良いイベントの作り方(こいつ...戦いながら成長してやがる...!)
はじめに
この記事は 「こいつ...戦いながら成長してやがる...!」 な記事です。
つまり、私がイベントをゼロから作りながら、そのノウハウを書き溜めていく記事です。
つまり、だんだんとノウハウが進化していきます。たぶん。
つまんなかったら、3ヶ月後くらいにまた見てみてね。
筆者は何者?
生成AIエヴァンジェリスト を、一昨日くらいから名乗り始めた人です。
2025年3月21日(金)に、第1回札幌すごいAI会を開催しようと思い立ち、
ゲリラ的に準備を進めています。
こんな見た目。
趣味は尺八、特技は居合道。
イベントってまずは何をするの?→やりたいことを考えよう。
義務感で「これやらなきゃな」というイベントって、大体失敗するかツマラナイと思うんですよ。
会社の会議で、
「弊社を知ってる人を集めるためにイベントやりたいね」
とか話してた時、正直興味が微塵も湧かなかったんですよ。でも、
- AIのおもしろをもっと集めたら楽しそう
- 自分が好き勝手に「AIすごい!」を喋れる場が欲しいな
- AIのおもしろを体感できる場って、自他共に楽しそう
と思ったら、俄然やる気が出てきたんですよね。やる気大事。
なので、ゲリラ的に勝手にイベント企画することにしました。
次に、コンセプトを決めよう。
これは何をやりたいんだろう、何をやる場なんだろう、というのを練りました。
まず、インプットはこの本がオススメ。
コンセプトの教科書ーあたらしい価値のつくりかた
この本を2ヶ月前くらいに読んで、頭の中で発酵させてました。
で、この間、深夜2時くらいにふと起きちゃって、寝られなかった時があったんですよ。
その時に布団で横になりながら、ぐるぐると考えてたことを、
深夜3時〜6時くらいに、書き出しながら整理しました。
- 自分のこのやりたいの核は「AIすごい!」という感覚であること。
- 「AIすごい!」を集めて、集まった人で共有したら、心から楽しそうであること。
- やるなら現地開催がいいよなあ、札幌好きだし。
- ターゲット層は?自分みたいなAI中級者から、初心者でも聞きに来れる・上級者は「すごいでしょコレ」と共有して楽しめる、そんな場だったらいいなぁ。
- 参加者は「AIすごい!」を体感できて持ち帰れるとGOOD。
- 一石二鳥的に、使い方や最新動向みたいな勉強にもなるし。
- マネタイズとかは一応考えるけど、そこ起点だと絶対ツマラナイから、やるにしても副次的にしよう。
その時書き出したのは、こんな感じ。
色々(赤裸々に?)書いてありますが、ぼーんと載せちゃえ。
その中でも核になるのは、
- 自分(参加者)が「すごい!」と思うこと
- AIに関連すること
- 札幌でやる(ゆくゆくは各地でやったら楽しいかも)
ということで、これらを全て包含でき、かつキャッチーで覚えやすいように、名称を
「札幌すごいAI会」
にしました。
コンセプトの文も、1文と長文で作ってみたり。
1文:
AIってすごい、を直接体感し、分かち合う。
長文:
生成AIの登場で、私たちはAIを使うのが当たり前の社会に入りつつあります。
でも、AIのすごさを本気で実感している人は、札幌の中でもほんの一握り。
そんな中、感度の高いあなたのために「札幌すごいAI会」という場を作りました。
AIのすごさを直接体感し、その場で技術を身に付ける。
そして、伝えたくてウズウズしたら、「これすごいよ!」と感動体験を分かち合う。
「AIってすごい!」を語らい、深め、あなたがもっと輝いていく場へ、
一歩踏み出してみませんか?
(※ちょーっと、お固いかも!!)
そんなこんなで、こんなのやりたいの概観は作ったところで、
じゃあどうやって始めよっかなという話をしていきます。
「名古屋モデル」の示唆と、旧友との再会
所属会社の中で、AIをバリバリ使いこなしている尖った人が集まる、
シェアラボAIという団体があります。
その中で、名古屋モデルと呼ばれる手法が生まれました。曰く、
名古屋で地場のIT系勉強会に参加しまくって、その中でAIのことを喋りまくったり参加者と繋がりを作っていった。その中で、一緒にイベントやったら面白いんじゃないと声をかけられるようになって、会場とか貸してもらえるようになった。東京や大阪はデカすぎるけど、地方中枢都市だったらこれと同じような手法が取れるのでは?
とのこと。じゃあこれをやってみようかなと思い、
札幌でたまたま誘われた第2回 AWS初心者LT会in札幌に参加してみました。
開催の1時間前に、「これ日付適当に決めたら宣伝できるんじゃね?」と思い、
とりあえず約1ヶ月後の3月21日(金)の夜に決定。
開催の50分前に、connpassでとりあえず申し込みページをパッと作成。
AWS LT会では、「AIすごいよ!使ってみてね!」というプレゼンを実施し、
参加者に3分でテトリスを作る様子を実演。
実演しながら3分で作った実物がコレ↓
動かしたい人はここから動かせます。
不完全だけど3分にしてはちゃんとゲームになってて遊べる。AIすごい!
(この記事参考に作りました)
その最後に、このイベント(名前と日付しか決まってねぇ!な状態)
の告知をしてみたところ...
なんとAWS LT会運営の友人(たまたま大学時代の同期で、たまたま再会した、偶然ってすげえ)が、
「盛り上げていきたいねぇ、うちのこの会場使う?」と声をかけてくれました。
渡りに船とはまさにこのこと、ぜひ使わせてと頼み込み、会場が決まりました。
さて、ここからはイベントを広めてみよう。
イベントを広める、マーケティング的なもの
人集めは、そもそものイベントの求心力と、人脈+偶然かなと思います。
求心力は、今回のテーマは「生成AI」という、時流に乗ったものなのでここで担保。
時流に乗ったテーマなら目に留まりやすい・集めやすい、逆なら集めづらいと思います。
そして、人脈。
まずはAWS LT会で名刺交換した人に、片っ端からメール送信。
うち1人から「ぜひ行きます」と言ってもらえる。
おお、この人のために頑張れるぞ。モチベモチベ。
一人でも行くと言ってもらえるのって超大事。
次に、社外の人(というか前職の人)で、興味ありそうな友人6人くらいに声をかけてみる。
2人くらい来てくれそう、ワクワク。
connpassでちゃんと開催場所を決定したら、
検索して出てきたのか数名申し込みがあったり。
社内では、札幌拠点全体のTeamsに投稿してみたり、
興味ありそうな人に声かけてみたり。
その中で興味を持っていて人脈のある人(マッサンと言います)が、
このイベントのことを広めてくれました。曰く、
札幌のイベントで知り合った人や、地元のベンチャーCEOなどに声かけしてくれたとのこと。
影響力がある人に広めてもらうのって強そうだなぁ、と実感。
できる手段を色々講じつつ、
当日どれくらい人が集まるかねぇを実証実験していきます。残り2週間。
LT枠来るかなぁ→なんかいっぱい来た
LT枠が何人埋まるかも分からない、
そもそも誰もLTやってくれないかも、
そんな不安もありつつ、LT枠を集め始めました。
ぼんじこ君は運営で、LT枠に入れてくれてました。
ありがとう、とりあえず彼と自分の2人は喋る人が出られるぞ。
そして、奥さんの友達で「LT初挑戦してみようかな」という、
ガッキー(後述)にもLT枠をお願いできました。
LT枠が何人来るかも分からない中、1人でもLT枠を確保できるのはありがたし。
マッサンと、masaki910さんの二人は、
社内で関係があり、LTにも積極的な方々。
チャットで「ぜひやってください」とお願いし、快諾してくれました。
そうやってLT枠を増やしている傍ら、
connpassで勝手にLT枠に入れてくれる方々もいて、
ほっといたらなんか4人も増えました。
connpassすごい。(あるいはマッサンのおかげ、はたまたテーマが良かった?)
90分に収まるように8人上限で締め切り。
札幌にこんなに「AI喋りたい」な人がいっぱいいて、すごいなぁ。
そして、集まってくれてありがたい。
いい会になりそうだ、いい会にするぞ。
頑張って参加しようとしてくれる、一人をすごく大事にする
ガッキーについて、彼女の挑戦についてもっと語りたい。
ガッキーは、私の奥さんの古くからの友人で、
IT未経験からIT専門学校に通い、この4月にIT就職するという方です。
このガッキーが、せっかくだから就職直前にLTに初挑戦してみようかな、
ただ、LT初だし、そんなに前に出るタイプじゃないからちょっと心配...
と言ってくれました。
「それなら、自分と一緒にインタビュー形式でLTやっちゃうのはどう?」
というお誘いを受け入れ、
ガッキーがLT枠で出てくれることになりました。
当初LT枠の人が何人来るかも分からない中、
運営外からLT参加を表明してもらえたのはとってもありがたかった。
後日、「初心者が頑張った〜」的な話をどんな感じにまとめようかと思い、
ガッキーと奥さんと私の3人で通話しました。
そうしたら、ガッキーが初心者なんてレベルを全然超えててビックリ。
OpenAIのモデルのファインチューニングしてるし、
キャラクターとチャットするアプリを全部自作してるし。
その過程で、AIを使いこなしてコード書かせてるし。
初心者、ナニソレオイシイノ、という感じ。
これは、「未経験からここまでできるようになったんだよ」みたいな、
強烈なサクセスストーリーとしてまとめたい...!
ガッキーから経験を色々聞かせてもらい、
当日までにインタビューとして仕上げる。
これはきっと、未経験や微経験の人々にとっていい刺激になるはず。
そして、ガッキーの挑戦心に、改めてエールを送りたい。
正直、LTやりたいぜ!な人々は、その人任せにしちゃえばいいと思っていて。
(だって慣れてるっしょ?)
でも、私は、ガッキーみたいな、
挑戦してみようかなという人の背中を、全力で押したい。
それがガッキーの成長にもなり、初心者な人々の手の届く憧れにもなるはずだから。
気づいたらガッキーと2時間も話し込んでいました。
いいこといっぱい聞けた。
当日のLTに乞うご期待。
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