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Snowflake: 組織とアカウント名とアカウントロケーターと
「あなたと夜と音楽と」とか「部屋とワイシャツと私」みたいに語呂が良くなくてすみません。
組織
2021年7月に組織(Organization)の機能がGAとなりました。組織とはアカウントの上位概念のオブジェクトで以下のような関係になっています。
ORGADMINロール
ORGADMINロールを使うにはサポートに連絡して有効化してもらう必要があります。ORGADMINロールを使用すると配下にあるアカウントを確認できます。
ただし、有効化するのはORGADMINロールであって、組織ではありません。ORGADMINロールを有効化しているかどうかに関わらず、上位概念としての組織は作成されていて、何もしていなくても「組織:アカウント」が「1:1」の状態になっています。
URLに含まれるアカウントロケーター、組織名、アカウント名
これに伴い、既存のアカウントに対するURLは2種類存在しています。
URL | |
---|---|
従来 | <アカウントロケーター>.<リージョンID>.<クラウド>.snowflakecomputing.com |
リージョンレス | <組織名>-<アカウント名>.snowflakecomputing.com |
例としては以下のようになります。
例 | |
---|---|
従来 | xy12345.ap-northeast-1.aws.snowflakecomputing.com |
リージョンレス | acme-dev1.snowflakecomputing.com |
どちらでアクセスしても同じアカウントです。リージョンレスURLの方がユーザにとってはわかりやすいですね。
組織名及び既存のアカウント名はサポートに連絡することで変更が可能です。新しいリージョンレスURLを使用し始める前に、今後の命名規則をきちんと定めておきましょう。
サポートに変更を依頼するまでは、システムが自動生成した文字列がアサインされています。上記2つのURLはsystem$whitelist()
で得ることができるので、以下のSQLで確認することが可能です。
select value:host from table(flatten(parse_json(system$whitelist())))
where value:type='SNOWFLAKE_DEPLOYMENT_REGIONLESS' or value:type='SNOWFLAKE_DEPLOYMENT';
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