OpenAI Operatorがリリース!RPA界隈がより良くなりそう
はじめに
日本時間2025年2月21日に、OpenAIからOperatorのリリースが発表されました!
現状、オーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、日本、シンガポール、韓国、イギリス、そしてChatGPTが利用可能なほとんどの地域でProユーザー(月$300)向けに展開を開始しているそうです。動きとしては、ブラウザ上に仮想のブラウザを表示(おそらくOpenAI内)させて、AIが仮想のブラウザを操作する仕組みのようです。
使ってみた
実際に使ってみましょう。
下記URLから使えます。
為替のオープンポジションの動向を確認するユースケースとなっています。(OANDAで確認)
操作はまだまだもっさりですが、きちんと目的を達成してくれました!
RPA界隈へも影響か
現状、RPAはルールベースの自動化に主眼を置いていますが、このような生成AIに施行させてAgent的に自動化する概念はRPAにも影響を及ぼすと考えます。
AIなので完全自動化は難しいかもしれませんが、人間が監視しながらより多くの仕事をAIにしてもらえる世界観が来るかもしれません。
生成AI界隈だけではなく、RPAのような自動化界隈でも今後の動きに注目ですね。
Operator利用規約について
現地時間2025年2月23日にOpenAIの利用規約に関する記事「Using Operator in line with our policies」が更新されていました!
Operatorを利用する場合は、以下のOpenAI公式ドキュメントを必ずご確認ください。
上記リンク先はいずれも英語で記載されていますので、ここでは現時点版の概要を日本語で簡単にまとめます。なお、下記はあくまで参考情報であり、正式には英語原文をご参照ください。
1. 利用年齢
- 18歳以上の方のみが利用可能です。
2. Misleading Activities(誤解・欺瞞行為の禁止)
- 詐欺、スパム、偽情報の拡散などは禁止されています。
- 他者や組織へのなりすまし(正当な権利なく impersonate する行為)は禁止です。
- AIの存在を隠したままやり取りするなど、相手を誤認させる利用は禁止されています。
3. Illegal Activities(違法行為の禁止)
- 法律に反するコンテンツや目的での利用は禁止されています。
- 個人情報や知的財産権を侵害する行為も含め、あらゆる違法行為を助長する使用は認められません。
4. Harmful Activities(有害な活動の禁止)
- 未成年を対象とした不適切なコンテンツの生成・共有は厳禁です。
- 差別、誹謗中傷、嫌がらせ、暴力を助長する行為は禁止されています。
- 暴力や危害を煽る行為は禁止です。
5. High Consequence Domains(高リスク領域での利用)
- 医療、投資など高リスク・高ステークスな領域での使用には特に注意が必要です。
- 投資の自動化(自動トレードなど)や政治的活動(キャンペーンやロビー活動など)への利用は認められていません。
6. Circumventing Restrictions and Safeguards(制限・安全策の回避禁止)
- レートリミットやその他の安全策を回避する行為は禁止されています。
以上は主なポイントになります。詳細かつ最新の内容は上記リンク先の英語原文を必ずご参照ください。規約やポリシーは変更される可能性がありますので、ご利用前に最新情報を確認することをおすすめします。
おわりに
いかがでしたか。まず触ってみるということで第一印象を投稿しました。今後も触って見ながらいろいろ探っていこうと思います。
Discussion