Wi-SUN FANを使ってみる
Wi-SUN FANとは
Wi-SUN FAN(ワイ-サン ファン)は次世代スマートメーターや流通オートメーション、家庭用エネルギー管理などのアプリケーション向けのメッシュ型無線規格です。
Wireless Smart Utility Network for Field Area Network profileの略称がWi-SUN FAN
特徴
〇通信速度が速く、双方向通信が可能
〇自営網での通信なので、ランニングコストが不要
〇マルチホップにより、広いエリアをカバー可能
制御方法
Wi-SUN FAN制御コマンドを使って制御をするため、PCやマイコンとつなぐ時はSerial制御を上位側で行う
簡単に行えるのはTeratermからの制御かもしれない
一般で使える機器が購入できないか調べる
番号 | 販売メーカー | 使用モジュール | 商品販売リンク |
---|---|---|---|
1 | TESSERA | ROHM BP35C5 | Amazon |
2 | D.D.L | Renesas RX651 + RAA604S00 | D.D.Lショップ |
3 | 日新システムズ | ROHM BP35C5 | メーカー問い合わせ |
今回は1を購入しました。
何台必要なのか
構成としては親機(Border)と子機(RouterまたはLeaf)があればよいので、最低限2台あれば構築は可能
広い範囲でメッシュを組もうとしたら、追加で数台用意する必要がある
通信構成
BorderがIPの払い出しを行うため必須と考えています
通信してみる
tcp通信とudp通信コマンドをやってみる
通信レートは115200
画像は左がボーダー、右がLeaf
tcpsとudpsはASCII文字の送信、udpstはStringの送信が行える
受信側の先頭にtcprとudpr、udpsrt、2番目に送信元、3番目にメッセージの順
まとめ
去年、Wi-SUN FAN機器をM5Stackと繋げて、ネットワーク構築したので紹介記事を準備したいと思います。
この記事も投稿時点でWi-SUN FAN Ver1.0なのでVer 1.1がリリースされたら、更新したいと思います
参考
Wi-SUN Alliance
IoT向けLPWA 国際標準規格 Wi-SUN FAN
Rohm BP35C5データシート
Renesas Sub-GHz帯 無線通信ソリューション
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