LPIC-3 Mixed Environments (LPIC3 300-300 / 混在環境) の認定取得 (+LinuCも)
Linux に関連した認定資格 LPIC3 300 を取得してきたので参考ネタとして。
ちなみに2022年6月に改訂版に切り替わってから、現行バージョンの参考書も問題集もありません (あるのはスキルブレインさんの有料の講習ぐらい??)
以下では自分が参考にした情報や教材をまとめています。
主に利用したのは以下3点です。
- SkillBrain さんの公開資料 (YouTube/PDF)
- 公式の試験詳細
- ping-t (LinuC 300/303の一部 ※旧LPIに相当)
- 検証環境での確認
1. SkillBrain さんの公開資料
YouTube と PDF で旧試験と現行試験の差異を解説してくれています。 下記動画と資料を見て、内容を確認しコマンドとオプションを把握しましょう。
改訂版LPIC-3 (300 ver.3.0混在環境)学習ポイントセミナー資料
https://youtu.be/nFyEFDaHLJQ
https://skillbrain.stores.jp/items/617a73f09dbfee73881c05c9
LPIC-3 (300 ver.3.0混在環境)FreeIPA詳細解説セミナー資料
https://youtu.be/RtAAwxdZPs4
https://skillbrain.stores.jp/items/6349dd45597620189f35c97a
2. 公式の試験詳細
公式の試験詳細に試験範囲の内容と共に、コマンド・設定ファイル・オプション・ツールなどの情報が掲載されています。 ある程度は全て答えられるように準備しましょう。
コマンドはオプションが全て掲載されているわけではないので "4. 検証環境での確認" で実際にコマンドのヘルプやドキュメントを見て確認しましょう。
3. ping-t (LinuC Lv-3 300/303の一部 ※旧LPIに相当)
ping-t では旧バージョンの問題が公開されています。
今回は LPIC ですが、LinuC 側の 300 も目指す場合は ping-t も併用すると良いと思います。
また Lv3-300 だけではなく、Lv3-303 の以下の項目もやりましょう (FreeIPA/SSSD/NFSv4などは、LPIC新バージョンの300の範囲です)
- ユーザの管理と認証
- FreeIPA のインストレーションとSambaの統合
- ネットワークファイルシステム
4. 検証環境での確認
自分は Ubuntu 18.04 LTS で実際に FreeIPA / Samba の環境を作ってコマンドや、ヘルプなどからオプションを確認しました。
環境が新しすぎると Docker 等を用いて FreeIPA を入れるなどの手順になってしまい想定と違う形になってしますので、あえて 18.04 LTS で確認した感じです。
あと RHEL などもパッケージが不足していたり割りと手間がかかりそうだったので Ubuntu にしました。 環境は VirtualBox なり Hyper-V なり VMware Player なりで工夫すれば良いと思います。
学習の進め方
学習は基本的に上記 1, 2, 3 を取りまとめて、各コマンド・オプション、試験概要に書かれた内容に答えられることを確認してから試験に挑みました。
どうしても暗記重視になるところもあるので、そこは Quizlet (暗記カードのサービス) に内容をまとめて覚えた感じです。
※Quiezlet に関しては自分は AWS/GCP、Azure/365 系でも利用しているので暗記カード兼ノート代わり的な感じですね。
結果・感想
上記を大体1週間強やって合格しました。
前提として自分は UNIX/Linux 系のサーバ設計・構築・運用に10年以上関わっていたので前提知識があるから短期間で出来た感じです。
800満点中合格ラインが 500点以上で、自分は 550点 だったのでギリギリですけどね・・・(汗
あと試験の問題の日本語が意味わからん・・・となった時は英語の方をみましょう。。
以上、参考までに。
2022/11/26 追記
LinuC Lv3-300 の方も取得しました。
自分は OpenLDAP +α を追加で学習するだけでいけましたが、普通に ping-t とかだけだと厳しいと思います。素直に 茶本 or 黒本 などの参考書も合わせて受けた方が良いと思いました。
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