🙂

Copilotの仕組み

2024/05/24に公開

Copilotはどのような仕組みで動いているのでしょうか。
今回は、この仕組みを考えていきたいと思います。

まず最初に仕組みを理解したいスコープですが、Copilot for Microsoft 365となります。
実はCopilotには種類があって、個人向けと、ビジネス向けに分かれています。
この記事ではビジネス向けであるCopilot for Microsoft 365をスコープとします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot

Copilotの仕組みですが、Microsoftから下記記事が投稿されています。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/microsoft-365/microsoft-365-copilot-overview

ITやMicrosoft 365に詳しい方が見ると理解できる記事なのですが、若干細かいのでもう少しかみくだいて図示してみました。

Copilotは各Office製品(エクセルとかパワーポイントとか)からプロンプトを受け取って、Microsoft Graphという組織内情報のデータも加味してLLMから回答を返します。
Microsoft 365の枠に入っているMicrosoft GraphやLLMは外に情報が漏れないようになっています。また、このLLMは学習しないようになっており、情報漏洩リスクが低くなっています。
一方で、一番右のInternetに記載があるところは、プロンプトがBeingなどのサービスにインプットされることになります。こちらは情報漏洩のリスクがあります。ただ、一番右のInternetを使うかは設定でON/OFFができるため、まずはOFFにしてCopilotを試していきながらONにするか検討することもできます。

いかがでしたでしょうか。
仕組みからわかるとおり、Copilotは組織内情報から回答を生成することに重点を置いた生成AIということがわかったと思います。
自社データを活用した生成AIを活用したい企業が多いと思います。
また、CopilotはMicrosoft 365に含まれる機能ということで、他の生成AIに比べてセキュリティ的にもハードルが低いと思われます。
Copilotは現時点でも注目されていると思いますが、今後さらに注目度があがってくると思います。

ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか。

Accenture Japan (有志)

Discussion