをWindows上で使う方法を見ていきます。
WSLやターミナルベースのサービスとなっておりハードル高く感じるかもしれませんが、この記事の手順通り進めて行けばインストールができ活用できる基盤を作れるので、ぜひ試してみてください!
なお、下記記事で環境構築手順を執筆したのですが、VM Wareの構築が必要で手間がかかります。この記事で照会するWSLを使った構築が一番ライトかなと思っています。ぜひ参考にしてください!
アーキテクチャ図
下記のような構成となります。
WSLの有効化
まずはWSL(Windows Subsystem for Linux)を有効化していきます。
wsl --install -d Ubuntu-22.04
WSLを有効化している様子
Claude Codeをインストール
それでは、Claude CodeをWSL上にインストールしていきましょう。Claude Codeを動かすためにnode.jsが必要だそうで、合わせてインストールします。また、Claude Codeをインストールするときにsudoを使わないようにするためにnvmもインストールします。
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -
sudo apt-get install -y nodejs build-essential
node -v # v22.x が表示されれば OK
WSLに切り替える様子
node.jsをダウンロードしている様子(一部高速再生)
node.jsをインストールしている様子(一部高速再生)
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash
exec $SHELL
nvmをダウンロードしている様子
nvm install 22
nvm use 22
nvm alias default 22
nvmをインストールしている様子
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --version # 動けば完了
Claude Codeをインストールしている様子
Claude Codeを初回起動する
作業ディレクトリへ移動した上で、コマンドclaudeを入力してEnterキーを打鍵します。
claude
claudeと入力している様子
テキストスタイル選択(Light text / Dark textなど)を選択するように求められます。
「Preview」が選択した場合のイメージになります。
ご自身が見やすいテキストスタイルを選択して「Enter」を打鍵しましょう。
テキストスタイルを選択している様子
AnthropicのAPIのアカウントへログインするよう促されます。「Enter」を打鍵しましょう。
URLが表示されるので、コピーします。
コピーしたURLをブラウザに貼り付けて開きます。ログインしましょう。
「Authorize」ボタンを押下します。
「Authentication Code」が表示されます。コピーしましょう。
コンソールに戻り、貼り付けます。
「Login successful. Press enter to continue...」と表示されたらOK!
注意書きが表示されます。内容を確認したうで、「Enter」を打鍵しましょう。
さらに注意書きが表示されます。内容を確認したうえで、「Enter」を打鍵しましょう。
Claude Codeの画面が表示されました!Claude Codeの初回起動はここまでです。
使ってみよう
それでは使ってみましょう。ここでやっていることは、私が実装したChrome拡張のソースコード群をClaude Codeに分析させてどのようなことやっているシステムか説明してもらっています。
cd /mnt/c/temp/my-gemini-ocr-extension # ソースコードが格納されている任意のフォルダを指定します。みなさんの環境に合わせてください。
claude
このプロジェクトの内容を詳細に把握してください。その上で、このシステムが何をしているのか説明してください。
プロジェクト内のソース群の解析以外にも下記ができると言われており、試していけたらと!
- 新規コード生成・ファイル作成
- 既存コードの解析・説明
- 自動リファクタリング/機能追加
- ユニットテスト生成 & デバッグループ
- セキュリティ/品質レビュー
(参考)PCのフォルダ構成はWSLにマウントされている
PC上の「C:\」とWSL上の「/mnt/c」は同じディスク領域を別視点で見ています。PCのCドライブ直下をWSLはマウントしているのです。のでPCのCドライブ直下(C:)とWSLの「/mnt/c」フォルダー構成は完全一致します。
自動マウントの機構
- WSL 2 は起動時に wsl.exe → 9P プロトコル(ネットワーク共有の一種)を使って Windows 側ファイルシステムを guest Linux へ公開します。
- その公開先(マウントポイント)が /mnt/<ドライブ文字> で、C: は /mnt/c、D: は /mnt/d と対応づけられます。設定は /etc/wsl.conf の [automount] セクションで制御可能です(既定は enabled=true)。
Windows パス | WSL パス | 補足 |
---|---|---|
C:\Users\myoshida\Documents |
/mnt/c/Users/myoshida/Documents |
フォルダー階層は そのまま。大文字小文字は Linux でも保持される |
C:\Program Files\nodejs |
/mnt/c/Program Files/nodejs |
空白はクォートまたはエスケープ要 |
C:\ 直下 |
/mnt/c/ |
/mnt/c/dir と ls -l /mnt/c が同じ結果 |
おわりに
いかがでしたか。WSLと聞くとちょっとハードルが高いですが、使いこなせるようになると様々な場面で応用が利きます。この機会にぜひ挑戦してみてください!
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