Obsidianで最高のメモ生活
メモアプリの遍歴と現在の使い方
皆さんはどんなメモアプリを使っていますか?
iPhoneとMacでAppleのメモアプリを共有していますか?
Google Keepを使っていますか?Notionも人気ですね!
僕もいろいろ試してきましたが、一番良かったのはNotionでした。しかし、機能が増えすぎて「メモ」としてはオーバースペックになったため、現在はObsidianを使っています。
ここでは、現在のObsidianの使い方を紹介したいと思います。
メモアプリの遍歴
年 | アプリ |
---|---|
〜2017年 | スマホアプリ |
2017年〜2020年 | Evernote |
2021年〜2023年 | Notion |
2023年〜現在 | Obsidian |
最初はスマホのメモアプリやEvernoteを使っていましたが、Notionが流行し始めた2021年頃からNotionに移行しました。その後、転職して日々のメモが必要になり、Obsidianを使うようになりました。
現在のタスク管理
Obsidianの話をする前にタスク管理は今どうしているかの話をします。
タスク管理は現在Googleカレンダーにすべてを入れて、必要でしたらGoogleタスクに入れています
仕事もGoogle Workspaceを使っているのでプライベートのタスクについてはGoogleカレンダーかタスクに入れています
実際に仕事以外で期限付きのものはカレンダーに入れておけばそこまで見逃しがないのでわざわざNotionやプロジェクト管理のようなツールを使うまでもないです
カレンダー連携できるポモドーロツールを使えばそのままタスク(予定)をポモドーロとしても利用できるので気に入っています
その話はまたどこかで…
Obsidianの使い方
僕のObsidianの使い方の話です。
Obsidianの使い方については色んな方が様々な使い方をしているので、思考の整理や読書履歴だったりかなり有意義な使い方がネットに転がっているので是非自分の使い方を見つけていただければと思います。
個人的には思考整理だけではなく、この後にも記載しますがドキュメントを書くためのメモとして使用しています。
Obsidianの中で何かを管理するわけではなくあくまでもメモとして使っています。
主な使い方は以下になります。
- 気になったことを即座にメモする。
- PCを使っているときはデスクトップアプリからメモ。
- 外出時はスマホからメモ。
- メモした内容をPCでまとめて専用ノートを作成。
- まとめた内容をブログやナレッジ共有ツールに落とし込み、不要になったらメモを削除。
基本的にはメモとして使っています。
結局ノートアプリにまとめるのかい!というツッコミが聞こえますが、そのとおりです。
メモした内容を適した場所に移すことが目的です。
日常でメモしたいことって、帰ったらやりたいことだったり、仕事でうまくいかなかったことの打開策など、ふと思いついたことがほとんどかと思います。
いつ何をするかはカレンダーに書けばよいですし、仕事で使う何かの手順は会社で使っているナレッジ共有ツールに記載すればよいです。
なので、スマホでメモをしてPCでまとめて、プライベートや仕事で使用しているノートアプリにまとめるというのが主な流れになります。
メモの共有方法
Obsidianを使っている理由としてはプライベートと仕事で使っているというのが一番の理由でした。
しかし使い始めた当初はプライベート用と仕事用は別々で使っていました。
休みの日でも仕事で使えそうなアイディアが浮かんだ際はメモしているのにそのメモがどこにあるのか分からなくなるのが嫌でしたし、メモを見ながらメモに転載するのもストレスでした。
本来ならAppleやGoogleのアカウントに紐づいているメモアプリで共有できますが、プライベートと仕事では使っているアカウントが異なるため実現できません。
そこでgitを使ってメモを共有することにしました。
ObsidianにはプラグインがありGit管理を簡単に出来るようになっています。
しかし残念ながらスマホアプリでのgitプラグインの仕様は非推奨になっており安定稼働がしないとのことでした。
しかししかし!スマホではObsidianを使いたいわけではなく、あくまでも外出中のメモでObsidianでなくても良いのでは?という答えに行き着きました
GitクライアントもGithubアプリがあるので問題ないのですが、Githubクライアントだとアプリを開いてリポジトリを選択して(場合によってはアカウントを切り替えて)、コードから対象のファイルを選択して編集するという手順を踏まなければなりません。
いざ編集画面に行き着いたときには何をメモしたかったか忘れています。
手書きメモや音声メモが素晴らしいのはその場ですぐにメモが取れることなので、それに負けないくらいのものがないかと探した結果Spckコードエディターというアプリが見つかりました(いろんなアプリを検討したわけではないのでもっと良いアプリがあったらそちらに乗り換える)
Spckの良いところはタスクキルをしても前回開いていたファイルを起動時に開いてくれるところで、僕はモバイルのメモはmobile.mdに書いているので、そのファイルが起動時に開いてすぐにメモができます。
ポケットからスマホを取り出して、生体認証でロックを解除して、アプリを開いてメモできます。
つまりアプリを開いてすぐにメモができます。
commit -> push
も多少癖があるUIだけど簡単にできる!
mobile.md
はスマホからしか基本的に触らないのでコンフリクトの心配もないです。
あとはPCでObsidianを開いてpullしてくれば外出先でメモした内容がPCでも見られます。
さらにGit管理しているので、プライベートPCと仕事用PCで同じリポジトリを参照することで同じメモが見られます。
もちろん機密情報などのメモをしないことは大前提ですが、これでプライベートでも仕事で同じメモを共有できました。
メモをドキュメント化する
メモはいつまでも残すのではなく、必要に応じてドキュメント化することが重要です。
- 仕事中に気づいたことはObsidianにメモし、後でナレッジ共有ツールに清書。
- プライベートでの気づきを仕事に活かす場合もObsidianにメモして、仕事用PCで清書。
- 良いブログネタができたときは、メモからブログにまとめる。
このようにメモを起点に情報を適切な場所へ展開することで、知識の蓄積がスムーズになります。
Obsidianのディレクトリ構成
開いているノートはmobile.md
です(載せられるものだけ残した)
使い方を書いて下にどんどん記載していく形です
構成は以下の通り:
.
├── Assets
├── Diary
│ ├── 2023
│ ├── 2024
│ └── 2025
├── FleetingNote
└── PermanentNote
- 一時的なメモは
FleetingNote
に記録し、必要に応じてPermanentNote
に整理。 - デイリーノートは年ごと
Diary
に保存。 - 画像やファイルは
Assets
に保存。
設定ファイルは.obsidian
ディレクトリ内にあります。
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 6148 Jan 5 15:17 .DS_Store
drwxr-xr-x 16 a1yama staff 512 Jan 15 19:16 .git
-rw-r--r-- 1 a1yama staff 630 Jan 3 18:00 .gitignore
drwxr-xr-x@ 13 a1yama staff 416 Jan 15 19:10 .obsidian
drwxr-xr-x@ 5 a1yama staff 160 Jan 6 18:07 Assets
drwxr-xr-x@ 5 a1yama staff 160 Jan 10 17:11 Diary
drwxr-xr-x@ 10 a1yama staff 320 Jan 15 19:10 FleetingNote
drwxr-xr-x@ 4 a1yama staff 128 Jan 5 14:18 PermanentNote
.obsidian
ディレクトリ内
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 133 Jan 10 17:04 app.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 23 Jan 10 17:04 appearance.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 99 Jan 10 17:10 community-plugins.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 656 Sep 19 15:23 core-plugins-migration.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 656 Jan 10 17:04 core-plugins.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 73 Jan 3 18:13 daily-notes.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 494 Jan 11 13:45 graph.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 2 Jan 10 17:09 hotkeys.json
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 21 Dec 24 17:34 page-preview.json
drwxr-xr-x@ 7 a1yama staff 224 Jan 12 18:05 plugins
-rw-r--r--@ 1 a1yama staff 7604 Jan 15 19:10 workspace.json
デフォルトのファイルはFleetingNoteに作成されます。
Assetsの設定もこちらに記載しています。
───────┬─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
│ File: app.json
───────┼─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
1 │ {
2 │ "promptDelete": false,
3 │ "newFileLocation": "folder",
4 │ "newFileFolderPath": "FleetingNote",
5 │ "attachmentFolderPath": "Assets"
6 │ }
───────┴─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
デイリーノートの設定は、年ごとにフォルダ分けされるように指定しています:
───────┬─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
│ File: daily-notes.json
───────┼─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
1 │ {
2 │ "format": "YYYY/YYYY-MM-DD",
3 │ "folder": "Diary",
4 │ "autorun": true
5 │ }
───────┴─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
他にもプラグインやホットキーなどの情報も設定ファイルにあるので、基本的にはgit管理出来るものです。
workspace.json
は自動で頻繁に変更されるため、Gitでは管理せず.gitignore
に含めています。
まとめ
Obsidianをgit管理することでどの環境でもメモをすぐに取ることができて、メモからドキュメントを書くことが用意になりました。
Google Pixelのレコーダーが良くて音声メモをすることもありますが(文字起こしが優秀かつWebからも閲覧できる)、基本的にはObsidianを使うことが増えました。
音声メモも文字起こしされたものをObsidianにコピペしているし、もしかしたらプラグインとかありそう。
環境を作成することも容易なのでハードルも高くないですし、もし同じ環境を整えたい方がいるようでしたら手順書を作成して共有します。
皆さんも良きメモライフを!
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