OpenAI「o1」正式版で思った事 〜”AIバディ”で新たな日常を〜
「o1」のリリースと初見の印象
2024年12月5日(現地時間)、OpenAIよりPreview版だった「o1」の正式版がリリースされました。早速「o1」を使ってみたり、SNSの情報を探索していく中で「AIが自分のことを理解しながら進化していくのでは」と胸が高鳴りました。
深く考える「o1」
これまでの「o1 preview」は難しい課題解決特化のエンジンという印象でした。印象というかそう思い込んでいたのかもしれません。今回リリースされた「o1」はどうやら違いそうで必ずしも難しい推論を答えるだけではなさそうです。特に、4oと比較して「考えることをサボらない」深みのある思考が感じられる点が印象的でした。「o1」はただ答えるだけでなく、背後にある考え方までしっかり踏み込もうとする、そんな印象を受けました。
AIバディとしての「o1」
実際に「o1」を使ったりSNSの情報を見ていて思ったのが、単なる1回限りのやり取りで終わらせるのはもったいない、ということです。ChatGPTが提供する「Custom Instruction」や「Memory」などの機能と「o1」の深く考えるを組み合わせて、利用者をより深く理解する“AIバディ”に育てられるのではと考えました。
「関係を築く」という発想
人間関係において、一度きりの接触では相手の本質を理解しづらいものです。長期的なやりとりを重ねることで、相手は私の嗜好や思考パターンをより的確に把握し、より的を射たアドバイスをくれるようになります。「o1」も同様で、単発利用ではなく継続的に、利用者の理解を深めてよりパーソナライズされたサポート役へと成長させることができるのではと考えています。
これからのAIとの付き合い方
「o1」をきっかけに、AIはただの質問応答ツールから「自分をよく理解するバディ」へと進化し得ると感じています。これは単なるAIの進化だけではなく、AIとの向き合い方そのものを問い直すことになりそうです。
「Custom Instruction」の設定方法
ChatGPTの左上のご自身の顔写真やロゴをクリックして、「設定」をクリック
「パーソナライズ」の「カスタム指示」をクリック
「カスタム指示」にご自身の情報を入力
「Memory」の設定方法
ChatGPTの左上のご自身の顔写真やロゴをクリックして、「設定」をクリック
「メモリ」をオン
まとめ
私自身、さっそく「Custom Instruction」を整え「Memory」を活用して、「o1」との関係構築にトライしてみようと思います。AIがどのように進化していくか楽しみです。
Discussion