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Ubuntu22.04(WSL2)でGUIアプリが即Segmentation Faultする

2023/07/01に公開

現象

NVIDIA GPUを積んだマシンでWSLを走らせLinuxのGUIアプリを起動するとすぐさまSegmentation Faultとダイイングメッセージだけ残して亡くなる。筆者の環境ではヒューマノイド開発のためのシミュレーションソフトChoreonoid開発版を走らせようとしたときに発生した。

考察

すべてのGUIアプリで生じるわけではない(例えばMujocoは動いた)が、GPUレンダリングを行うソフトでは起きるっぽい。
同様の報告がwslgのGithubのissue#715にある。

ドライバとOpenGLの関連で何かが起きていると推測される。
以下のコマンドを打ってセグフォが出たら高確率で同じ現象だ。

glxinfo -B

解決策

対症療法

bashrcに以下を追記。

export LIBGL_ALWAYS_SOFTWARE=1

筆者環境のChoreonoidはこれで動いた。CPUレンダリングにしただけなので根本解決していない。

根本的解決策

Windows Insider Programに登録し、Preview版のWSL(Version 1.3.11)にアップデートすると治るらしい。これはあくまで伝聞であり、筆者は諸事情により試していない。
試した方はコメントお願いします。

2023/8/7追記:最新のwslでこの問題は解決されたようです!めでたしめでたし。

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