Zenn
🤖

Bedrock EngineerでAWS構成図生成してみた

2025/03/06に公開

導入・目的

  • Bedrock Engineerとは、aws-samplesで公開されているAmazon Bedrock を使用したソフトウェア開発エージェント アプリです。
  • 本ブログ執筆時点(2025年3月)では、AIエージェントチャット・ウェブサイト向けコード生成・Step FunctionsのASL生成・AWS構成図生成などの機能が提供されているようです。
  • 本ブログではAWS構成図生成機能を試してみたうえで、所感について記載します。

環境セットアップ

まずは、GitHub:aws-samples/bedrock-engineer“あなた” の開発を支援する AI エージェント Bedrock Engineer / introducing-bedrock-engineerを参考に、Macへのインストールや各種セットアップを実施します。

  • Bedrock Engineer利用にはAWSアクセスキーが必要ですが、Bedrock EngineerアプリのSetting>Required IAM Policies for Amazon Bedrockの記載を参考に、アクセスキーに紐づくIAMポリシーを設定しました。
{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "bedrock:InvokeModel",
        "bedrock:GetFoundationModel",
        "bedrock:ListFoundationModels",
        "bedrock:InvokeModelWithResponseStream",
        "bedrock:Retrieve",
        "bedrock:ListPromptRouters",
        "bedrock:RetrieveAndGenerate"
      ],
      "Resource": "*"
    }
  ]
}
  • また、BedrockのLLMはClaude 3.5 Sonnetを指定しています。

AWS構成図生成

Diagram Generator画面から、AWS構成図を生成してみます。
まずは、ALB、ECS、Aurora Postgresで構成されるコンテナアプリの構成図を作成してもらうように依頼します。

なかなか良い仕上がりではないでしょうか。

次に、もう少し複雑な構成図の生成にチャレンジしてみます。過去ブログAWS環境でのBFFパターンによるセキュアな認証認可の実装例で構築したアプリケーションの構成図を生成してもらうように依頼します。

配置含めてアップデートの余地はありますが、テキストでの指示から自動生成したことを考えると、十分ではないでしょうか。

所感

自動生成された構成図の精度や、Bedrock Engineerアプリ上でDiagramを直接更新できることを踏まえ、AWS構成図生成を支援するためのツールとして好印象を持ちました。
CLIコマンドを実行し、AWS上のリソース情報を収集・描画する機能も試験的に実装されているようなので、今後の発展が楽しみです。

注意事項

  • 本記事は万全を期して作成していますが、お気づきの点がありましたら、ご連絡よろしくお願いします。
  • なお、本記事の内容を利用した結果及び影響について、筆者は一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。
Accenture Japan (有志)

Discussion

ログインするとコメントできます