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NotebookLM RAGを使ったチャットボット開発が不要になる!?
はじめに
GoogleのAI研究部門が開発したNotebookLMに大規模なアップデートが加わりました!今回の変更により、ユーザーエクスペリエンスが向上し、音声を活用した新しいインタラクティブ機能やプレミアム版である「NotebookLM Plus」の導入が行われています。
アップデート概要
- ユーザーエクスペリエンスの向上
NotebookLMは、コンテンツ作成や情報整理を効率化するために設計されています。新しいインターフェースでは、以下の改善が行われました:
- 作業内容に応じたパネル構成(「ソース」「チャット」「スタジオ」)。
- ソース管理、AIとの会話、コンテンツ生成の切り替えがスムーズに。
- 必要に応じてレイアウトを調整可能。
これにより、複雑なタスクでもシンプルに操作できるようになりました!
※ただ、残念ながら私のアカウントではまだUXが変更されていません。順次展開されているようです。皆さんのアカウントではいかがでしょうか?
- 音声を活用した新機能:インタラクティブな音声概要
これまで音声で概要を説明する機能がありました。(英語限定)
この機能に加えて、リアルタイムのやり取りが可能になりました。
例えば、まるで家庭教師と直接話しているかのように、疑問を解決してくれる世界観ができそうです。
- プレミアム版「NotebookLM Plus」の導入
新たに登場した有料プランでは、さらに多くの機能が利用可能です:
- 音声概要やノートブック数の利用制限を大幅に拡大(5倍以上)
- 対応のスタイルや長さをカスタマイズ可能
- チームノートブックの共有機能、チャット専用ノートブック、利用状況分析機能が追加
- 強化されたプライバシーとセキュリティを提供
提供タイミングは組織向けと個人向けで異なるようです。
- 組織向け:Google WorkspaceまたはGoogle Cloud経由。
- 個人向け:Google One AI Premiumを契約している人は、2025年初頭から使えるようになるそう
自社でRAGを使ったチャットボットシステムを作る必要はない?
特に「NotebookLM Plus」を機能を見て思うのが、NotebookLMがより企業のチーム作業を想定して作られていること、チャット専用ノートブックによりデータソースアクセス無しにチャットのみ共有できそうなこと、セキュリティを意識して作られていることから、企業への導入がしやすくなりますね。
特に、チャット専用ノートブックはもはやRAGですよね。
Google Workspaceを利用している企業さんは、普段使っているGoogle Driveに自社の業務情報を格納していると思います。これらを「NotebookLM」のインプットにしていき、「NotebookLM」を情報取得のプラットフォームにしていくことも十分案として考えられます。「NotebookLM」自身のUXや機能の進化もそうですが、使っているLLMもGemini 2.0となり、かなり回答精度が高まっているのと、長いコンテキストに対してもさぼらず回答してくれる点、この手のチャットボットに代わるものになるのではと考えています。
さいごに
いかがでしたか。NotebookLMは普段私も使っていて、日々の進化が楽しみです!ぜひ使い込んでいきましょう!
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