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Claude3.5 Sonnet 新機能「Artifacts」 生成AIを使ったアイディア出しに活用しよう!

2024/06/22に公開

Claudeの新バージョン3.5 Sonnetが登場

直近の生成AI界隈で話題になっている、Claude3.5 Sonnet、一部ではOpen AIのChat GPT-4oを越えている言う意見もちらほら見られます。
3.5 Sonnetになり、たしかにこれまで見劣りしていた回答生成速度はGPT-4o並みになりました。
回答精度は、ちょっとまだ見切れていませんが、良くなっているのでしょう。

新機能「Artifacts」

さて、速度や精度の話しもさることながら、新機能「Artifacts」が大変注目されています。
この機能ですが、「アウトプット」と「会話」とを分けて生成する機能となります。
「アウトプット」には、生成したコードのプレビュー(ただしバックエンド処理は実行されなさそう)や、デザイン、ドキュメントが表示されます。

これまでのChat GPTやGeminiだと全てチャットウインドウで完結しており、この「Artifacts」を使うとその使い勝手にChat GPTやGeminiに戻れなくなるかもしれません。笑

具体的にはこのような挙動になります。

アイディア出しがより効率的にできる

「Artifacts」のメリットはなにでしょうか?
SNSやYouTubeを拝見すると、ソースコードを生成させてゲームを作るだったり、簡単なアプリを作るデモを多く見かけます。
ビジネスを考えると、様々なアプローチで可視化を試せるのがポイントかなと思いました。
下記のように「アイディア+図解」を依頼することが可能で、ビジネスでアイディアを練る+どのように見せるかも一緒に生成AIが考えてくれます。

「生成AIを概要や翻訳で活用していたけど、アイディア出しはあまり試したことない」という方が多いと思います。
この機会に、生成AIを活用したアイディア出しを試してみてください!
生成AI活用の幅が広がるはずです!

もちろん可視化を活用して思考の整理もできるでしょう。
下記のようにインフォグラフィック(※)を作ってくれるので、思考の整理にはもってこいです!

※インフォグラフィックとは、情報(Information)とグラフィック(Graphic)を組み合わせた造語です。複雑なデータや情報を、視覚的に分かりやすく表現したものを指します。文字、数字、図形、イラストなどを効果的に配置し、一目で情報の全体像や重要ポイントが把握できるように表現します。

日本人にとって、「Artifacts」は強い武器になるのでは

日本人は、象形文字である漢字を小学生から使い続けています。
英文のようなスペルを順に追って読み解いていくというよりは、文字を視覚的に認識している人が多いのではないでしょうか。
アイディア出しもChatGPTにずらっと文字で出されても中々頭にスッと入ってこないではと推察します。
(もちろん例外はたくさんあると思います)
「Artifacts」を活用することで、日本人が生成AIを活用してアイディア出しする機会が増えるのではと推測しています!

「Artifacts」を有効にする方法

1.現時点でClaudeの有料会員のみ利用可能のようです
2.有料会員の方は、下記「Artifacts」をクリックします

3.「Artifacts」のトグルがOFFになっているのを、ONにします

4.フラスコのようなマークが出てくれば使える状態になっています

さいごに

いかがでしたか。
「Artifacts」は、これまでのGPT-4oやGemini、Claude3では経験できなかった新しい機能です。「アウトプット」と「会話」が分かれたことで使いやすくなりましたし、アイディア出しがしやすくなりました。ぜひぜひみなさんの業務や生活で活かしてみてください!私もフル活用できるよう試行錯誤します!

Accenture Japan (有志)

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