📡

Wi-SUN FANを使ってみる

2024/03/02に公開

Wi-SUN FANとは

Wi-SUN FAN(ワイ-サン ファン)は次世代スマートメーターや流通オートメーション、家庭用エネルギー管理などのアプリケーション向けのメッシュ型無線規格です。
Wireless Smart Utility Network for Field Area Network profileの略称がWi-SUN FAN

特徴

通信速度が速く双方向通信が可能
自営網での通信なので、ランニングコストが不要
マルチホップにより、広いエリアをカバー可能

制御方法

Wi-SUN FAN制御コマンドを使って制御をするため、PCやマイコンとつなぐ時はSerial制御を上位側で行う
簡単に行えるのはTeratermからの制御かもしれない

一般で使える機器が購入できないか調べる

番号 販売メーカー 使用モジュール 商品販売リンク
1 TESSERA ROHM BP35C5 Amazon
2 D.D.L Renesas RX651 + RAA604S00 D.D.Lショップ
3 日新システムズ ROHM BP35C5 メーカー問い合わせ

今回は1を購入しました。

何台必要なのか

構成としては親機(Border)と子機(RouterまたはLeaf)があればよいので、最低限2台あれば構築は可能
広い範囲でメッシュを組もうとしたら、追加で数台用意する必要がある

通信構成

BorderがIPの払い出しを行うため必須と考えています

通信してみる

tcp通信とudp通信コマンドをやってみる
通信レートは115200
画像は左がボーダー、右がLeaf
tcpsとudpsはASCII文字の送信、udpstはStringの送信が行える
受信側の先頭にtcprとudpr、udpsrt、2番目に送信元、3番目にメッセージの順
wisun通信の画像

まとめ

去年、Wi-SUN FAN機器をM5Stackと繋げて、ネットワーク構築したので紹介記事を準備したいと思います。
この記事も投稿時点でWi-SUN FAN Ver1.0なのでVer 1.1がリリースされたら、更新したいと思います

参考

Wi-SUN Alliance
IoT向けLPWA 国際標準規格 Wi-SUN FAN
Rohm BP35C5データシート
Renesas Sub-GHz帯 無線通信ソリューション

Discussion