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AI時代の「三人寄れば文殊の知恵」~秘書・調査・企画担当の生成AIを仮説思考のバディにする~ (NotebookLM体験記)

2024/06/09に公開2

「納得感のある仮説を立てたい。でも、どんなに頭をひねっても、表面的なアイデアしか浮かんでこない…」
あなたは、そんな苦い経験をしたことはありませんか?

良いアウトプットは、良い仮説を作るところからだと言われています。しかし、経験や知識が足りない領域では、深みのあるアイデアを生み出すことができず、もどかしい思いをすることも少なくありません。私自身、様々な思考整理術を試してはみたものの、決定打を見つけることができずにいました。

そんな時、私の前に現れたのが、生成AIという「思考のバディ」です。
本記事では、3つの生成AIツールを駆使して、まるで「三人寄れば文殊の知恵」のように仮説思考を爆速化する、私のとっておきの方法をご紹介します!

1. 生成AIを思考のバディにするコンセプト

NotebookLMを「優秀な秘書」、PerplexityAIを「博識な調査員」、そしてChatGPTを「戦略的企画担当」とし、それぞれの特性を活かして思考バディのチームを結成しました。

  • NotebookLM(秘書担当): 過去のアイデアや関連資料を記憶し、必要な時に瞬時に取り出してくれる頼れる存在
  • PerplexityAI(調査担当): Web上の膨大な情報の中から、私の疑問を解決してくれる心強い味方
  • ChatGPT(企画担当): 得られた情報やアイデアを元に、戦略的な視点で新しいアイデアを生み出し、まとめ上げてくれる頼もしいパートナー

2. 「三人寄れば文殊の知恵」AI版ワークフロー

具体的なステップは以下の通りです。

  1. NotebookLMには、過去のアイデアや関連資料を渡しておき、資料の情報整理を依頼します。整理されたメモを見て、深堀したいと思う論点をNotebookLMのメモに残しておきます。

  2. 論点に対する追加調査が必要な場合は、PerplexityAIを使って、必要な情報を収集します。

  3. ChatGPTに、得られた情報を提供し、具体的な課題解決策を検討させます。対話を通して新たに生まれたアイデアは、NotebookLMのメモにを記録、整理します。

このサイクルを繰り返すことで、仮説は驚くほど洗練されていきます。

3. ワークフロー実践例: 自動車業界における生成AI活用アイディアを考える

それでは、実際に私がこのワークフローを使ってどのように思考したのか、「自動車業界における生成AI活用アイディアを考える」例を使ってお伝えしたいと思います。

  1. まず、NotebookLMに、自動車業界の動向資料としてモビリティDX戦略、生成AIが生み出す価値を解説したTech Vision 2024を読み込ませました。そして、NotebookLMとの対話を通して、これらの資料から深堀したい論点を抽出しました。
  2. これらの論点について、NotebookLMとPerplexityAIを活用した深堀調査を行いました。例えば「モビリティDX戦略では新興OEMが開発環境の点で優位、とあるがそれはなぜか?」や「車が様々な外部サービスと連携する際のデータ主権を確保するために、各国ではどのようなデジタルプラットフォームを用意しようとしているか?」など、理解を深める詳細調査・それぞれの資料だけでは得られない情報の補完をしました。
  3. そして、NotebookLM内に蓄積した調査メモや気づきメモを1つのテキストファイルにまとめ、ChatGPTに提供しました。その上で、「自動車OEMの設計開発部門における生成AI活用」というテーマで、具体的な課題解決策を検討するよう指示しました。

https://youtu.be/-KXFP_QRTYE

このように、NotebookLMで資料の整理・分析、PerplexityAIで追加調査、そしてChatGPTでアイデア出しを行うという、それぞれのAIツールの強みを活かした連携によって、より具体的で実現性の高いアイデアを創出することができました。

4. まとめ:生成AIは「思考の壁打ち相手」

このように、生成AIは、私たちの思考を深め、広げてくれる「最高の壁打ち相手」となりえます。
秘書、調査員、企画担当としてそれぞれの役割を担うAIツールを連携させることで、これまで以上に深く、そして多角的な視点から物事を捉え、新たなイノベーションを生み出すことが可能になるでしょう。
皆さんもぜひ、生成AIという心強いバディを手に入れて、これまで以上に自由で創造的な発想を生み出してみてください!

※本記事は、自分用に用意したDifyの生成AIアプリ(Gemini 1.5 Pro)に生成させた文章を加筆修正して作成しました

Accenture Japan (有志)

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