🏆

【#contest2024】グローバルの社内コンペで日本代表をしてきた話

2024/12/18に公開

はじめに

弊社は、グローバルに事業を展開していますが
そのグローバルのテクノロジーコンサルティング所属全世界の社員(27万人程度)が毎年誰でも参加可能なテクノロジーコンペティションが存在します。

その名も「Global Technology Innovation Contest」略して GTICです。

このイベントは概要のみ公開可能情報で、LinkedInなどで社員や審査員の方々が発信してますので、もしご興味あれば、見てみてください。(下記は2023年の内容)
GTIC Season5の審査員の方のLinkedIn発信情報

今回はこのコンテストに挑戦してきたので、「これからコンテストを運営する人」も、「類似のコンテストに参加してみたい人」も、そうでない人も気軽に読んでください。

書類選考

まず日本代表を決める書類選考。

※Dall・Eで「日本代表を選ぶ書類選考」を画像化

「ビジネス向け」、「社会課題関連」、「生成AI関連」、「人材向け」の4種類から選んで、専用のサイトから投稿します。(1人何回でも投稿可)

ここでまず注目したのは、「1人何回でも投稿可」のポイントです。

私は学生時代から、たまにこういうコンテストに出るのですが、何回でも出せるものは「まずは数を打ちまくる」が大切と思っています。
 なぜなら、自分の感覚的にいけそうと思うNo1を1件だけ出すと、審査員の感覚、考え方との違いから、実は良いかもしれないが、通過しないケースが多いからです。かく言う私も、これまで参加した類似のコンテストでは、「え、これが落ちて。これが評価されるんだ。」ということが多かったです。
 ということで、夜な夜な、それなりにビジネスになるでしょ?という案を沢山作って、嫌がらせかのように送りまくりました。

書類選考結果

締切から、数ヶ月後、、、
 日本の選考委員から、英語で日本代表に選出されたという通知が!
先にお伝えしたように、暴力的な数出していたことが、功を奏して「ビジネス向け」か、「社会課題関連」のどちらのアイデアで日本代表になりたいか?を選ばせてくれました。

自分としては、「ビジネス向け」はプロトタイプの構築が難しいアイデアであったので、「社会課題関連」のアイデアで次期選考に向かいたいとお願いしました。
その後、無事日本代表チームとして選出されました!


※Dall・Eで「選ばれた日本代表」を画像化

チーム組成〜プロトタイプ&資料作成期間

さて、日本代表に選出されて、最初に依頼されたことは、プロトタイプとプレゼン資料の作成です。

まずは日本代表は、GrowthMarket代表を決めるため、中国、東南アジア、オーストラリア/ニュージーランド、ラテンアメリカのチームとプレゼンで争います。そして、それで1位になったチームだけが、Globalで争います。

そのプレゼンまでの期間、約1.5ヶ月(仕事もしながらなので、短い)
 プレゼンの言語は英語(私は英語が話せません)

幸いチームの組成も同時に求められたので、私はチームの構成を「とにかく英語が話せる人を社内で探しまくる」ということを開始しました。
チームの方は、私の所属部署内で相談してみると、、、すぐに2人見つかった!
さらに、その2人に英語得意な人知らないと言ったら、、、さらに2人(しかも1人はほぼネイティブスピーカー)が見つかった!

こういう時、人脈って必要だなと思うわけですよね。(私は人付き合い悪い自負があるので、全く人脈持ってないですが)

チーム内でのディスカッション

さて、チームが決まれば、プロトタイプやプレゼン資料のディスカッションです。毎日チーム内でアイデアのディスカッションをしました。
 この議論の中では、「英語の表現レベルの話」から、「法律」、「実装」、「コスト」のような踏み込んだ話まで侃侃諤諤の議論をしました。

この中で私が意識したことは
1:「チームの方の意見を絶対に否定せず一度咀嚼すること」
 →意見は一度聞いて、これこれこうだから、良い悪いという方針は完全に決めました。
2:「大方針は自分のアイデアなので決めて、ディスカッションをすること」
 →プレゼン資料は自分で基本作り、ここはこうしたけど意見はあるか?というような議論の進め方をしました。

の2つです。


※Dall・Eで「日本代表によるディスカッション」を画像化

プレゼン当日

あっという間に1.5ヶ月が経ち、、、
プレゼン当日です。プレゼンターは全て私に寄せたので、英語で毎夜毎夜れんしゅうしました。(奥さん、お隣さん、うるさかったらごめんなさい)

我々のチームの番になる。
 待ち時間8分 気づけばQA対策用のスライドも含めたら、パワポのスライドは70枚になってました。

無事プレゼンを終え、QAは英語が話せるチームメンバーが完璧に返してくれました!


※Dall・Eで「日本代表によるプレゼン」を画像化

まずは一安心、あとは結果を待つだけです。
 
結果はーーーーGrowthMarketの中で、、、1位!!

無事GrowthMarket代表になった喜びと共に、次のGlobalラウンドの準備を考えはじめるのでした。

Globalラウンドまでの準備

さて、Globalラウンドまでは、1ヶ月程度の時間があります。
 その中で、まずやったことは2つです。

1つ目は、審査員は基本的にアメリカ国籍の方。なので、アメリカ的なプレゼンが求められます。
アメリカ的なプレゼンとは、、、まずはストーリーです。最初に誰かの話から入り、その課題をなくすためのビジネスの提案で共感させることを重視するプレゼンです。

二つ目は、より社長に近いレベルに刺さるプレゼンを、マネジメント層聞くことです。  これは、社内マネジメント層の方がアテンドしてくださったので、たくさんの意見を聞くことができました。

Globalラウンドのプレゼン

最後にGlobalラウンドでのプレゼンです。時差もあり、23:00〜でしたが、せっかくなので本社にチームで出社しました。
今回は、チームの方にストーリーテリングをしてもらい、自分でもプレゼンをしました!

さて、、、結果は、、、!?
優勝、、、できませんでしたーー

が、審査員特別賞という賞をいただきました!
この賞含めてGlobalでの受賞は日本初とのことで、非常に栄誉ある賞をいただけました。

実際の表彰状(公開可能情報)

おわりに

この経験を通してお伝えをしたいのは、
「苦手なことがあるからといって、挑戦を諦めないでください」ということです。

私は英語なんて話せませんでしたが、Globalのプレゼンに挑戦しました。
にもかかわらず、英語が話せるメンバーを見つけたり、助けてくれる人がいたので賞をいただくことができました。

苦手なことがあってもやりたいことは、困った時にどうするか考えればいいんだ、助けてもらえるんだなぁと思いました。この経験が皆さんの何かご参考になれば幸いです。

Accenture Japan (有志)

Discussion