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Dify v0.9.0 - RAG強化、一方でアップロードファイル制御強化は含まれず

2024/09/30に公開

はじめに

2024年9月30日(日本時間)の夕方に、Difyの最新バージョンであるv0.9.0が発表されました。
https://github.com/langgenius/dify/releases/tag/0.9.0
このバージョンでは主にRAGの強化がされているようです。
リリースノートを読む限り、私個人が期待していた「アップロードファイルの制御強化」は含まれずでした。

下記ロードマップを読む限り「アップロードファイルの制御強化」(File upload and transfer between nodes)は、9月目標でしたが、本日はもう9月30日、間に合わなかったようですね。。

https://roadmap.dify.ai/ja/roadmap?mode=monthly

とはいえ、様々保守開発にあたり影響調査や改修が必要だと推察しており、焦らず待ちたいと思います!

追加機能1:RAGの強化

Retrieval-Augmented Generation (RAG)外部知識API: サードパーティの知識ベースへのシームレスな接続が可能になりました。
APIエンドポイント、APIキー、外部知識IDを提供することで、外部知識ベースと簡単に連携できます。
ユーザーのクエリに基づいて外部知識の取得とリコールをサポートします。
Difyアプリケーション内で外部知識ベースの統合を可能にします。

追加機能2:ウェブサイトクローリング強化

Jina Reader がウェブサイトクローリングの追加の選択肢としてサポートされ、ウェブページのURLをLLM対応の入力形式に変換します。 詳細については、下記リファレンスを参照ください。(現状英語版が最新のリファレンス)
https://docs.dify.ai/guides/knowledge-base/sync-from-website#jina-reader

追加機能3:新しいLLM

様々はLLMが追加で使えるようになりましたが、有名どころだと「Llama3.2」ですね。FireworksをGroq経由で利用可能だそうです。

おわりに

いかがでしたか。私が個人的に期待していた「アップロードファイルの制御強化」(File upload and transfer between nodes)は含まれていませんでしたが、Difyはv0.9.0も大きく機能強化してきました。今後への期待感がいっそう高まりました!

Accenture Japan (有志)

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